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これまで、医療用途や環境計測のためのバイオセンサが開発され、医療用途では血糖センサが大きな市場を形成しています。バイオセンサ市場へ事業展開を図る上で、新規項目の開拓と、センサ基盤技術の構築は重要です。本セミナーでは、まず、臨床検査や研究用途で使用されているバイオセンサを紹介し、バイオセンサ開発に必要な要素技術について説明します。医療用途や在宅健康サービス市場で事業展開する上で重要な、新規バイオマ-カ-の探索方法と、今後必要とされる要素技術開発についても紹介します。
平成25年度に薬事法の改正が行われましたので、改正のポイントについて説明後、医療用途で上市する為に、臨床性能試験を含めた薬事申請についての概略を説明し、開発から販売までの流れを習得して頂きます。
Ⅰ. 医療用バイオセンサの開発
1. 臨床現場で汎用的に使用されている検査項目
1)緊急検査室、診療所でのスクリーニング検査、自己検査(居宅、職場)
2. バイオセンサ開発の為の要素技術と開発事例
1)酵素センサ開発の実例
2)検出法の違いによる開発のポイント
3)DNAチップ開発における要素技術
4)ペプチドアレイ開発における性能向上のポイント
3. 新規バイオマーカーの探索(がんマーカーなど)
1)遺伝子の場合
2)ペプチド/蛋白の場合
3)糖鎖の場合
4.新規バイオセンサの基盤技術の構築
1)今後必要とされる要素技術開発(主に大学発の要素技術開発の紹介)
5. これからのバイオセンサ開発の方向性
1)バイオセンサ市場動向、遺伝子検査市場、在宅健康サービス市場
2)新規項目開発
Ⅱ. 医療用バイオセンサ薬事申請対応
1.薬事申請とは
・平成25年度薬事法改正
・製造販売における各種省令(GQP、GVP、QMS)
・製造販売業許可、製造業許可手続きについて
2.体外診断医薬品の承認申請等の区分
・製造販売承認・認証・届出
・第三者認証制度について
・薬事申請のデザイン
3.承認申請資料に必要なデータの概略
・基本要件基準への適合性
・品質保証基準への適合性
・申請書・及び添付資料の要件と記載方法
4.新規項目の製造販売承認申請対応
・臨床的意義の確立
・臨床研究と臨床性能試験(治験)
5. 薬事申請書類作成の具体的な留意事項
・作成における工夫