☆処方開発中に直面する技術課題を理論的に考察する余裕がない方々のために、
 それらの疑問点を「腑に落ちる」ようにわかりやすく紐解いて解説します!

スキンケア化粧品における処方設計の基礎【東京開催】
~処方を体系的に学べる大人気セミナーです~

※本セミナーはLIVE配信も実施する予定です。
職場や自宅で受講したい方はこちらからお申し込みください。

セミナー概要
略称
スキンケア化粧品【東京開催】
セミナーNo.
開催日時
2025年05月29日(木) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区産業会館 第2会議室
講師
有限会社久光工房 チーフ エグゼクティブ アドバイザー  松尾 真樹 氏

【専門】
界面化学、化粧品製剤学

【略歴】
・株式会社クラブコスメチックス(1999年4月~2005年4月)
・株式会社ファンケル(2005年4月~2008年5月)
・株式会社マンダ厶(2008年5月~2019年4月)
・化粧品原料会社(2019年4月~現在)
・化粧品会社技術顧問(2023年6月~現在)
・有限会社久光工房(2023年10月~現在)
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ★1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
15名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付
講座の内容
習得できる知識
〇 原料特性、可溶化(化粧水等)の処方設計の基礎
〇 クレンジングの処方設計の基礎
〇 洗浄剤の基処方設計の基礎
〇 乳化の処方設計の基礎
趣旨
 処方(製剤)特性を界面化学的見地から理解することで、スピーディーでかつ効率的な処方設計が可能となります。スピード感のある開発が求められている昨今、安定な新規処方を効率的に開発する「処方設計の考え方」が重要になります。
 しかしながら、界面化学的な考え方を処方設計へどのように結びつけるのか?処方設計技術者が悩むポイントでもあります。

 今回の講演では、処方開発者として日々の業務に追われる中で、処方開発中に直面する技術課題を理論的に考察する余裕がない方々のために、それらの疑問点を「腑に落ちる」ようにわかりやすく紐解いて解説します。
プログラム

 1 基礎化粧品の組み立て概念

 2 水性成分
  2-1 エタノール
  2-2 保湿剤
  2-3 保湿機能の優劣
  2-4 分子量に占める水酸基の割合
  2-5 保湿剤に期待される機能
  2-6 静菌作用
  2-7 感触調整
  2-8 感触の距離感を調べる
  2-9 感触の類似性

 3 油性成分
  3-1 成分
  3-2 炭化水素
  3-3 高級脂肪酸
  3-4 高級アルコール
  3-5 ロウ・ワックス
  3-6 油脂
  3-7 エステル油
  3-8 シリコーン

 4 界面活性剤
  4-1 界面活性剤の特徴と種類

 5 品質向上剤、品質保持剤
  5-1 増粘剤
   - キサンタンガム
   - カルボマー
  5-2 油系増粘剤
  5-3 酸化防止剤
  5-4 金属イオン封鎖剤(キレート剤)
  5-5 pH調整/pH維持
  5-6 防腐剤

 6 クレンジング剤の処方設計の基礎
  6-1 クレンジングローション(水系)
   - 全成分を読み解こう
   - 水系クレンジングメカニズム
   - クレンジング力をUPさせるテクニック
   - 処方の基本骨格
  6-2 クレンジングジェル(水系)
   - 処方の基本骨格
  6-3 クレンジングオイル(油系)
   - 全成分を読み解こう
   - 油系クレンジングメカニズム
   - クレンジング力をUPさせるテクニック
   - 界面活性剤の選定方法
   - なぜ水を添加するの?その理由について
   - 植物オイルを配合した際の課題と解決方法
   - 安定性をUPさせるテクニック(POE系界面活性剤)
   - 安定性をUPさせるテクニック(ポリグリセリン系界面活性剤)
   - 耐水性を付与するメカニズム
   - 粘度を付与する方法
   - 処方の基本骨格

 7 洗浄剤の処方設計の基礎
  7-1 洗浄のメカニズム
  7-2 皮脂の洗浄
  7-3 好まれる泡質を求めて 
   - すすぎの早さ
   - 起泡力(速泡性)
   - 泡の細かさ
  7-4 泡の安定化メカニズムと対策
   - 排液制御
   - 気体の拡散制御
  7-5 脂肪酸系洗浄剤のよくある課題
   - キシミ感低減方法(石鹸系)
  7-6 アミノ酸系洗浄剤の処方設計の基礎
   - 全成分を読み解こう
   - 処方設計の注意点
  7-7 フェムケア洗浄剤の処方設計
   - 全成分を読み解こう
   - 処方の基本骨格

 8 可溶化製剤の処方設計の基礎
  8-1 全成分を読み解こう
  8-2 可溶化とは
  8-3 可溶化に適した界面活性剤とは
  8-4 可溶化量を増やす方法
  8-5 処方の基本骨格

 9 乳化製剤(O/W)の処方設計の基礎
  9-1 乳化(O/W)製剤の処方設計の仕方
  9-2 乳化製剤に活用されるα‐ゲルについて
   - α‐ゲルとは?活用方法について
   - 低温で析出!?その理由と解決方法について
   - 極性油が苦手!なぜ?
   - 経時で増粘する理由と解決方法について
   - シリコーン油フリーで白浮きする理由と解決方法について
  9-3 実際の業務で悩むこと&その解決方法
   - ワックス油脂含有乳化製剤の乳化不良の理由と解決方法について
   - 日焼け止め乳化製剤の乳化不良の理由と解決方法について
   - 植物油の乳化不良の理由と解決方法について

 10 界面化学を駆使した乳化法について
  10-1 温度転相乳化法(PIT乳化) 
  10-2 転相乳化法(PIC乳化)
  10-3 液晶乳化法
  10-4 D相乳化法

 11 経時安定性試験
  11-1 経時安定性試験の概要
  11-2 加速なのか過酷なのか
  11-2 どの条件を確認すればいいのか
  11-3 光安定性試験
  11-4 温度安定性試験
  11-5 にごりや析出が見つかった場合

 12 スケールアップ時の諸問題
  12-1 ホモミキサーが届かない
  12-2 乳化釡サイズとせん断力
  12-3 回転数とせん断力の関係
  12-4 パス回数
  12-5 試作機と生産機の関係

 【質疑応答】

キーワード
開発、処方、設計、研修、講習会、化粧品、スキンケア
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