不可欠な単位操作であり、製造コストに占める比率も大きい精製工程の効率化のポイントを解説!

バイオ医薬品/抗体医薬品の精製工程と次世代精製技術の研究開発動向
~開発実例をもとにコスト削減/効率化のコツと今後の開発動向を探る~

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
バイオ精製
セミナーNo.
140535
開催日時
2014年05月27日(火) 12:30~16:30
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名様申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名様同時申込の場合、2人目無料(2名で49,980円)になります。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
特典
資料付き
定員
30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
講座の内容
趣旨
モノクローナル抗体を治療用途に利用する、いわゆる抗体医薬品は、年間売り上げが300億ドルを超え、バイオ医薬品のなかで最大規模、医薬品産業全体の中でも最も急速な成長を遂げているセグメントである。現在まで、23種のフルサイズのモノクローナル抗体と三つの断片型モノクローナル抗体が上市され、その中のいくつかはすでに年間売上10億ドル超のブロックバスターとなっている。1995年から2007年までの間に治験が開始された医薬品候補のモノクローナル抗体は3倍以上に増加しており、その数はさらに伸び続けている。このような成長と拡大に伴って、製造プロセスのさらなる高度化と製造コストのいっそうの低減が強く望まれるようになってきた。本セミナーでは、バイオ医薬の精製プロセスについて、特に抗体医薬のアフィニティクロマトグラフィー精製工程を中心に概説する。プロテインAアフィニティークロマトグラフィーをはじめとする各種の精製技術は、抗体医薬品製造における不可欠な単位操作であり、製造コストに占める比率も大きいことから、その科学的背景と実用上の詳細を理解することは、抗体医薬品製造の生産性向上あるいは経営的改善に有益である。また、デファクトスタンダートリガンドであるプロテインAの代替リガンドの開発動向について、筆者らの試みを含めて紹介する。

(参考書籍)
1.本田真也 「抗体医薬品の精製技術」、『抗体医薬品の開発と市場』、p.55-73、シーエムシー (2012)
2.本田真也 「抗体精製用アフィニティーリガンドの論理的改変」、山口照英監修、『バイオ医薬品製造の効率化と生産基材の開発』、p.226-238、シーエムシー (2012)
3.本田真也 「抗体医薬品の精製プロセス─プロテインAアフィニティクロマトグラフィー」、『バイオ/抗体医薬品・後続品におけるCMC研究・申請と同等性確保』、p.149-172、サイエンス&テクノロジー (2011)
プログラム

1.バイオ医薬品の精製プロセスの概要
 1.1バイオ医薬品の定義と特徴
  ・バイオ医薬品製造の全体像
  ・バイオ医薬品製造の留意点
 1.2 精製プロセスの目的
  ・不純物のタイプ
  ・バイオ医薬を構成する成分の基本概念
 1.3 バイオ医薬品精製のながれ
 1.4 精製プロセスの単位操作
  ・細胞分離、濃縮、最終精製、ウイルス除去
  ・クロマトグラフィー用ゲル
 1.5 プロセスの最適化

2.抗体医薬品のクロマトグラフィー精製
 2.1 抗体医薬品の特徴
  ・抗体の生産法
  ・抗体医薬Remicadeの精製ステップ
 2.2 プロセスクロマトグラフィーの要件
 2.3 精製プラットホーム
  ・各種クロマトグラフィーの特徴
 2.4 抗体医薬品のクロマトグラフィー関連市場

3.アフィニティリガンドについて
 3.1 アフィニティリガンドとは
 3.2 プロテインAとは
 3.3 プロテインAアフィニティ担体
  ・性能比較
  ・問題点
 3.4 非プロテインAアプローチ
  ・古典的手法の再考
  ・新規アフィニティリガンド開発

4.新規抗体結合タンパク質の開発実例
 4.1 プロテインGとは
  ・プロテインAとプロテインGの比較
 4.2 安定性に優れたプロテインG改良タンパク質の開発
  ・計算機による分子設計
  ・安定性分析
  ・結晶構造解析
 4.3 親和性に優れたプロテインG改良タンパク質の開発
  ・計算機による分子設計
  ・抗体親和性のpH依存性
  ・抗体溶出評価

5.経産省プロジェクトについて
 5.1次世代抗体医薬等の製造技術プロジェクト
 5.2次世代バイオ医薬品製造技術研究組合

関連するセミナー
関連する書籍
関連する通信講座
関連するタグ
フリーワード検索