★皮膚の基礎から皮膚計測技術の原理・測定方法、官能評価まで商品開発へ生かせるヒントが満載です!
★皮膚の水分量、水分蒸散量、柔軟性・弾力性、皮膚の表面形態、皮膚色などの測定方法とは?
★近年、美容皮膚科学の分野に急速に進展している画像解析技術についても解説!

皮膚測定の基礎および定量的評価・官能評価のポイント

※受付を終了しました。

通信講座概要
略称
皮膚測定
通信講座No.
ce220104
開催日
2022年01月21日(金)
講師
元東京工科大学応用生物学部 実験講師 秋本眞喜雄 氏

《専門》
皮膚計測技術・色彩科学

《略歴》
1978年 3月 関東学院大学大学院工学研究科修士課程修了
1983年 4月 通商産業省工業技術院電子技術総合研究所流動研究員(1990年3月)
1990年 4月 早稲田大学教育学部生物学教室研究員(1995年6月)
1995年 7月 日本医科大学医学部助手(1999年11月)
1999年12月 関東学院大学工学総合研究所研究員(2019年3月)
2008年 4月 東京工科大学応用生物学部実験講師(2019年3月)                        
現在、生体計測技術、色彩科学の啓蒙活動を展開中          

《受賞歴》
2003年8月 企画賞: 電気学会 平成14年 電子・情報・システム部門大会
「皮膚計測の新しい展開」
2008年8月 演題賞: 第29回日本美容皮膚科学会 総会・学術大会
「皮膚色評価指標のための均等色空間の有用性の検討」
2018年12月 優秀ポスター発表賞: 第3回国際ICT利用研究学会全国大会
「白色LEDランプの演色性評価方法の検討」
価格
[一般価格]
1名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
2名で受講した場合:  99,000円 (本体価格:90,000円)
3名で受講した場合:  132,000円 (本体価格:120,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  33,000円 (本体価格:30,000円)

[会員価格]
1名で受講した場合:  44,000円 (本体価格:40,000円)
2名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
3名で受講した場合:  66,000円 (本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  22,000円 (本体価格:20,000円)
価格関連備考
※請求書はお申し込みを受理次第、発送させていただきます。
スケジュール
1月21日(金) 開講 第1講テキスト発送
2月22日(火) 第1講 演習問題回答締切(必着) 第2講テキスト発送
3月22日(火) 第2講 演習問題回答締切(必着) 第3講テキスト発送
4月21日(木) 第3講 演習問題回答締切(必着)
5月13日(金) 修了書送付予定

<受講にあたって>
※テキストは開講時に郵送しますが、回答は、Microsoft Wordで、電子メールで提出していただきます。
※各講の添削結果や模範解答なども、弊社から電子メールにて返信させていただきます。
趣旨
 皮膚は眼に見え触れることのできる最大の臓器である。このため美容皮膚科学の分野では科学的機器の導入が遅れてきたが、測定してみると視覚では捉えられない微妙な違いまで把握することができ、機器測定の有効性が示されてきた。そこで、本通信講座では皮膚の機器測定の基礎から応用までを理解することを目的とし、3回に分けて解説する。各講の最後には内容の理解度の確認のために、演習問題を付加し、解答は添削によりきめ細かな対応ができるように努めた。第1講は皮膚の基礎、第2講は皮膚測定の原理から実務、第3講は官能評価および皮膚測定の発展としての画像解析技術とした。本講座の内容は、美容皮膚科学の領域だけでなく、製品の品質管理やソフトウェア、IT技術の開発にも対応でき、幅広い応用に期待できると考えている。                       
プログラム

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第1講:皮膚の基礎
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【趣旨】
 皮膚の測定技術を理解するためには皮膚の構造や機能ついて知る必要がある。第1講では皮膚の構造や各種の機能についての基礎的な内容について解説する。皮膚は生体の中で最大の面積、重量を有する臓器であり、体内と外界の環境を隔て生体の恒常性を維持する重要な役割を果たしている。その役目を果たすためにさまざまな機能をもち、それを実現するための複雑な構造を有している。本講では皮膚の構造とこれらの各種の機能について解説する。また、皮膚計測の利点や用語の意味などについて解説する。

【プログラム】

1. 美容皮膚科学の現状 

2. 皮膚の構造と機能
 2.1 皮膚の構造
 2.2 皮膚のバリア機能
 2.3 皮膚のpHの維持機能 

3. 皮膚の機器測定の必要性  

4. 皮膚測定の方法論と独特な用語 
 

 《演習問題》

 

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第2講:皮膚測定の機器選定から測定
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【趣旨】
第2講は各種皮膚計測技術の原理や測定方法、機器選定の留意点などについて解説する。皮膚の機器測定には多くの測定項目があるが、目的とする測定項目を直接機器により測定する方法を主に記載するが、試料を採取した後に分析・解析する間接的な手法についても解説する。直接皮膚の状態を測定する方法として、皮膚表面の水分量、皮膚の水分蒸散量、柔軟性・弾力性、皮膚の表面形態、皮膚色などの項目を中心に解説する。また、間接的な測定手法として、レプリカによるキメの解析などについても解説する。さらに、紫外線の定義や防止効果について解説する。


【プログラム】
1. 角質層の構造

2. 角質層内の水分量の測定                           
 2.1 角層内の水分の状態                            
 2.2角層の水分量の測定原理と測定機器                     
 2.3角層水負荷試験の測定原理と測定結果                    

3. 経表皮水分蒸散量の測定原理                         
 3.1 経表皮水分蒸散量の測定機器と測定例                    

4. 皮膚の弾力性測定の機器と測定例                       

5. 皮膚表面の測定                               
 5.1 キメのレプリカによる評価と画像技術による測定の比較            
 5.2 シミの定義と画像技術による定量化の例                   
 5.3 皮膚の光学特性と皮膚色の関係                       
 5.4 皮膚色の測定原理と測定例                         
 5.5 従来の色差式の定義と新しい色差式の性能比較                

6. 紫外線の定義                                
 6.1 紫外線の皮膚への影響                           
 6.2 日焼け防止効果の表現 

 《演習問題》


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第3講:官能評価方法および画像解析技術
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【趣旨】
 皮膚の測定や評価は必ずしも機器による測定だけではない。印象や感覚など官能評価も重要な項目であり、各種の官能評価法について解説する。さらに、近年、美容皮膚科学の分野に急速に進展している画像解析技術について解説する。画像解析することにより表面形態など様々な解析が可能である。視覚情報を標準化された画像に基づいて扱うことで忠実な色再現を活用した高度な画像解析が可能となり、人工知能やIoT技術とともに遠隔美容医療に極めて重要な分野である。また、解析を実施するためのソフトウェアも重要である。専門的なソフトウェアだけではなく、誰もが簡単に利用できる汎用性も重要な性質であり、これらの技術について解説する。


【プログラム】

1. 官能検査の定義と方法論
 1.1 感覚量の性質
 1.2 官能検査の種類と特徴

2. 測定値の信頼性と妥当性
 2.1 測定値の単位と国際単位系・心理物理量との関係

3. 皮膚測定における画像解析技術への発展
 3.1 画像技術における撮像素子・ディスプレイ・白色LEDの特性
 3.2 画像解析技術の有用性
 3.3皮膚測定のソフトウェアの種類と特徴

4. 皮膚測定におけるガイドライン・法規制


《演習問題》

キーワード
皮膚、美容皮膚科学、バリア機能、皮膚測定、計測技術、水分量、弾力性、官能評価、画像解析
フリーワード検索