粉体機器のトラブルの原因、分類、解決例を実際の例を挙げて解説!

乾燥・粉砕・造粒プロセスの基礎と機器選定・スケールアップ、新しいトラブル対策
~「透明粉体挙動確認モデル」を用いて見えないところが見えてわかりやすい!と大好評の講座です~

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
乾燥・粉砕・造粒
セミナーNo.
180131
開催日時
2018年01月26日(金) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区文化センター 3F 第3研修室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。

■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食、資料付
講座の内容
習得できる知識
~「アクリル製小型粉体挙動実演モデル」シリーズを用いて解説~
 ★高速攪拌型「混合造粒機」
 ★バスケット型「押出造粒機」
 ★傾斜皿形「転動造粒機」
 ★2次元「流動層」デモ用モデル
 ★高速衝撃式「ピンミル」;粉砕機
 ★回分式「流動層乾燥機」/「流動層造粒機」デモ用モデル
 ★均一ピッチ、スクリュー・フィーダー デモ用モデル
 ★粉体用、振動フィーダー デモ用モデル
趣旨
 あらゆる粉粒体プロセスは、「機能性粒子の創製」あるいは「粒子に機能を付与する」目的で計画される。
 しかしながら工業界においては、固体粒子の相互作用力関係が刻々と変化し、総合的に材料物性が著しく変化する単位操作であり、なかなか数値計算でのシミュレーションも容易ではなく、過去の経験と実際にやってみて分かる現象がいまだに多い
 最終製品に、「どのような機能を持たせたいか」により、採用すべき取り扱い原理は決まってくる。正しい「合目的製品」を得るには、この原理を使った機器/装置をプロセスとして採用し、システムを構築しなければならない。この判断を誤ると、粒子はえられても、製品が目的機能を発揮することができない場合がある。
 本講習では「合目的」という観点から、それぞれの単位操作の現象と材料に対する影響を考察し、装置選定の考え方を示す。又発生している現象からどのようなパラメーターを使ってスケールアップしてゆくべきか、間違いの無いスケールアップの方法と実際を解説する。特に現場で起こりうる「粉・粒であるが為のトラブル」を分類し、原因を推測、対策をどのようなタイミングで実行してゆくべきか、「エスケープルート」の考え方で説明する。
 特にコストパフォーマンスに優れたトラブル対策は、これからの機器運営の効率化と共に、重要な課題である。若いエンジニアが装置を運転する際に経験する「メンテナンスの必要性」に関しても、エスケープルート的トラブル対策は、大きな影響がある。
 セミナーの中では「アクリル製小型粉体挙動実演モデル」シリーズを使って、処理中に原料がどのように装置の中で運動しているかを見る。運転パラメーター自身を聴講者に扱ってもらい、原因と結果の「因果関係」を体感していただく。
 粉体プロセスは、様々な分野を横断する基本的単位操作で有り、1つの分野では当たり前の標準手法が、他の分野では全く新しい試みである事も多い。異なる分野で同じ悩みが、同じ様なブレークスルー手法で解決される可能性もある。
 多くの若い技術者が「腑に落ちる」ように、整理した形で粉/粒に対する考え方を解説する予定である。
プログラム

 1.はじめに
    粉・粒に関わる単位操作全体を俯瞰する。
    業界で扱われている粉体技術の影響、機能性粒子の活躍の状態を一部紹介する。
    なぜ、粉を扱うプロセスにトラブルが多いのか。粉粒の「形状による分離現象」は
    なぜ発生し、それらはどうしたら排除できるのか? コストを抑えたトラブル対策は、
    どのような方法で構築するのか。
 2.乾燥操作  
  2-1 乾燥操作の基本
  2-1-1 乾燥原理の分類 ~物性による適性乾燥原理の選定~
    2-1-2 乾燥カーブと主たるパラメーター ~スケールアップには乾燥曲線が必須~
    2-1-3 乾燥装置の分類 ~どの原理を利用した装置か理解する~
    2-1-4 乾燥装置選定の考え方。
  2-2 乾燥操作の実際
   2-2-1 スケールアップ;直接乾燥分野
   2-2-2 スケールアップ;間接乾燥分野
   2-2-3 その他の乾燥分野 ~透明モデルでの体験~
 3.粉砕操作
  3-1 粉砕操作の基本
   3-1-1 粉砕原理の分類 ~新しい粉砕装置の出現~
   3-1-2 粉砕機のパラメーター
   3-1-3 粉砕装置の分類
   3-1-4 粉砕装置選定の考え方
 3-2 粉砕操作の実際 ~粉砕式の歴史的経緯~
   3-2-1 回分式粉砕分野
   3-2-2 連続式粉砕分野
   3-2-3  その他の粉砕分野 ~メカノケミカル・リアクションとは?~
 4, 造粒操作
  4-1 造粒操作の基本
   4-1-1 造粒原理の分類
   4-1-2 造粒終点と主たるパラメーター優先順位
   4-1-3 造粒装置の分類
   4-1-4 造粒装置の選定。
       ダマにならず溶けやすい粒の造粒。硬くしっかりした粒の造粒は?
       目的部位で分散し、粒子機能を発揮するための柔らかい造粒は?
   4-1-5 機能性粒子の創成。表面改質、複合化。
  4-2 造粒操作のスケールアップ。回分から連続操作。
   4-2-1 造粒とバインダー
   4-2-2 歩留まり向上と整粒
   4-2-3 造粒操作をシステムとして考える
 5.粉体機器のトラブル対応
  5-1 トラブルの原因、(複雑な事象ほど、シンプルに分解する)
  5-2 トラブルの分類、実際の例を挙げて一緒に考える。
  5-3 トラブル解決例、答えは一つでは無いが、実例を紹介する。
  5-4 トラブルを予測し対策、エスケープルートの考え方。
  5-5 IT化にともなうトラブルの新しい可能性。
 6.まとめ
  ・これから求められる「粒子挙動の見える化」。 数値シミュレーションの役割。
  ・体験したことを分類して応用が利くようにする為には?
  ・この分野で、技術者が学べること。失敗から学ぶこと。
  ・粉・粒を扱う技術に求められるもの ~IoT.AI.VR、AVの応用の始まり~
   2017年9月の「ニュルンベルグ粉体工業展メッセ」の傾向。
  

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