溶解度パラメータ(SP値、HSP値)/表面エネルギーの基礎と微粒子の分散安定化への活用術

通信講座概要
略称
SP値・HSP値
通信講座No.
ce210704
開催日
2021年07月21日(水)
講師
山口大学 名誉教授 工学博士 大佐々 邦久 氏
【専門】
化学工学,微粒子工学
価格
[一般価格]
1名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
2名で受講した場合:  99,000円 (本体価格:90,000円)
3名で受講した場合:  132,000円 (本体価格:120,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  44,000円 (本体価格:40,000円)

[会員価格]
1名で受講した場合:  44,000円 (本体価格:40,000円)
2名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
3名で受講した場合:  66,000円 (本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  22,000円 (本体価格:20,000円)
価格関連備考
※請求書はお申し込みを受理次第、発送させていただきます。
スケジュール
・7月21日(水) 開講 第1講テキスト発送
・8月25日(水) 第1講 演習問題回答締切(必着) 第2講テキスト発送
・9月24日(金) 第2講 演習問題回答締切(必着) 第3講テキスト発送
・10月25日(月) 第3講 演習問題回答締切(必着)
・11月15日(月) 修了書送付予定
<受講にあたって>
※テキストは1~3講とも郵送しますが、回答は、Microsoft Word、 Excel(Microsoft Office2007~2016)形式で、電子メールで提出していただきます。
※各講の添削結果や模範解答なども、弊社から随時電子メールにて返信させていただきます。
趣旨
溶解度パラメータ(SP値)の考え方は、“Like attracts like.”、「類は友を呼ぶ」で表される。すなわちSP値の近いもの同士は,よく溶け,よくぬれ,よく付く。Hildebrandの定義によるSP値(1Dモデル)は,その後Hansenにより分子間力の三要素からなるHSP値(3Dモデル)へ拡張され多くの分野で活用されてきた。またBeerbowerらが提案した酸塩基項を含む拡張HSP値(4Dモデル)も,難分散性顔料の分散安定化評価などに採用されている。
本講では,化合物のHSP値および粒子のHDP値(Hansen Dispersibility Parameters)の基礎と最新の求め方について述べる。次いでHSP値・HDP値に加えて,これらと表裏一体の関係にある表面エネルギーや酸塩基度を取り上げ,分散剤/バインダーの選択や粒子の表面改質の評価に活かすことで,難分散性スラリーの分散安定性,ならびに塗布工程における付着性,成型性や乾燥性などにおける諸課題への対処法について、多くの事例を踏まえて説明する。
プログラム

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第1講 SP値・HSP値の基礎と溶解性/付着性への応用
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【習得できる知識】
 ≪第一講≫
・分散系における不安定化の要因
・化合物のHSP値および粒子のHDP値の基礎と求め方
・溶解性および付着性/接着性への応用

1.分散系の不安定性とSP値/HSP値の基礎
  1.1 分散系の不安定性の要因
  1.2 HildebrandのSP値と相互作用パラメータ
  1.3 HSP値と相互作用距離およびHansen球/Teas線図
  1.4 HSP値の酸塩基項と4Dモデル
2.化合物のSP値・HSP値の求め方
  2.1 原子団寄与法によるHSP値の計算とHSPiPの利用法
  2.2 インバースガスクロマトグラフィー法によるスクリーニング
  2.3 溶解・膨潤法によるスクリーニング(複雑系:ダブルHansen球法)
3.粒子表面のDP値・HDP値のスクリーニング法による測定
  3.1 凝集/沈降法および接触角法
  3.2 インバースガスクロマトグラフィー法
  3.3 低磁場パルスNMR法
4.溶解性および付着性/粘着性の評価法と応用例
  4.1 SP値/DP値による評価と応用例
  4.2 相互作用距離を用いた評価と応用例
  4.3 Hansen球を用いた評価と応用例

【演習問題・添削】

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第2講 ぬれ/分散化および安定化のポイントと塗布膜の乾燥性への応用
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【習得できる知識】
≪第二講≫
・表面張力/表面エネルギーの測定法とぬれ/分散化への応用
・塗布工程における乾燥性の不安定化と対策
・高分子分散剤,特にポリマーブラシによる立体反発安定化

1.粒子のぬれ/分散化におけるポイント
  1.1 SP値/DP値によるぬれ分散化の評価法
  1.2 表面張力/表面エネルギーの基礎と良溶媒の選択
   (1)拡張ぬれとwetting envelope
   (2)浸漬ぬれと良溶媒の選択
  1.3 表面張力/表面エネルギーと成分項の測定法
   (1) 接触角法
   (2) インバースガスクロマトグラフィー法
2.粒子の安定化におけるポイント
  2.1 van der Waals引力とHamaker定数
  2.2 DLVO理論と静電反発安定化
  2.3 分散剤,特にポリマーブラシを用いた立体反発安定化
  2.4 非DLVO力と相互作用力の測定法
   (1) 溶媒和力
   (2) 疎水性引力
   (3) 枯渇相互作用力
3.塗布膜の乾燥特性と不安定化への対策
  3.1 乾燥曲線と定率乾燥速度/減率乾燥速度
  3.2 濃度むらと温度むらによる不安定化
  3.3 表面調整剤(レベリング剤)とその他の工夫

【演習問題・添削】

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第3講 界面活性剤/分散剤の最適選択法よび表面改質と応用
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【習得できる知識】
≪第三講≫
・高分子分散剤および界面活性剤の種類と選択法
・粒子の表面改質法と応用例
・スラリーの流動特性と塗布性/成型性およびチキソ剤の選択

1.高分子分散剤の働きと選択指針
  1.1 高分子分散剤の選択指針
  1.2 高分子分散剤の吸着特性
  1.3 酸塩基相互作用パラメータを用いた吸着性/付着性の評価
2.粒子の表面改質法と評価例
  2.1界面活性剤による表面改質の応用例
   (1) 界面活性剤の種類とHLB値の求め方
   (2) 親水化/疎水化処理と表面改質例
  2.2 カップリング剤を用いた表面改質と応用例
  2.3 グラフト重合法による表面改質と応用例
3.スラリーの分散安定性評価とチキソ剤の選択法
  3.1 スラリーの中間検査と製品の最終検査
  3.2 超音波スペクトロスコピー法
  3.3 レオロジー法
   (1) 流動曲線とチクソトロピー
   (2) スラリーの動的粘弾性
  3.4 チキソ(粘弾性調整)剤の役割と選択

【演習問題・添削】

キーワード
溶解度パラメータ(SP値・HSP値),分散剤,表面改質,塗布性,乾燥性,研修,通信教育
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