◆本講座は3ヶ月コースの通信教育講座です。
 開講日から弊社より毎月(計3回)テキストを郵送します。

◆テキストに付属する演習問題に解答していただければ、その解答用紙を講師が添削します。
 模範解答と一緒に添削が終わった解答用紙を弊社からご返送します。
 解答用紙の送付・返送やお問い合わせは基本的に全てEメールでやり取りさせていただきます。

撹拌・スケールアップの基礎講座

通信講座概要
略称
撹拌
通信講座No.
ce241001
開催日
2024年10月17日(木)
講師
新潟大学 工学部 工学科 化学システム工学プログラム 准教授 三上 貴司 氏
講師の経歴
【専門】
化学工学、晶析工学

【経歴】
2010年3月 早稲田大学大学院博士課程修了・博士(工学)
2010年4月 鶴岡工業高等専門学校物質工学科・助教
2013年4月 新潟大学工学部化学システム工学科・准教授
2017年4月 新潟大学工学部工学科化学システム工学プログラム・准教授(配置換え)
現在に至る
備考
関数電卓を使用しますので、開講までにご用意ください(関数電卓をお持ちでない方は、スマートフォンのアプリでも結構です)
価格
[一般価格]
1名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
2名で受講した場合:  99,000円 (本体価格:90,000円)
3名で受講した場合:  132,000円 (本体価格:120,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  44,000円 (本体価格:40,000円)

[会員価格]
1名で受講した場合:  44,000円 (本体価格:40,000円)
2名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
3名で受講した場合:  66,000円 (本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  22,000円 (本体価格:20,000円)
価格関連備考
※請求書はお申し込みを受理次第、発送させていただきます。
スケジュール
10月17日(木) 開講 第1講テキスト発送
11月18日(月) 第1講 演習問題回答締切(必着) 第2講テキスト発送
12月17日(火) 第2講 演習問題回答締切(必着) 第3講テキスト発送
01月17日(金) 第3講 演習問題回答締切(必着)
02月07日(金) 修了書送付予定

<受講にあたって>
※テキストは開講時に郵送しますが、回答は、Microsoft WordもしくはExcel形式で、電子メールにて提出していただきます。
※各講の添削結果や模範解答なども、弊社から電子メールにて返信させていただきます。
趣旨
撹拌やスケールアップの基礎理論について書かれた手頃な解説書はあまりなく、初学者が自分で勉強するには、経験者向けの実用書や古書や洋書に頼らざるを得ないのが現状です。撹拌理論の本質的な理解には、流体の流れや熱の伝わり方についての理解が必要であり、力をつけるには撹拌理論を使って実際に手計算をしてみることです。
 本講座では、初学者はもちろん化学工学を今一度しっかりと勉強してみたい方を対象に、撹拌理論とスケールアップ理論の基礎知識と設計計算法について添削形式で学びます。
 最近の書籍にはあまり記載されていない設計式や実際の計算例が書かれた講師自作のテキストをお渡ししますので、テキストを手元に置いておくだけでもちがうと思います。さらには、添削指導を通じて計算力を身につけていただくことで、計算結果に基づいた合理的な方策の提案ができるようになることを目指します。
 なお、関数電卓を使用しますので、開講までにご用意ください(関数電卓をお持ちでない方は、スマートフォンのアプリでも結構です)。
プログラム

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第1講:撹拌所要動力とスケールアップの計算
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<趣旨>
 撹拌所要動力とスケールアップの計算法について学びます。
 前半は、準備としてニュートン粘性の法則やレイノルズ数など流体工学分野における重要用語と計算法を学んだ後、線図や推算式を用いた撹拌所要動力の計算法と計算結果の妥当性(常識的な値になっているかどうか)の評価方法、それに基づく原動機の合理的な選定法について学びます。
 後半は、スケールアップの工学的な考え方と条件式の使い方についてその本質を学び、実機スケールでの合理的な撹拌条件を計算によって求めます。

<プログラム>

1. 流動の基本知識

2. 撹拌の基本知識

3. 撹拌槽内流動の計算

4. 撹拌所要動力の計算(図解法)

5. 撹拌所要動力の計算(推算式)

6. 原動機の選定計算

7. 混合時間の計算

8. 撹拌所要動力の計算(高粘性流体)

9. スケールアップの基本知識

10. スケールアップの計算

【演習問題】

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第2講:撹拌槽伝熱と異相系撹拌の計算
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<趣旨>
 伝熱部仕様と異相系撹拌の設計計算法について学びます。
 前半は、対流伝熱や総括伝熱係数など伝熱工学における重要用語と計算法について学んだ後、ジャケットやコイルの仕様を伝熱計算によって合理的に求めます。また、伝熱時間の計算法も習得します。
 後半は、物質移動係数など分離工学における重要用語と計算法について学んだ後、ガス吸収や晶析など物質移動を伴う異相系撹拌槽の仕様を合理的に求めます。

<プログラム>

1. 伝熱の基本知識

2. 伝熱係数の計算(ジャケット)

3. 伝熱係数の計算(コイル)

4. 伝熱面積の計算(ジャケット)

5. 伝熱面積の計算(コイル)

6. 伝熱時間の計算(加熱時)

7. 伝熱時間の計算(冷却時)

8. 物質移動の基本知識

9. 通気撹拌槽の計算

10. 抽出撹拌槽の計算

11. 晶析撹拌槽の計算

【演習問題】

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第3講:撹拌槽構造の計算
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<趣旨>
 撹拌槽構造の設計計算法について学びます。
 前半は、構造設計に必要な材料力学の基礎知識について学び、計算演習を通じて理解を深めます。
 後半は、撹拌槽の板厚や撹拌軸の太さに関する構造設計、撹拌回転数の妥当性について学び、計算演習を通じて理解を深めます。

<プログラム>

1. 材料力学の基本知識

2. 応力とひずみの計算

3. 内圧を受ける薄肉円筒厚みの計算

4. 軸トルクの計算

5. 撹拌槽の寸法計算

6. 撹拌槽の強度計算(胴)

7. 撹拌槽の強度計算(鏡板)

8. 撹拌軸径の計算

9. 危険回転数の計算

【演習問題】

キーワード
撹拌,スケールアップ,異相系,混合,伝熱,ひずみ,教育,講座
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