経時変化の基礎(容器との相性など)、化学反応、分析化学(規格 設定、品質保証の考え方など)、
におい、色の変化、析出・再結晶、発汗、分離など…トラブル事例、計算化学による安定性の予測を紹介しながら解説いたします!

化粧品の回収・クレームを生じさせない安定性試験の進め方
好評のセミナーが通信教育講座として開講いたしました!

※受付を終了しました。

通信講座概要
略称
化粧品安定性試験
通信講座No.
ce220102
開催日
2022年01月21日(金)
講師
国内化粧品企業 事業推進部 マネージャー 鈴木 としひこ 氏

《専門》 有機合成化学、計算化学
《所属》 日本化粧品技術社会、コスメ倶楽部、日本防菌防黴学会会員、日本毛髪科学協会
《協賛》 化粧品成分協会
価格
[一般価格]
1名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
2名で受講した場合:  99,000円 (本体価格:90,000円)
3名で受講した場合:  132,000円 (本体価格:120,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  44,000円 (本体価格:40,000円)

[会員価格]
1名で受講した場合:  44,000円 (本体価格:40,000円)
2名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
3名で受講した場合:  66,000円 (本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  22,000円 (本体価格:20,000円)
価格関連備考
※請求書はお申し込みを受理次第、発送させていただきます。
スケジュール
1月21日(金) 開講 第1講テキスト発送
2月22日(火) 第1講 演習問題回答締切(必着) 第2講テキスト発送
3月22日(火) 第2講 演習問題回答締切(必着) 第3講テキスト発送
4月21日(木) 第3講 演習問題回答締切(必着)
5月13日(金) 修了書送付予定

<受講にあたって>
※テキストは開講時に郵送しますが、回答は、Microsoft Word、 Excel(Microsoft Office2007~2016)形式で、電子メールで提出していただきます。
※各講の添削結果や模範解答なども、弊社から電子メールにて返信させていただきます。
趣旨
化粧品の商品開発、評価試験を担当しています。
近年化粧品の需要は国内・海外を含めて増えています。
回収・クレームを生じさせない商品開発をするには効率的な設計・安定性試験が必要です。

そこで、わかりやすく経時変化の基礎(容器との相性など)、化学反応、分析化学(規格設定、品質保証の考え方など)、におい、色の変化、析出・再結晶、発汗、分離についてトラブル事例、計算化学による安定性の予測を紹介しながら説明していきます。
プログラム

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第1講:化粧品経時変化・分析化学の基礎
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【趣旨】
 経時変化の種類。化学反応の原理および傾向、反応速度論、アレニウス式から原料の選択から評価方法について説明する。

 品質保証において重要な規格設定および管理方法の該当について説明し、演習問題ではクレーム事例や加速安定性の計算方法について学ぶ。

【プログラム】 
 0.緒言

 1.経時変化
  1-1.化学的変化
  1-2.物理的変化
  1-3.生物的変化

 2.化学反応
  2-1.アセタール生成の反応性
  2-2.アセタール生成の反応機構
  2-3.反応因子(求電子剤 求核剤)
  2-4.反応速度論
  2-5.アレニウス式

 3.分析・管理
  3-1.基剤の安定性
  3-2.保存安定性試験条件
  3-3.測定機器
  3-4.測定上注意点
  3-5.数値の妥当性
  3-6.規格設定
  3-7.上流管理
  3-8.単体安定性情報管理
 《演習問題》

 

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第2講:安定性による商品の回収、クレームトラブル回避の方法
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【趣旨】
 経時変化でクレーム繋がるような現象「におい、色、析出・再結晶、発汗、分離」の基本原理原則について説明する。

 実際のクレーム事例および対処法について演習問題にて対策について学ぶ。

【プログラム】
 4.においの変化 

  4-1.においのしくみ
  4-2.においの種類と官能基
  4-3.悪臭
  4-4.処方上の注意

 5.色の変化
  5-1.色のしくみ
  5-2.顔料と染料
  5-3.有機物質の色
  5-4.無機物質の色
  5-5.処方上の注意

 6.析出、再結晶
  6-1.固体とは
  6-2.再結晶のしくみ
  6-3.処方上の注意

 7.発汗
  7-1.発汗のしくみ
  7-2.処方上の注意

 8.分離
  8-1.エマルションの崩壊
  8-2.クリーミング
  8-3.凝集
  8-4.吸着
  8-5.合一
  8-6.オスワルド熟成
  8-7.処方上の注意
 《演習問題》



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第3講:計算化学による安定性の予測
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【趣旨】
 有機概念図により成分単体の傾向・性質について学び、界面活性剤・あぶらについて解析し乳化安定性(最適な乳化方法)について説明する。

 演習問題では用語、使用感への影響L・水への溶けやすさを示すHLBなどの計算例について学ぶ。


【プログラム】
 9.計算化学による安定性の予測
  9-1.有機概念図
  9-2.界面活性剤
  9-3.あぶら
  9-4.計算化学による乳化予測
 

《演習問題》

キーワード
化粧品,安定性,基準,処方,開発,製剤,品質,講習会,研修会,講習会,セミナー
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