より実践的な「配色実習」付き!
【講演の趣旨、ポイント】 消費者が製品の購買を決定する場面におけるパッケージデザインのはたす役割の重要性を理解する ブランド戦略におけるコミュニケーションの必要性 機能性と五感へのアプローチの解説 【習得できる知識】 ・マーケティングの製品計画におけるパッケージのあり方 ・パッケージで製品のコンセプトをどうやって作成するか ・アートとサイエンスの融合
【プログラム】
1. 4Pにおけるパッケージデザインのポジショニング
1-1 消費財(化粧品)におけるマーケティングの4Pの解説
1-2 製品開発におけるマーケティングの役割
2. 製品コンセプトとパッケージデザインとの関係
2-1 製品のコンセプトをどのようにパッケージで伝えるか
2-2 機能性とエモーショナル性の組み合わせ方
2-3 製品ストーリーの重要性とその見える化を図る方法
2-4 国産化粧品と外資系高級化粧品の手法の違い
3. ターゲット顧客とパッケージデザイン
3-1 ターゲット顧客をどうやって設定するか
3-2 ターゲット顧客にアピールするパッケージとは
3-3 サイズ・カラー・素材・機能の選別
4. パッケージデザインと購買行動の関係
4-1 広告表現におけるパッケージの使い方
4-2 店頭購買行動におけるパッケージのインパクト(消費財におけるビジュアルインパクトの意味)
4-3 購買行動のマーケティング的解説(世界の市場における購買行動の国民性の違い)
5. パッケージデザインの決定と消費者調査
5-1 どうやって消費者に受け入れられるパッケージを決定するか
5-2 消費者トレンドの把握
5-3 消費者調査の種類と目的による使い方
5-4 消費者調査のプロセス
5-5 消費者調査によるパッケージデザインの変更例
6. 米国化粧品会社の分野別(スキンケア メークアップ フラグランス)ポリシー
ー 世界のトップ化粧品会社の経営者のパッケージデザインに対する考え方ー
【講演の趣旨、ポイント】 工業製品において色彩以上に材質(マテリアル)や表面処理が注目を集めている。化粧品は効果効能の価値と共にイメージによる価値が重視される商品である。その意味では、工業製品以上に容器のデザイン・カラー・材質・テクスチャー・質感には気を配らなければならない。そこで、色彩と材質・質感の心理的な見方をベースにして,ある製品コンセプト、ブランド・コンセプトをパッケージ・デザインとして表現するための方法をまとめる。化粧品に求められるさまざまなコンセプト・イメージを、ユーザーに的確に伝えることができるカラー表現・質感表現をパターンして示す。 【習得できる知識】 ・色彩をつかいこなすための基礎知識 ・コンセプトをパッケージ・デザインに展開するための方法
【プログラム】
1. パッケージの色彩がもたらす心理的な効果
1-1 色彩を整理する基準
1-1-1 識別の効果を生む色相
1-1-2 印象を左右するトーン
1-2 色彩による心理的効果
1-2-1 色彩の連想イメージ
1-2-2 カラーイメージはどのように捉えられているか
1-2-3 化粧品容器色のイメージ分析例
2. 化粧品容器の材質とその質感
2-1 化粧品容器の材質の持つイメージ
2-2 加飾によるイメージ訴求
3. 色彩と質感によるパターン分類
3-1 化粧品容器に求められる訴求イメージとは
3-2 コンセプト・パターン
3-2-1 可愛い /プリティ
3-2-2 元気 /カジュアル
3-2-3 刺激 /ダイナミック
3-2-4 清楚 /ロマンチック
3-2-5 優雅 /エレガント
3-2-6 豪華 /ゴージャス
3-2-7 自然 /ナチュラル
3-2-8 丹念 /クラシック
3-2-9 静謐 /シック
3-2-10 本格 /ダンディ
3-2-11 正統 /フォーマル
3-2-12 清潔 /シンプル・クリア
3-2-13 爽快 /クールカジュアル
3-2-14 先進 /モダン
3-3 ブランドらしさとパッケージ
【講演の趣旨、ポイント】 感じるだけでなく、想像をかき立てる。ポーラのプロダクトデザインが目指すのは、見る人の心を揺さぶること。シンボリックな造形の中に、非日常を美しく魅せ、美しい未来への想像をかき立てる。そんな心に響くデザインストーリーをいちばん大切にしています。デザインのジャッジは高揚感があるか、ないか。化粧品のパッケージは、すべての女性に高揚感を届けるものであるべき。毎日使うものだからこそ、利便性は大切ですが、それだけでは不十分。パッケージを見たり、触れたりした女性たちが「キレイになれそう」「早く使ってみたい」と前向きな気持ちがあふれるような、新しいパッケージを探求しています。 創業時から現在まで脈々と伝承されてきたポーラのデザインを紹介するとともに、特徴的なポーラのデザイン開発を通して、心に響くデザインストーリーをいかに包装・加飾技術を駆使しながら具現化し、ブランド価値を高めているかを紹介します。 【習得できる知識】 ・デザインプロセス ・化粧品容器の基本的知識
【プログラム】
1. ポーラについて
2. 拘りの「モノ」づくり ~視覚・触覚・聴覚~
2-1 素材・加工技術に拘った容器開発
2-2 使用性 環境対応
2-3 心地よい音の開発
3. ブランディング
4. デザインフィロソフィー
5. ポーラのデザイン
5-1 伝える「コト」づくり
5-2 デザインコンセプトづくり
6. 開発プロセス・開発事例
-ポーラ最高峰ブランド『B.A』の事例