※オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
※本セミナーのアーカイブ配信はございません。
【第一部】国内プラスチックリサイクル市場の展望(11:00~12:00)
〈講演趣旨〉欧州の新資源循環行動計画(New Circular Economy Action Plan)をはじめとする各種施策や国連によるSDGsの採択、海洋プラスチック問題を踏まえ、日本でも2022年4月からプラスチック資源循環促進法が施行されました。こうした動きを受け、プラスチックリサイクル市場では、大手化学メーカーを中心にケミカルリサイクル技術の開発・実証が推進されており、その多くが2025年~2030年頃の事業化を目標に掲げています。
本セミナーでは国内における廃プラスチックの排出推移、マテリアルリサイクルの実態やケミカルリサイクル技術の開発動向について説明することで、国内プラスチックリサイクル市場の理解を深めることを目的としています。
〈プログラム〉
1.プラスチックリサイクル動向における環境規制・政策背景
2.国内における廃プラスチック状況の実態
3.プラスチックリサイクル市場動向
4.プラスチックリサイクル技術別動向
4-1.マテリアルリサイクル
4-2.ケミカルリサイクル
4-2-1.モノマー化
4-2-2.油化
4-2-3.ガス化
4-3.サーマルリサイクル
5.プラスチックリサイクル樹脂別動向
5-1.オレフィン
5-2.PET
5-3.スチレン(PS)
5-4.その他(PA、PC、PMMAなど)
6.プラスチックリサイクルユーザー動向
6-1.自動車
6-2.飲料メーカー
6-3.日用品
6-4.建築・建材
7.プラスチックリサイクル市場の展望
~~~~~~~【昼食休憩】(12:00~13:00)~~~~~~~
【第二部】自動車プラスチック部品における課題とリサイクル技術(13:00~14:30)
〈講演趣旨〉欧州の自動車リサイクル法の改正論議や国内の自動車工業会のガイドラインより、2030年以降を目途に、自動車プラスチック部品には、市中リサイクル材や使用済自動車から回収されたプラスチック部品をリサイクル材として、使用されていくことが求められている。そうした中、自動車メーカーのみならず、材料や再生メーカー、そして、自動車再資源化業者などが協力し、施策や技術開発などの検討が進んでいる。
本セミナーでは、自動車リサイクルの現状と課題から、マテリアルリサイクルを中心としたプラスチックのリサイクル技術の動向について説明することで、今後の自動車プラスチックのリサイクルの課題と技術開発の理解を深めることを目的としています。
〈プログラム〉
1.自動車を取り巻く環境
1-1 カーボンニュートラルとリサイクル
1-2 自動車へのプラスチック適用状況
2.自動車の再資源化
2-1 自動車リサイクル法と規制動向
2-2 現状の再資源化フロー
3.自動車プラスチックのリサイクル技術
3-1 プラスチックリサイクル
3-2 CFRPリサイクル
3-3 海外のリサイクル
4.まとめ
~~~~~~~【休憩時間】(14:30~14:45)~~~~~~~
【第三部】マテリアルズ・インフォマティクスによるプラスチックリサイクルの革新(14:45~16:15)
〈講演趣旨〉プラスチックの環境対応の大きな柱の一つであるリサイクルプラスチックの活用拡大は年々関心が高まっています。そのためには、再生プラスチックの価値向上が重要です。その手段の一つとして、データ活用、すなわちマテリアルズ・インフォマティクス(MI)による製造効率化が挙げられます。本セミナーでは、プラスチックリサイクルの全体像を把握し、特にその中で、現在熟練の作業者の経験に頼るところが大きいマテリアルリサイクルの配合最適化をMIを活用して効率化する取り組みを紹介し、プラスチックリサイクルの将来像について理解することを目的とします。
〈プログラム〉
1. プラスチックリサイクルの概要
1-1.マテリアルリサイクル
1-2. ケミカルリサイクル
1-3. エネルギーリカバリ
2. マテリアルズ・インフォマティクス(MI)とは
2-1. 経験と勘から、データを起点とする開発への変革
2-2. 生成AIを活用した業務フローの変革
3. プラスチックリサイクルに関するNECの取り組み
3-1. 長年のプラスチック環境対応への取り組み経緯
3-2. マテリアルズ・インフォマティクスによるリサイクルプラスチックの製造効率化
3-3. リアルタイム分析との組み合わせによるリサイクルプラスチック製造工程の革新への挑戦
3-4. NECが目指すリサイクルプラスチック流通拡大の姿