熱分解分析と質量分析による
高分子材料の微量添加剤分析と化学構造変化の解析【名古屋開催】
~劣化・安定化・難燃化のメカニズムの解明と高機能・高性能材料の開発・設計に向けて~

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セミナー概要
略称
高分子材料分析【名古屋開催】
セミナーNo.
140415
開催日時
2014年04月10日(木) 12:30~16:30
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名様申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名様同時申込の場合、2人目無料(2名で49,980円)になります。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
特典
資料付き
定員
30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
講座の内容
習得できる知識
・熱分解分析による添加剤(主として安定剤)の分析法
・マトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析法の基礎と安定剤分析の一例
・標記測定結果に基づく高分子材料劣化の解析法
趣旨
 一般に,樹脂材料中の各種添加剤の分析には,基質ポリマーから添加剤成分を溶媒抽出した後に,ガスクロマトグラフィー(GC)や液体クロマトグラフィーで測定する手法が主として用いられてきた。しかしながら,高分子量ヒンダードアミン系光安定剤(HALS)などについては,目的成分の抽出分離が必ずしも定量的に行われないなどの問題があった。
 本講では,高分子の化学構造解析に広く活用されている熱分解GCをベースにした反応熱脱着GCの手法,および固体試料調製法を組み合わせたマトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析法(MALDI-MS)を用いて,ポリプロピレン(PP)中に微量添加されている高分子量HALSを,樹脂微粒子試料から直接定量する方法について具体例を交えて解説する。さらに、熱分解GCなどの熱分解分析法によるこうした測定結果から、高分子材料の劣化に伴う化学構造変化を解析する手順についても実例を挙げながら述べる。
プログラム
1.高分子材料中添加剤の一般的な分析手法と問題点
2.熱脱着/熱分解ガスクロマログラフィーによる添加剤の直接分析
  2.1 熱脱着/熱分解ガスクロマログラフィー(GC)とは? ~原理と特徴~
  2.2 熱脱着GCによるゴム中の可塑剤・老化防止剤の分析
  2.3 熱脱着GCによる塗膜中光安定剤の分析
  2.4 二段階熱脱着/熱分解GCによるゴム配合物の直接分析
  2.5 反応熱脱着GCによる樹脂中の高分子光安定剤の直接分析
    a)ヒンダードアミン系光安定剤(HALS)について
    b)反応熱脱着GCとは  ~原理と特徴~
    c)ポリプロピレン(PP)材料中の高分子HALSの直接定量分析
    d)窒素リン検出器を用いた高感度化
    e)紫外線照射に伴うPP中のHALSの挙動解析
    f)無機系難燃剤を含むPP中の高分子HALSの分析
3.MALDI-MSによる樹脂中高分子HALSの直接分析
  3.1 マトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析法(MALDI-MS)とは? ~原理と特徴~
  3.2 固体試料調製法を用いたMALDI-MSによるPP中の高分子HALSの直接分析
  3.3 内部標準法を用いた定量分析
  3.4 紫外線照射に伴うPP中のHALSの安定化挙動解析
4.熱分解分析法による安定剤分析に基づく高分子材料の劣化挙動解析
  4.1 ポリメタクリル酸メチル
  4.2 ポリエチレン
  4.3 ハイインパクトポリスチレン
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