★使いやすい製品開発とそのための評価の具体的な方法と進め方を,人間工学の視点から事例を交えて分かりやすく解説します!

人間工学の基本と使いやすさの定量化

※受付を終了しました。

通信講座概要
略称
使いやすさ
通信講座No.
ce220704
開催日
2022年07月22日(金)
講師
大阪公立大学 名誉教授 医学博士 岡田 明 氏

<ご専門>
 人間工学

<学協会等>
 日本人間工学会,日本生理人類学会,日本デザイン学会,人類働態学会,他
講師の経歴
 千葉大学大学院工学研究科修士課程修了,日本大学医学部,千葉大学工学部,大阪市立大学生活科学部を経て,大阪市立大学大学院生活科学研究科教授,2020年より現職
 人類働態学会会長,日本人間工学会理事,日本生理人類学会理事,日本デザイン学会理事等を歴任.
価格
[一般価格]
1名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
2名で受講した場合:  99,000円 (本体価格:90,000円)
3名で受講した場合:  132,000円 (本体価格:120,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  44,000円 (本体価格:40,000円)

[会員価格]
1名で受講した場合:  44,000円 (本体価格:40,000円)
2名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
3名で受講した場合:  66,000円 (本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  22,000円 (本体価格:20,000円)
価格関連備考
※請求書はお申し込みを受理次第、発送させていただきます。
スケジュール
●7月22日(金) テキスト配本。学習開始。
●8月23日(火) 第1講の演習問題提出締切り。第2講の学習開始。
●9月22日(金) 第2講の演習問題提出締切り。第3講の学習開始。
●10月24日(月) 第3講の演習問題提出締切り。
●11月14日(月) 修了書送付(第3講まで解答提出された方のみ)

<受講にあたって>
※テキストは開講時に郵送しますが、回答は、Microsoft Word、 Excel(Microsoft Office2010~2019)形式で、電子メールで提出していただきます。
※各講の添削結果や模範解答なども、弊社から電子メールにて返信させていただきます。
趣旨
 使いやすく快適で安全な製品は,超高齢社会を迎えユニバーサルデザインが浸透しつつある現代において強く求められるものといえます.しかし,そうしたモノづくりを遂行している企業は必ずしも多くはありません.その背景には,それを行うためのコストや労力に見合うだけの企業のメリット,すなわち超高齢社会においてもユーザに支持され売れるモノづくり,企業の大きな損失につながる製品事故やトラブルを生じさせないモノづくりの方法が必ずしも見えていないことも挙げられます.そうしたモノづくりを実現するためには,多様なユーザの心身機能や感性などのニーズやデータを捉えながら,それらを設計値に落し込む必要があります.しかし,ユーザのニーズや心身機能を計測しようとしても,適切なプロセスを踏まなければ正しいデータは導けません.また,こうしたデータは適切に翻訳しなければ設計値にはなりません.
 この講座では,ユーザのデータに基づいた使いやすい製品開発とそのための評価の具体的な方法と進め方を,人間工学の視点から事例を交えて分かりやすく解説します.
 
プログラム

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第1講:人間工学はモノづくりにどう役立つのか?
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<講座趣旨>
 第1講では本講座のイントロダクションおよび基礎段階として,ユニバーサルデザインや高齢者対応デザインを含む使いやすいモノづくりの基本的な考え方と進め方を,人間工学に基づき事例を交えながら解説します.

<プログラム>

第1章 使いやすさと人間工学
  1.1 はじめに
  1.2 本論に先立つこんな事例
  1.3 使いやすさ設計がもたらす企業にとってのメリット
  1.4 人間工学とユニバーサルデザイン

第2章 良い設計・悪い設計
  2.1 何が良い/悪いを決めるのか
  2.2 事例紹介

【参考になる本の紹介(1)】

【演習問題】

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第2講:使いやすさの定量化のためのヒトのデータの導き方
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<講座趣旨>
 使いやすさの定量化を進めていくためには,まずそれを裏付けるヒトの客観的データやニーズを捉える必要があります.しかし,どんなに優れた計測方法を用いたとしても,その計測のための計画が適切でなければ有効なデータ取得に失敗します.アンケートやインタビューでユーザのニーズを捉えたとしても,ユーザも意識しない隠れたニーズの方が魅力的なモノづくりの決め手になることもあります.この第2講では,これら有効で失敗のないヒトのデータを捉えるための具体的な方法を解説します.

<プログラム>

第3章 ヒトのデータを引出すための調査方法
  3.1 使いやすさ設計に反映する心身機能のデータ事例
  3.2 データの引用
  3.3 ユーザニーズの引出し方
  3.4 顕在ニーズと潜在ニーズ
  3.5 ユーザニーズの取違いを避けるポイント

第4章 ヒトの計測方法
  4.1 心理と生理に基づく計測の種類
  4.2 生理計測の目的と方法
  4.3 ヒトの計測を失敗しないための考慮点とコツ

【参考になる本の紹介(2)】

【演習問題】

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第3講: ヒトのデータを設計値に落し込む
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<講座趣旨>
 使いやすさの定量化を図る目的は,それに基づく具体的な設計値に落し込むことにより,魅力的なモノをつくることにあるはずです.しかし,そのためのヒトの定量データが得られたとしてもそれがそのまま設計値にはなりません.それを設計値の形に適切に翻訳しなければなりません.この第3講では,その具体的な手法を解説すると共に,こうした使いやすさの定量化に関わる今後の動向や課題についても紹介します.

<プログラム>

第5章 ヒトのデータを設計値に翻訳する
  5.1 ヒトのデータを設計値に落し込むまでのプロセス
  5.2 適用を誤らないためのデータの解釈
  5.3 設計値に落し込むためのデータの変換
  5.4 設計上の矛盾を避けるトレードオフのクリア

第6章 使いやすさの定量化に関わる動向と課題
  6.1 計測評価の具体的事例
  6.2 快適性と機能低下の矛盾
  6.3 長期持続型トータルデザイン
  6.4 人材の育成

【参考になる本の紹介(3)】

【演習問題】

キーワード
人間工学、使いやすさ、定量化、心理、計測、設計、講座、ユーザ、ニーズ、ユニバーサルデザイン
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