実際のデータの解釈やゲル化・増粘効果を評価する便利な測定法が学べる!

増粘・ゲル化剤の特性と測定/評価法
~ゲル化・増粘効果の評価法/粘弾性データの見方・評価法~

※受付を終了しました。

通信講座概要
略称
増粘・ゲル化剤
通信講座No.
ce220603
開催日
2022年06月20日(月)
講師
京都大学 名誉教授 工学博士 松本 孝芳 氏
《ご専門》:高分子科学、 レオロジー
備考
◆本講座は3ヶ月コースの通信教育講座です。
 開講日から弊社より毎月(計3回)テキストを郵送します。

◆テキストに付属する演習問題に解答していただき、講師が添削します。
 模範解答と一緒に添削が終わった解答用紙を弊社からご返送します。
 解答用紙の送付・返送やご質問は基本的に全てmailでやり取りさせていただきます。
価格
[一般価格]
1名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
2名で受講した場合:  99,000円 (本体価格:90,000円)
3名で受講した場合:  132,000円 (本体価格:120,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  44,000円 (本体価格:40,000円)

[会員価格]
1名で受講した場合:  44,000円 (本体価格:40,000円)
2名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
3名で受講した場合:  66,000円 (本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  22,000円 (本体価格:20,000円)
価格関連備考
※請求書はお申し込みを受理次第、発送させていただきます。
スケジュール
6月20日(月) テキスト配本。学習開始。
7月19日(火) 第1講の演習問題提出締切り。第2講の学習開始。
8月19日(金) 第2講の演習問題提出締切り。第3講の学習開始。
9月20日(火) 第3講の演習問題提出締切り。
10月11日(火) 修了書送付(第3講まで解答提出された方のみ)

<受講にあたって>
※テキストは1~3講とも郵送しますが、回答は、Microsoft Word、 Excel(Microsoft Office2007~2016)形式で、電子メールで提出していただきます。
※各講の添削結果や模範解答なども、弊社から随時電子メールにて返信させていただきます。
趣旨
 ゲル化剤や増粘剤は多くの産業分野で広く利用されている。両者ともに主にゲル化や粘度を調整するために使用される。ゲル化剤・増粘剤の多くは高分子物質であり、その種類も多様である。従ってゲル化・増粘効果を有効的に発揮する方法も、分子量、濃度、温度、更にはその取り扱う条件で多様に異なり、統一的理解が困難である。
 本通信講座では、ゲル化剤、増粘剤の種類について述べるとともに、多くのゲル化・増粘剤の効果を統一的に理解するための機構を、現象論的にさらには分子的観点から解説する。またそれらを統一的に理解する評価法について解説する。また適宜、上記のことを理解するための基礎的事項についても解り易く解説する。
プログラム

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 第1講 ゲル化・増粘剤の分類と特性
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 1.ゲル化剤、増粘剤の分類
  1.1 高分子系
   1.1.1 天然高分子系
   1.1.2 天然高分子誘導体
   1.1.3 合成高分子
  1.2 無機微粒子系
  1.3 低分子ゲル化剤
 2.代表的なゲル化・増粘剤の特性・用途
  2.1 多糖類
   2.1.1 単純多糖
   2.1.2 複合多糖
  2.2 セルロース誘導体
  2.3 デンプン誘導体
  2.4 キチン・キトサン誘導体
  2.5 合成高分子
  2.6 無機微粒子系
  2.7 低分子ゲル化剤
                   【演習問題】

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 第2講 ゲル化・増粘機構とその原動力
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 1.増粘・ゲル化の原動力
  1.1 増粘・ゲル化機構
  1.2 分子間相互作用について
 2.粘性の起源
  2.1 ニュートン流動、非ニュートン流動
  2.2 粘度の濃度依存性
   2.2.1 球状粒子系
   2.2.2 回転楕円体・棒状粒子系
 3.弾性の起源
  3.1 理想弾性変形、非理想弾性変形
  3.2 弾性の起源に関する更に深い考察―エネルギー弾性とエントロピー弾性―
 付録 重力と電気的力の大きさ比べ
                   【演習問題】
 
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 第3講 ゲル化剤・増粘剤の効果 ~レオロジーの共通語で理解・評価する~
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 1.ゲル化剤・増粘剤の効果とレオロジーの共通語
  1.1 レオロジーの共通語とは
  1.2 緩和時間について
   1.2.1 応力緩和
   1.2.2 緩和時間とタイムスケールの関係
  1.3 緩和時間の分布とレオロジー関数
  1.4  動的粘弾性―正弦ひずみに対する応答―
  1.5 長時間緩和
 2.実際のデータ例
  2.1 カルボキシメチルセルロース系
  2.2 アルギン酸溶液系
  2.3 カードラン溶液系
  2.4 キチン・キトサン誘導体系
  2.5 サクシノグリカン系
  2.6 球状たんぱく質コロイド系
  2.7 合成高分子系
  2.8 繊維状粒子分散系
  2.9 低分子ゲル化剤系
 3.経時変化を評価する便利な測定法
                   【演習問題】

 

キーワード
ゲル,増粘.レオロジー,粘性,通信教育,講座
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