◆本講座は3ヶ月コースの通信教育講座です。
 弊社より毎月(計3回)テキストを郵送します。

◆テキストに付属する演習問題に解答していただければ、その解答用紙を講師が添削します。
 模範解答と一緒に添削が終わった解答用紙を弊社からご返送します。
 解答用紙の送付・返送やお問い合わせは基本的に全てEメールでやり取りさせていただきます。

実務英語ライティング ~単語/フレーズ、文・パラグラフ、Eメール~
◆実務で活用できる、各種のポイント抑えた別冊付録つき◆

☆外国人が違和感なく自然に読める実務英文(特に科学・技術系の英文)を書けるようになるためのポイントを、ライティングの各段階を追って、特に日本人の弱点を中心に解説!

※受付を終了しました。

通信講座概要
略称
英語ライティング
通信講座No.
ce230604
開催日
2023年06月19日(月)
講師
(有)平井ランゲージ・サービシズ 代表取締役社長 平井 通宏 氏
価格
[一般価格]
1名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
2名で受講した場合:  99,000円 (本体価格:90,000円)
3名で受講した場合:  132,000円 (本体価格:120,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  44,000円 (本体価格:40,000円)

[会員価格]
1名で受講した場合:  44,000円 (本体価格:40,000円)
2名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
3名で受講した場合:  66,000円 (本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  22,000円 (本体価格:20,000円)
価格関連備考
※請求書はお申し込みを受理次第、発送させていただきます。
スケジュール
6月19日(月) 開講 第1講テキスト発送
7月19日(水) 第1講 演習問題回答締切(必着) 第2講テキスト発送
8月18日(金) 第2講 演習問題回答締切(必着) 第3講テキスト発送
9月19日(火) 第3講 演習問題回答締切(必着)
10月11日(水) 修了書送付予定

<受講にあたって>
※テキストは開講時に郵送しますが、回答は、Microsoft Wordで、電子メールで提出していただきます。
※各講の添削結果や模範解答なども、弊社から電子メールにて返信させていただきます。
趣旨
 この講座では、外国人が違和感なく自然に読める実務英文(特に科学・技術系の英文)を書けるようになるためのポイントを、ライティングの各段階を追って、特に日本人の弱点を中心に解説します。
 第1講では、先ず日本語と英語の相違点を認識した上で、句読法から始まり単語/フレーズレベルでの留意点を、文法/語法の復習の形で勉強します。これらの段階での間違いを極力つぶすことによって、一見して日本人が書いたと分かる印象を払拭することができます。
 第2講では、日本語の構成や発想を離れ、英語での作文作法に従って英文を書く方法を、文レベルのさまざまなルールおよびパラグラフのまとめ方を中心に学習します。
 第3講では、パラグラフからさらに大きなまとまった文章/文書を書くための修辞法や構成法を学習します。さらに、最近技術者にも需要が高まっている E メールの書き方について、仕事上での感情的問題や行き 違いを避けるポイントを中心に勉強します。
 また、テキストの他に「ビジネス通信文における要注意英語表現」、「Eメール、SNSなどでよく使われるカジュアルな表現」、「他者に行動を起こさせる動詞の構文形」、「説明や情報伝達によく使われる動詞とその構文」、「同格の接続詞thatを伴うことができる主な名詞」など、その他20種類以上のポイントを抑えた実務で活用できる別冊の付録も配布します。
プログラム

第1講 実務英語ライティングの基本 Ⅰ: 単語/フレーズ

第1章 導入

 1.1 実務英語の概要: 定義、特徴および目的
  ・実務コミュニケーションとは
  ・実務英語の特徴
  ・実務コミュニケーションの目的および目標
 1.2 日本文と英文の構造的違い
  ・日本語と英語のコミュニケーション・スタイルの違い
  ・日本語文と英語文の論理構造の違い
  ・翻訳とテクニカル(実務)ライティングの違い
 1.3 実務英語ライティングの要件
  ・実務コミュニケーションの要件
  ・ Readable であること
 1.4 実務英語ライティングで必要とされる姿勢
  ・実務ライティングに要求されること
  ・実務ライティングで必要とされるアプローチ

第2章 文法・語法のおさらい(日本人の弱点を中心に)

 2.1句読法(含用字法)
  ・共通的ガイドライン
  ・イタリック体の用法
  ・コロン(:)の用法
  ・セミコロン(;)の用法
  ・コンマ(,)の用法で注意すべきもの
  ・数字;数量表記
 2.2 名詞(可算/不可算を中心に) 
  ・可算か不可算か
  ・複数形;複数名詞
  ・単数扱いか複数扱いか
  ・不可算名詞の数え方/測り方
 2.3 冠詞
  ・不定冠詞(a, an)の使い方
  ・定冠詞(the)の使い方
  ・冠詞をつけない場合
 2.4 前置詞および前置詞句
  ・注意すべき用法: 時間の起点/終点を含むか含まないか
  ・その他注意を要する前置詞の用法
  ・前置詞の省略
  ・日本語「...の」と英語の “of”
 2.5 動詞
  ・目的語としての動名詞と不定詞の使い分け
  ・他人に行動を起こさせる動詞(広義の使役動詞)の構文形 
  ・実質的(意味的)に2つの目的語をもつ動詞
  ・説明や情報伝達によく使われる動詞とその構文
  ・“say” に相当する動詞
  ・動詞 + that 節の中の、未来代用の現在形 

第3章 単語/フレーズ/図表レベルのガイドライン

 3.1 明快な言葉の使用
 3.2 数量や単位の扱い
 3.3 コロケーション
 3.4 日本的語法/用法からの脱却
  ・和製英語および日本語的表現
  ・図表における日本語式表記法と英米式表記法
 3.5 法律的留意点
 3.6 その他の単語/フレーズレベルの留意点

[演習問題]


第2講 実務英語ライティングの基本 Ⅱ: 文からパラグラフへ    

第4章 文(センテンス)レベルでの考慮事項

 4.1 基本原則: “1 idea/sentence”
 4.2 文の論理的構成に関する諸原則
  ・論理性に関する問題の分類と原因
  ・一つの文の中でも論理的関係があればそれを明確にする
  ・「読者にとって既知の情報 → 新しい情報」という順序で文を展開する
  ・対句になっている言葉の順序をひっくり返さない
  ・時間的順序に焦点があるような文では、記述の順序を事象の流れに合わせる
  ・比較・対照の句や節は、比較・対照の主体が明確であるような位置に置く
  ・[構文上の] 曖昧性をなくす
 4.3 文体/スタイルに関する諸原則
  ・文書/文章の目的に合った文体/構文を選ぶ
  ・できるだけ、受動態より能動態を使う
  ・同類項は、形式も同じにする――表現レベルでの並列性(parallelism)
  ・格/レベルの違うものを“be”動詞等で同列に扱わない
  ・懸垂構文を避ける
  ・箇条書きにできるところは箇条書きにする
  ・間接的表現よりは直接的表現を使う
  ・定性的表現よりは定量的表現を使う
  ・名詞よりも動詞を軸にする(名詞、動名詞、不定詞間の選択)
  ・動名詞と不定詞の使い分けに留意する
  ・相互(交互)参照に関する注意事項
  ・冗長な言い回しを避ける
  ・頭でっかちな構文を避ける
  ・適切なレベルのフォーマリティを守る
  ・英語以外の外国語の使用は控えめに
  ・文はできるだけ短く簡潔にする
  ・自信のなさそうな婉曲表現を避ける
  ・形式主語を使った構文はできるだけ避ける
 4.4 文頭の忌避事項 
 4.5 活用したい一歩進んだ構文

第5章 パラグラフィング

 5.1 パラグラフの要件
 5.2 パラグラフの構成
 5.3 パラグラフ分けの単位と主題文
 5.4 パラグラフを書くプロセス
 5.5 論理の流れと修辞
  ・文の配列(提示/記述の順序)
  ・結束の技法
  ・パラグラフ内の展開および並列法(parallelism)

[演習問題]


第3講 実務英語ライティングの応用: エッセイおよびEメール    

第6章 まとまった文章/文書の作成

 6.1 修辞と構成
  ・修辞パターンの分類
  ・代表的な修辞パターンとその補足説明
 6.2 エッセイ
  ・エッセイとは
  ・エッセイの基本的構成
  ・エッセイ作文のポイント(要件)
 6.3 技術報告書
  ・技術報告書の構成
  6.4 科学・技術論文 
  ・科学・技術論文の全体構成
  ・各構成部分の書き方
  ・スタイル・ガイド
 6.5 マニュアル
  6.6 社会的および法的配慮
  ・製造物責任(Product Liability: PL)
  ・契約的責任
  ・知的財産
 6.7 テクニカルライティングと日英翻訳の相違
  ・言語面
  ・言語周辺(ロケール)
  ・業務面

第7章 Eメール

 7.1 基本的事項
  ・E メールの基本構成
  ・本文前後の書きかた
  ・本文の構成
 7.2 人間関係・ビジネス関係の配慮 
  ・丁寧さと失礼さを決める要素
  ・ネチケット
  ・文化的/社会的背景の意識
  ・ビジネス通信文における要注意英語表現
 7.3 一歩進んだEメールの書きかた 

[演習問題]


■付録

・実務英語ライティング参考書一覧
・読みやすさ(狭義の“readability”)の尺度
・日本人に多い句読点の間違い
・不可算名詞の数え方/測り方; 数量形容詞[句]
・同格の接続詞 that を伴うことができる主な名詞
・不定代名詞・不定形容詞と、定冠詞・定冠詞相当語句の組み合わせ
・冠詞の使いかた要約--冠詞の大まかな使い分け
・日本語の「... の」に対応する英語
・目的語としての動名詞と不定詞の使い分け
・他者に行動を起こさせる動詞の構文形
・説明や情報伝達によく使われる動詞とその構文
・議事録や報告書でよく使う、say に相当する語(主として動詞)
・Difference between Failure and Fault
・主な単位の表記法
・べき乗を表す接頭語
・寸法の言い表し方
・数量に関する形容詞: 日常英語 vs. 科学・技術英語
・前置詞と他の品詞の代表的コロケーション
・コンコーダンス・ツール
・日本式表現と欧米式表現 (1) 語法・用法
・日本式表現と欧米式表現 (2) 図表
・避けたい冗長なフレーズ
・遷移や論理展開の語句
・パラグラフの例: RAS
・安全警告表示
・文化的背景の相違による外国人との摩擦
・ビジネス通信文における要注意英語表現
・依頼の英語表現
・Eメール、SNSなどでよく使われるカジュアルな表現

キーワード
英語,英文,ライティング,パラグラフ,報告書,論文,マニュアル,メール,通信講座
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