2013年07月24日(水)
12:30~16:30
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp
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非会員:
52,360円
(本体価格:47,600円)
会員:
49,500円
(本体価格:45,000円)
学生:
11,000円
(本体価格:10,000円)
2名同時にお申し込みいただいた場合、2人目は無料(2名で49,980円)
※ただし、2名とも案内登録をしていただいた場合に限ります。
抗癌薬の薬物動態・薬理作用薬理遺伝学との相関解析(Pharmacokinetics/Pharmacodynamics/Pharmacogenetics, PK/PD/PGx)は、個別化治療と副作用マネージメントに重要と考えられている。本セミナーでは、薬物動態の基礎的事項を解説し、抗癌薬のPK/PD/PGx解析実例と留意点について説明する。
1.癌化学療法における薬物動態学の必要性とその基礎知識
・抗癌薬の用量設定の根拠
・薬物動態パラメータの意義と算出方法
2.Pharmacokinetics (PK)とPharmacodynamics(PD)
・PK解析とPDの指標の選択(毒性あるいは抗腫瘍効果)
・血中濃度が高いと臨床的有用性があるといえるのか
・血中濃度が高いと有害事象があるといえるのか
3.PKの個人差を理解するためのADME(吸収、分布、代謝、排泄)の理解
・血中濃度のバラツキの原因の評価
・年齢、性別、体表面積、薬物代謝酵素、薬物トランスポータ、タンパク結合、疾患、環境因子などの影響
4.抗癌薬の種類の分類とPK/PD解析
・殺細胞を示す抗癌薬(タキサン、イリノテカン、プラチナ系)と分子標的薬(ゲフィチニブ、イマチニブ)の違い
・血中濃度モニタリングを指標とした個別化投与設計の可能性(特定薬剤治療管理対象薬イマチニブ導入のインパクト)
・薬物相互作用
・ハイリスク患者(高齢者、肝機能、腎機能不全患者)における至適投与設計
5.PK/PDを理解するためのPharmacogenetics(PGx)解析の応用
・抗癌薬の薬物動態に影響を与える薬物代謝酵素(CYP3A4/5,CYP2D6)と
薬物トランスポータ群(ABCトランスポータ)の薬理遺伝学的解析と臨床効果との相関解析
・イリノテカンにおけるUGT1A1の遺伝子解析のインパクト
・薬理作用に直接影響を与える因子との相関評価
・人種差の理解と国際共同研究におけるインパクト
6.次世代PK/PD解析に向けた技術開発と臨床応用に向けた試み
【質疑応答・名刺交換・個別相談】
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