★使いやすい製品開発とそのための評価の具体的な方法と進め方を,人間工学の視点から事例を交えて分かりやすく解説します!
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第1講:人間工学はモノづくりにどう役立つのか?
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<講座趣旨>
第1講では本講座のイントロダクションおよび基礎段階として,ユニバーサルデザインや高齢者対応デザインを含む使いやすいモノづくりの基本的な考え方と進め方を,人間工学に基づき事例を交えながら解説します.
<プログラム>
第1章 使いやすさと人間工学
1.1 はじめに
1.2 本論に先立つこんな事例
1.3 使いやすさ設計がもたらす企業にとってのメリット
1.4 人間工学とユニバーサルデザイン
第2章 良い設計・悪い設計
2.1 何が良い/悪いを決めるのか
2.2 事例紹介
【参考になる本の紹介(1)】
【演習問題】
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第2講:使いやすさの定量化のためのヒトのデータの導き方
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<講座趣旨>
使いやすさの定量化を進めていくためには,まずそれを裏付けるヒトの客観的データやニーズを捉える必要があります.しかし,どんなに優れた計測方法を用いたとしても,その計測のための計画が適切でなければ有効なデータ取得に失敗します.アンケートやインタビューでユーザのニーズを捉えたとしても,ユーザも意識しない隠れたニーズの方が魅力的なモノづくりの決め手になることもあります.この第2講では,これら有効で失敗のないヒトのデータを捉えるための具体的な方法を解説します.
<プログラム>
第3章 ヒトのデータを引出すための調査方法
3.1 使いやすさ設計に反映する心身機能のデータ事例
3.2 データの引用
3.3 ユーザニーズの引出し方
3.4 顕在ニーズと潜在ニーズ
3.5 ユーザニーズの取違いを避けるポイント
第4章 ヒトの計測方法
4.1 心理と生理に基づく計測の種類
4.2 生理計測の目的と方法
4.3 ヒトの計測を失敗しないための考慮点とコツ
【参考になる本の紹介(2)】
【演習問題】
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第3講: ヒトのデータを設計値に落し込む
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<講座趣旨>
使いやすさの定量化を図る目的は,それに基づく具体的な設計値に落し込むことにより,魅力的なモノをつくることにあるはずです.しかし,そのためのヒトの定量データが得られたとしてもそれがそのまま設計値にはなりません.それを設計値の形に適切に翻訳しなければなりません.この第3講では,その具体的な手法を解説すると共に,こうした使いやすさの定量化に関わる今後の動向や課題についても紹介します.
<プログラム>
第5章 ヒトのデータを設計値に翻訳する
5.1 ヒトのデータを設計値に落し込むまでのプロセス
5.2 適用を誤らないためのデータの解釈
5.3 設計値に落し込むためのデータの変換
5.4 設計上の矛盾を避けるトレードオフのクリア
第6章 使いやすさの定量化に関わる動向と課題
6.1 計測評価の具体的事例
6.2 快適性と機能低下の矛盾
6.3 長期持続型トータルデザイン
6.4 人材の育成
【参考になる本の紹介(3)】
【演習問題】