ステージゲート・プロセスの本来的な意味を紹介し、その後それらを踏まえた実際の各ゲートでの評価項目、ゲートでの議論の方法、その他運用法および体制について解説する!
1.ステージゲート・プロセスとは
(1)ステージゲート・プロセスとは
(2)ステージゲート・プロセスの背景と歴史
2.なぜ今ステージゲート・プロセスなのか?
(1)21世紀の日本の産業界の現実
(2)日本企業が行く道
(3)革新的製品・事業・技術創出には
(4)ステージゲート・プロセスの狙い
3.ステージゲート・プロセスの誤解
(1)テーマを切るためのものではない
(2)経営者の意思決定の『代替』ではない(意思決定の強力な『支援』の仕組み)
(3)進捗管理の手法ではない
(4)デザインレビューの一部ではない
(5)「不確実性の高い初期段階には役に立たない」ものではない
(6)「長期的に魅力あるテーマを殺す」ものではない
4.不確実性への対応としてのステージゲート・プロセスの11の工夫
(1)不確実性を低減する
工夫1:積極的市場との対話
工夫2:フロントローディング
工夫3:英知を集める
(2)不確実性を所与とする
工夫4:多産多死
工夫5:投資を段階的に増やす
工夫6:評価の段階的精緻化
工夫7:初期には迷ったら前に進める
(3)不確実性に起因する判断の誤りを所与とする
工夫8:中止になっても継続の自由を与える
工夫9:中止テーマに別予算を与える
(4)中止にしても成果を活用
工夫10:中止になっても金庫に保存
工夫11:成果を外部に提供(オープンイノベーション)
5.ステージゲート・プロセスの種類
6.ゲートの運営:ゲートの役割と評価項目
(1)骨太のフレームワークを踏まえ具体的な活動にまで翻訳
(2)ゲートの役割
(3)ゲートにおける評価項目の全体像
(4)評価項目I:「プロジェクトの進捗度」
(5)評価項目II:「プロジェクトの魅力度」に関する評価項目例(★:この部分は評価項目別に詳細に議論)
(6)各ゲート別評価項目(例)
(7)評価項目III:「今後の目標・施策・計画」
(8)「戦略」の構成要素
(9)クーパー案と本案の関係
7.ゲートの運営:その他の運営
(1)ゲートキーパーの役割
(2)誰が評価するか?
(3)評価のタイミングは?
(4)誰が成果物を作るか?
(5)プロセスマネジャーとは?
(6)議論・意思決定のステップ(準備およびゲート会議の進め方)
8.ステージゲート・プロセスの導入事例
(1)富士フイルム
(2)東レの例
9.ステージの活動
(1)成果物の作り方
(2)情報源・情報収集法
10.研究開発担当者の抵抗への対処法
11.最後に
(1)事業化・商業化の成功確率の向上の実現
(2)研究開発マネジメントのプラットフォームとしてのステージゲート・プロセス
【質疑応答・名刺交換】