高効率・省エネルギー・低環境負荷・安全性といった利点をもち、
医薬品・農薬・機能性材料などの様々な精密化学品・化成品の合成に適用可能な「フロー精密合成」。
同技術の基礎、動向、研究例、実用化、課題・展望などについて、企業との共同研究にも携わる講師が詳しく解説します。

フロー精密有機合成の基礎と機能性化学品製造への応用・今後の展望【東京開催】

【WEBセミナー】はこちらからお申し込みください。

セミナー概要
略称
フロー合成【東京開催】
セミナーNo.
st251115
開催日時
2025年11月25日(火) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 東京・品川区大井町 きゅりあん 4F 第2特別講習室
講師
東京大学 大学院理学系研究科 グリーン・サステイナブルケミストリー社会連携講座 博士(理学) 特任教授 石谷 暖郎 氏
専門:有機合成化学、触媒化学、フロー化学
HP :https://www.chem.s.u-tokyo.ac.jp/users/gsc/index_J.html
価格
非会員: 39,600円(税込)
会員: 37,840円(税込)
学生: 39,600円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 39,600円(税込)
会員価格:1名につき 37,840円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
備考
製本テキスト(会場にて直接お渡しします)
※講義中の録音・録画・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
講座の内容
習得できる知識
・連続フロー合成の基礎
・連続フロー合成の最近の動向
・連続フロー合成の課題
趣旨
 あらゆる製品の供給において、利潤を最大化するためには製造から市場までを一体化(連続)させることが重要です。食品や電化製品、自動車などではこの方式により既に効率の良い生産システムが構築されています。ところが、化学製品、特に医薬品などを代表とする高付加価値化学品の製造においては、生産システムの上流、すなわち製造過程で特に連続化が困難とされてきました。これは、医薬品などは構造が複雑なため、「流れ作業」的には到底製造できないと考えられてきたためです。従って、このような高付加価値化学品は大企業においても、高校・大学の化学実験で行うようなフラスコ反応様式によって製造されています。一方、演者らの注目する連続フロー法はこの現状を一変させる能力があり、化学品連続生産を現実にする切り札と言われています。しかし当然、これを現実のものとするためには、ボトルネックとなっている課題を解決する必要があります。
 本講演では、この課題克服のために検討されてきた、過去10年ほどの研究例をベースに、演者らの考えや展望などを概説します。
プログラム

1.連続フロー法とは
 1.1 バッチ法とフロー法
 1.2 フロー法の特性
 1.3 フロー有機合成の種類
 1.4 開発の歴史
 1.5 国内外の動向
 
2.均一系フローケミストリー

 2.1 均一系フローケミストリー概説
 2.2 均一系フローケミストリー研究例
 
3.フロー適合型有機合成研究例

 3.1 光有機合成反応
 3.2 有機電解反応
 3.3 固定化試薬を用いる反応
 
4.不均一系フロー有機合成研究例

 4.1 固定化試薬を用いる反応
 4.2 不均一系触媒を用いるフロー有機合成反応
 4.3 連続フロー水素化
 4.4 連続フロー炭素-炭素結合生成反応
 4.5 連続フロー炭素-窒素結合生成反応
 4.6 連結型「タイプIV」フローによる医薬品の連続合成
 
5.連続フローをサポートする技術

 5.1 インライン溶媒分離
 5.2 インライン分析
 
6.連続フロー実用化に向けて

 6.1 医薬品連続合成の実用化
 6.2 さらなる実用化に向けて
 6.3 想定される波及効果

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