◆本講座は3ヶ月コースの通信教育講座です。
 開講日から弊社より毎月(計3回)テキストを郵送します。

◆テキストに付属する演習問題に解答していただければ、その解答用紙を講師が添削します。
 模範解答と一緒に添削が終わった解答用紙を弊社からご返送します。
 解答用紙の送付・返送やお問い合わせは基本的に全てEメールでやり取りさせていただきます。

乾燥操作の基礎と乾燥機の設計<Excelソフト付き! >
各講に解説動画付き!
サブ教材として「わかる!使える!乾燥入門」(日刊工業新聞社)も併せて配布します!

通信講座概要
略称
Excel乾燥
通信講座No.
ce241201
開催日
2024年12月16日(月)
講師
中村正秋技術事務所 代表 /
名古屋大学 名誉教授 工学博士 中村 正秋 氏
講師の経歴
≪専門≫ 化学工学 < 熱工学 / 乾燥工学 / 反応装置工学 / 資源・環境学 >
 ≪学協会≫化学工学会 / 粉体工学会 / 日本伝熱学会
価格
[一般価格]
1名で受講した場合:  57,200円 (本体価格:52,000円)
2名で受講した場合:  103,400円 (本体価格:94,000円)
3名で受講した場合:  138,600円 (本体価格:126,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  46,200円 (本体価格:42,000円)

[会員価格]
1名で受講した場合:  46,200円 (本体価格:42,000円)
2名で受講した場合:  59,400円 (本体価格:54,000円)
3名で受講した場合:  72,600円 (本体価格:66,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  24,200円 (本体価格:22,000円)
価格関連備考
※請求書はお申し込みを受理次第、発送させていただきます。
スケジュール
12月16日(月) 開講 第1講テキスト発送
01月16日(木) 第1講 演習問題回答締切(必着) 第2講テキスト発送
02月17日(月) 第2講 演習問題回答締切(必着) 第3講テキスト発送
03月17日(月) 第3講 演習問題回答締切(必着)
04月04日(金) 修了書送付予定

<受講にあたって>
※テキストは開講時に郵送しますが、回答は、Microsoft WordもしくはExcel形式で、電子メールにて提出していただきます。
※各講の添削結果や模範解答なども、弊社から電子メールにて返信させていただきます。
趣旨
“乾燥操作” は工業,農業,林業,水産業などの分野で行われ、“乾燥対象”は食品,薬品,塗料・塗装,樹脂,木材,電子部品など多種多様である。これらに共通する乾燥操作の基礎を習得する。乾燥対象を実際に乾燥するには、何らかの“乾燥機”を用いる。この乾燥機を新たに製作する場合の設計法について習得する。設計計算は往々にして煩雑であるので、簡便、迅速に行うことができるExcelソフトを提供する。これを参考にして自作の計算ソフトを作れるようになる。
プログラム

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第1講:乾燥操作の基礎
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<趣旨>
 “乾燥”がどのように進行するか、“乾燥”に影響する因子は何かなど、乾燥操作の基礎について学ぶ。とくに、乾燥速度に影響する“湿度”について理解を深める。

<プログラム>

1.乾燥とは、何か《乾燥の必要性》
 1-1.乾燥は水分の蒸発・昇華現象
 1-2.乾燥に必要な熱エネルギー
 1-3.乾燥に必要な熱エネルギーの与え方
 1-4.乾燥操作の種類

2.乾燥は,どのように進行するか《乾燥の基礎知識》
 2-1.乾燥による重量と温度の変化
 2-2.含水率の表し方-乾き基準含水率と湿り基準含水率
 2-3.定率(恒率)乾燥期間と減率乾燥期間
 2-4.乾燥速度と乾燥特性曲線
 2-5.限界含水率と平衡含水率-温度と湿度の影響
 2-6.定率(恒率)乾燥速度は外的要素で決まる

3.湿った物質は,なぜ乾くか 《湿度の話》
 3-1.湿り空気と乾き空気
 3-2.蒸気圧
 3-3.飽和蒸気圧
 3-4.相対湿度(関係湿度)
 3-5.絶対湿度
 3-6.飽和絶対湿度
 3-7.相対(関係)湿度を絶対湿度へ変換
 3-8.絶対湿度を相対(関係)湿度へ変換

4.湿り空気の性質 《湿度図表の話》
 4-1.湿り比熱容量
 4-2.湿り比体積
 4-3.湿りエンタルピー
 4-4.湿度図表
 4-5.湿度図表の描き方と読み方
 4-6.湿球で起きている現象
 4-7.湿球温度の求め方
 4-8.等湿球温度線と断熱冷却線
 4-9.湿度図表を使って湿球温度を読む
 4-10.湿球温度を計算によって求める
 4-11.露点
 4-12.露点を計算によって求める

【演習問題】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第2講:乾燥機の選定・操作のポイント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<趣旨>
  乾燥をはやめる方策を考える。実際に使用されている代表的な乾燥機について述べ、乾燥機設計の基礎であるエネルギー収支、物資収支について学ぶ。

<プログラム>

5.湿った物質をはやく乾かすには 《乾燥速度の話》
 5-1.予熱期間の挙動 - 湿球温度に達するまで 
 5-2.定率(恒率)乾燥速度をはやくする方法
 5-3.熱風の風速を上げて乾燥をはやめる
 5-4.熱風の温度を上げて乾燥をはやめる
 5-5.材料の表面積を大きくして乾燥をはやめる
 5-6.はやく乾かすと限界含水率が大きくなる
 5-7.湿り材料内の水分移動
 5-8.水分移動と限界含水率の関係

6.乾燥の事例と乾燥機の選び方 《乾燥機の話》
 6-1.乾燥機の種類
 6-2.乾燥機の選び方
 6-3.固有形状材料の乾燥
 6-4.液状材料の乾燥
 6-5.スラリー状材料の乾燥
 6-6.粉粒状材料の乾燥
 6-7.熱に弱い材料の乾燥
 6-8.シート・塗装・塗布物の乾燥
 6-9.特殊な乾燥方法

7.乾燥に必要な熱量と流入する熱量 《熱収支の話》
 7-1.回分式乾燥に必要な熱量(簡易計算法)
 7-2.回分式乾燥機で材料に流入する熱量(簡易計算法)
 7-3.連続式乾燥に必要な熱量(簡易計算法)
 7-4.連続式乾燥機で材料に流入する熱量(簡易計算法)
 7-5.熱風(対流伝熱)乾燥機の性能評価
 7-6.伝導伝熱乾燥機の性能評価
 7-7.乾燥機の熱(エネルギー)効率
 7-8.連続式乾燥機の物質収支

【演習問題】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第3講:乾燥機の設計
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<趣旨>
 回分式操作と連続式操作、熱風(対流伝熱)乾燥機と伝導伝熱乾燥機では設計式が異なるので、各場合に分けて設計法を述べる。“乾燥対象”が“非粉粒体”である場合には、“粉粒体”を対象とする乾燥機と異なる扱いが必要となるので、基礎的な事項について述べる。

<プログラム>

8.乾燥機の簡易設計 《簡易設計の話》
 8-1.回分式・熱風(対流伝熱)乾燥機の容積-簡易計算法
 8-2.連続式・熱風(対流伝熱)乾燥機の容積-簡易計算法
 8-3.回分式・伝導伝熱乾燥機の伝熱面積-簡易計算法
 8-4.連続式・伝導伝熱乾燥機の伝熱面積-簡易計算法

9.乾燥機の詳細設計 《詳細設計の話》
 9-1.回分式・伝導伝熱乾燥機の乾燥所要時間-詳細設計
 9-2.回分式・熱風(対流伝熱)乾燥機の乾燥所要時間-詳細設計
 9-3.連続式・熱風(対流伝熱)乾燥機の所要容積-詳細設計

10.乾燥機のスケールアップ 《スケールアップの話》
 10-1.連続式・熱風(対流伝熱)乾燥機の材料供給量の影響
 10-2.連続式熱風(対流伝熱)乾燥機の熱風供給量の影響
 10-3.連続式熱風(対流伝熱)乾燥機の熱風温度の影響
 10-4.連続式熱風(対流伝熱)乾燥機で、熱風の風量と温度のどちらを変えたらよいか

11.非粉粒状材料の乾燥 《乾燥解析の基礎》
 11-1.熱風による非定常加熱
 11-2.表面蒸発を伴う非定常加熱
 11-3.2層材料の非定常加熱
 11-4.伝導伝熱板による非定常加熱
 11-5.基板上の水膜の蒸発
 11-6.水分移動を伴う熱風乾燥
 11-7.水分移動を伴う伝導伝熱乾燥

【演習問題】

キーワード
乾燥,設計,スケールアップ,Excel,乾燥速度,乾燥操作,含水率,事例,熱量,教育,講座
フリーワード検索