クリーンルームの基礎から作業員管理,局所高清浄度域の確保・維持までを詳解!

わかりやすいクリーンルーム総合講座
~歩留まり向上のための改善ポイント~

※受付を終了しました。

通信講座概要
略称
クリーンルーム総合講座
通信講座No.
ce190501
開催日
2019年05月21日(火)
講師
新日本空調(株) 技術本部 技術企画部 参事 水谷 旬 氏
講師の経歴
【専門】
 クリーンルームに関する研究・開発全般(特に工業用クリーンルーム),
 プレゼンテーション,人材育成。
【資格】
 エネルギー管理士,環境計量士(騒音・振動関係),TOEIC765点。
【略歴】
 1980年代より,主にクリーンルームに関する研究・開発に従事。
 現在は,長年の成果品の情報整備と活用,技術営業,社内外教育,社内教育プログラム設計,社内プレゼンテーション講師,学協会活動,講演,執筆,通信教育(社外),知的財産権管理等を行っている。講演回数59回(累計388.0時間),執筆87件,通信教育12件.
【学協会活動】
・ISO/TC国内委員会委員(日本空気清浄協会)
・JIS B 9920 改正原案作成委員会 本委員会委員
・「クリーンテクノロジー」誌 編集委員
【著書・執筆】
多数あり
価格
[一般価格]
1名で受講した場合:  50,906円 (本体価格:46,278円)
2名で受講した場合:  50,906円 (本体価格:46,278円)
3名で受講した場合:  66,000円 (本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  22,000円 (本体価格:20,000円)

[会員価格]
1名で受講した場合:  50,906円 (本体価格:46,278円)
2名で受講した場合:  50,906円 (本体価格:46,278円)
3名で受講した場合:  66,000円 (本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  22,000円 (本体価格:20,000円)
価格関連備考
1口2名まで49,980円(税込)
※同一法人より3名以上受講の場合、1名につき21,600円(税込)でご受講いただけます。  
スケジュール
※請求書はお申し込みを受理次第、発送させていただきます。

5月21日(火) 第1講 テキスト配本
6月21日(金) 第1講 演習問題回答締切(必着)  第2講テキスト配本
7月22日(月) 第2講 演習問題回答締切(必着)  第3講テキスト配本
8月22日(木) 第3講 演習問題回答締切(必着)
9月12日(木) 修了書送付
趣旨
 この通信講座では、クリーンルームに関する知識を総合的に高め、さらにその応用として、製品の歩留まり向上に結び付く様々な考え方(理論)とコツ(実践)のわかりやすい解説を通して、実務への即応力を身に付けることを第一の目的とする。
 現在では、省エネのために、“必要な場所に、過不足のない清浄度レベルで”という要求があたりまえになってきている。しかし、製品廻りでこのような状態を確保・維持するにはどのようにすればよいのであろうか? この課題に何らかの指針を与えてみたいと思う。
プログラム

第1講 クリーンルームの一般知識と実状


【第1講のポイント】
 この第1講では、後に続く内容を理解するために、クリーンルームに関する重要な用語・事項を確認する。特に、クリーンルーム内の気流・塵埃の実状(流れ、発塵、拡散範囲)を見る。
 これらは、第3講で出てくる”局所高清浄度域の確保と維持”に重要な関わりを持ってくる。

1.清浄度を再確認する
  1-1 清浄度のイメージと定義
  1-2 現実は不均一?
2.クリーンルームの種類
  2-1 用途種類・空気の流し方による種類・構造による種類
3.クリーンルーム内の気流の実状
  3-1 クリーンルーム内の気流
  3-2 模擬製造装置廻りの気流
4.クリーンルーム内の塵埃・ミストの実状
  4-1 基本的な性質(気流との関係,拡散範囲)
  4-2 物や運動機構からの発塵

 【演習問題】

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第2講 作業員の管理と教育,クリーンルームの清掃,国内外関連規格の動向


【第2講のポイント】
 この第2講では、クリーンルームあるいはクリーンエリア内の主要発塵源の一つである人間(作業員)からの発塵機構を解明すると共に、その汚染防止の指針を探る。
 また、クリーンスーツ・クリーン手袋・エアシャワーなどについて、正しい認識が持てるようにする。併せて、クリーンルームの清掃について解説する。さらに、国内外関連規格の最新動向についても言及する。

5.クリーンルーム内の作業員管理と教育
  5-1 守るべき大原則
  5-2 適正な着用
  5-3 人の位置取り・適正な動作
  5-4 管理・教育の要点/注意点
  5-5 人からの発塵機構(内圧変動,摺動発塵,拡散範囲)
  5-6 クリーンスーツの選定方法・洗濯頻度・劣化
  5-7 クリーン手袋の扱い
  5-8 エアシャワーの効果
6.クリーンルームの清掃
  6-1 清掃の種類
  6-2 各部位の清掃方法・頻度・注意点
  6-3 クリーンルーム運転停止時の塵埃挙動
7.クリーンルームの国内外関連規格の最新動向
  7-1 ISO規格、JACA指針、JIS規格など。
       表面清浄化のコンセプト、清浄化の対象範囲、汚染とその原因。

 【演習問題】

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第3講 局所高清浄度域の確保と維持(含,対策指針),その他


【第3講のポイント】
 この第3講では、第1・2講で得た知識・知見に基づき、「局所高清浄度域の確保と維持」について解説する。
 そして、歩留まり向上への対策指針と、製造環境の改善事例も示す。
 最後に参考文献紹介を付す。

8.局所高清浄度域の確保と維持
  8-1 給排気バランスと流線の制御
  8-2 クリーンベンチ内とその周辺気流の制御
  8-3 異風速吹出し
  8-4 垂直一方向流域と非一方向流域との境界(気流性状,塵埃拡散)
  8-5 各種吹出口による気流性状,除塵能力
  8-6 可搬式クリーンブースの clean up 特性
  8-7 FFU吹出しゾーン内の清浄度確保と維持
  8-8 室間差圧(気流性状,風速分布,塵埃拡散)
  8-9 まとめ
9.さらなる清浄化への指針(対策)
  9-1 微小塵埃/ミスト/気流を見える化(可視化)→ そして対策へ
  9-2 普遍的な対策コンセプト
  9-3 回避/除去/抑制の手順と考え方
  9-4 汚染対策の要点 → 製品の歩留まり改善へ
10.製造環境改善事例
  10-1 模擬機器または作業台廻りの気流性状改善
  10-2 クリーンベンチ奥の滞留解消
  10-3 クリーンベンチ内テーブルの改善
  10-4 狭い領域の清浄化
11.参考文献
  初級~上級者向けまで、主要なものを紹介。

 【演習問題】
 

キーワード
クリーンルーム,局所,クリーン化,洗浄度,歩留まり,通信教育,講座
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