~ヒトiPS細胞でできること、ヒトiPS細胞でなければできないこと~

iPS細胞実用化への障壁と必須要素技術及び今後の可能性
実用化への今後の展望とは

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セミナー概要
略称
iPS細胞
セミナーNo.
160753
開催日時
2016年07月06日(水) 12:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区産業会館 第5展示室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付
講座の内容
受講対象・レベル
 
趣旨
 2014年11月の薬事法改正において再生医療等製品の特性を踏まえた法律が施行され、再生医療領域の基礎および臨床研究の進展のみならず、ヒトiPS細胞を用いた実用化へのスピードアップが期待されている。ヒトiPS細胞は皮膚や血液などの通常の体の細胞から樹立できることから、胚を起源とするヒトES細胞よりも倫理的なハードルが低いと考えられており、多様な研究分野での開発が広がってきている。特に、創薬分野での使用に関しては、本格的な再生医療への利用に先行して、産業への応用が期待されている。
 一方で、ヒトES/iPS細胞の研究は発展途上の分野である。また、その取り扱いに関しては、従来の細胞と比較し相違点も多くみられる。ヒトiPS細胞を樹立する際の方法は従来のウイルスベクターを用いる方法から、安全性や樹立効率の高いエピゾーマルベクターやRNAを用いた方法が主流となりつつある。さらに、ヒトES/iPS細胞はフィーダー細胞と呼ばれる別の細胞との共培養系で維持培養が行われてきたが、現在は再生医療への応用も見据えて、フィーダー細胞を必要としない培養方法も開発されてきている。また、各種の機能細胞への分化誘導方法が報告されており、一部の種類の分化細胞(肝臓細胞、神経細胞、心筋細胞など)については既に製品化され、手軽に入手が可能となっている。
 本講演では、ヒトiPS細胞の作成方法から分化誘導方法および応用までを含めた研究の概観を紹介する。特に、創薬応用や再生医療を見据えた場合に、細胞株や間葉系幹細胞をはじめとした既存の細胞と比較してどのような差別化が可能になるか。さらにどのような点が課題となり、克服するための必須要素技術として期待されているアプローチに焦点をあてて、ヒトiPS細胞の実用化への今後の展望をお示ししたい。
プログラム
 1.はじめに
 
 2.ヒトiPS細胞の樹立
  2-1 ヒトiPS細胞の樹立の歴史
  2-2 最新のヒトiPS細胞樹立法~RNAリプログラミング
  2-3 ヒトiPS細胞の樹立の際の課題とその解決法
 
 3.ヒトiPS細胞の維持培養
  3-1 オンフィーダー培養法    
  3-2 フィーダーレス培養法
  3-3 浮遊培養法
  3-4 ナイーブ型ヒトiPS細胞
 
 4.ヒトiPS細胞の分化誘導法
  4-1 心筋や血液
  4-2 神経
  4-3 肝細胞や膵臓
 
 5.ヒトiPS細胞の応用例(1)~創薬応用
  5-1 創薬における課題    
  5-2 ヒトiPS細胞の実用化と課題
  5-3 ヒトiPS細胞を用いた疾患モデルの作製
  5-4 ヒトiPS細胞を用いた個人差を反映した創薬スクリーニング系の構築
 
 6.ヒトiPS細胞の応用例(2)~再生医療
  6-1 ヒトiPS細胞を再生医療に用いることの意義
  6-2 ヒトiPS細胞の実用化と課題
  6-3 ヒトiPS細胞の純化・選別方法
 
 7.まとめ~ヒトiPS細胞でできること、ヒトiPS細胞でなければできないこと
 
 【質疑応答・名刺交換】

 
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