☆熱処理・表面処理は鉄鋼部品の品質や寿命を左右し、理解不足では期待する特性を引き出せず、思わぬ不具合を招きます。
本講座では微細組織と機械的特性の関係から、各処理法の活用ポイントを体系的に解説する。
設計・改善や外注管理に活かせる実務知識を習得いただけます。
Zoomを使ったWEBセミナーです。在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。
1.はじめに
1-1 鉄鋼材料とは
1-2 鉄鋼の製造工程
1-3 鉄鋼材料の分類
1-4 自動車の構造部品に用いられる鋼材
1-5 自動車部品にみる熱処理、表面処理
2.熱処理のいろいろ
2-1 熱処理とは
2-2 焼なまし
2-3 焼ならし
2-4 焼入れ
2-5 サブゼロ処理
2-6 焼戻しと時効処理
3.熱処理に伴う金属組織の変化と機械的特性
3-1 金属の微細構造と機械的性質
3-2 炭素鋼の標準組織
3-3 冷却速度による組織変化
3-4 焼入れ組織、マルテンサイト
3-5 熱処理特性に及ぼす合金元素の影響
3-6 焼戻しに伴う組織変化
4.熱処理操作に伴い現れる現象
4-1 結晶粒の変化
4-2 酸化、脱炭
4-3 熱処理応力と熱処理変形
5.熱処理の実際
5-1 鋼種ごとの熱処理のポイント
5-2 構造用鋼の焼入れ性
5-3 軸受鋼の球状化処理
5-4 ばね鋼のパテンチング
5-5 工具鋼の焼入れ温度
5-6 ステンレス鋼の焼戻し温度
5-7 マルエージング鋼の時効処理
6.表面処理のいろいろ
6-1 表面改質と表面被覆
6-2 表面硬化処理
6-3 浸炭、窒化、浸ボロン
6-4 溶射、肉盛
6-5 めっき、表面処理鋼板
6-6 セラミックコーティング
7.表面処理による特性向上と金型への適用
7-1 トライボ特性(摩擦・摩耗・潤滑特性)
7-2 耐熱性
7-3 各種成形金型への適用事例
7-4 適用時の留意事項
8.金型寿命の向上
8-1 寿命向上の考え方
8-2 寿命要因の見極め
8-3 評価試験の活かし方
9.まとめ
【質疑応答】