◆本講座は3ヶ月コースの通信教育講座です。
開講日から弊社より毎月(計3回)テキストを郵送します。
◆テキストに付属する演習問題に解答していただければ、その解答用紙を講師が添削します。
模範解答と一緒に添削が終わった解答用紙を弊社からご返送します。
解答用紙の送付・返送やお問い合わせは基本的に全てEメールでやり取りさせていただきます。
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第1講:撹拌所要動力とスケールアップの計算
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<趣旨>
撹拌所要動力とスケールアップの計算法について学びます。
前半は、準備としてニュートン粘性の法則やレイノルズ数など流体工学分野における重要用語と計算法を学んだ後、線図や推算式を用いた撹拌所要動力の計算法と計算結果の妥当性(常識的な値になっているかどうか)の評価方法、それに基づく原動機の合理的な選定法について学びます。
後半は、スケールアップの工学的な考え方と条件式の使い方についてその本質を学び、実機スケールでの合理的な撹拌条件を計算によって求めます。
<プログラム>
1. 流動の基本知識
2. 撹拌の基本知識
3. 撹拌槽内流動の計算
4. 撹拌所要動力の計算(図解法)
5. 撹拌所要動力の計算(推算式)
6. 原動機の選定計算
7. 混合時間の計算
8. 撹拌所要動力の計算(高粘性流体)
9. スケールアップの基本知識
10. スケールアップの計算
【演習問題】
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第2講:撹拌槽伝熱と異相系撹拌の計算
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<趣旨>
伝熱部仕様と異相系撹拌の設計計算法について学びます。
前半は、対流伝熱や総括伝熱係数など伝熱工学における重要用語と計算法について学んだ後、ジャケットやコイルの仕様を伝熱計算によって合理的に求めます。また、伝熱時間の計算法も習得します。
後半は、物質移動係数など分離工学における重要用語と計算法について学んだ後、ガス吸収や晶析など物質移動を伴う異相系撹拌槽の仕様を合理的に求めます。
<プログラム>
1. 伝熱の基本知識
2. 伝熱係数の計算(ジャケット)
3. 伝熱係数の計算(コイル)
4. 伝熱面積の計算(ジャケット)
5. 伝熱面積の計算(コイル)
6. 伝熱時間の計算(加熱時)
7. 伝熱時間の計算(冷却時)
8. 物質移動の基本知識
9. 通気撹拌槽の計算
10. 抽出撹拌槽の計算
11. 晶析撹拌槽の計算
【演習問題】
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第3講:撹拌槽構造の計算
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<趣旨>
撹拌槽構造の設計計算法について学びます。
前半は、構造設計に必要な材料力学の基礎知識について学び、計算演習を通じて理解を深めます。
後半は、撹拌槽の板厚や撹拌軸の太さに関する構造設計、撹拌回転数の妥当性について学び、計算演習を通じて理解を深めます。
<プログラム>
1. 材料力学の基本知識
2. 応力とひずみの計算
3. 内圧を受ける薄肉円筒厚みの計算
4. 軸トルクの計算
5. 撹拌槽の寸法計算
6. 撹拌槽の強度計算(胴)
7. 撹拌槽の強度計算(鏡板)
8. 撹拌軸径の計算
9. 危険回転数の計算
【演習問題】