暗黙知としての実験技術の可視化と技術継承
~組織と技術の自律的成長を生む技術継承の戦略と方法~

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セミナー概要
略称
技術継承
セミナーNo.
180502
開催日時
2018年05月17日(木) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区産業会館 第1会議室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。

■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
特典
【セミナー受講特典コンサルティング】
 セミナーに受講して名刺交換をさせて頂いた方への特典サービスとして、初回限定で限定特別料金にてコンサルティングをご利用いただけます。技術的な相談はもちろん、戦略相談、オンサイトセミナーなど、依頼条件を満たす限り原則として実施内容、方法に制限はありません。
 技術コンサルティングには興味があるが利用したことがないので、どのようなものか良くわからず正式依頼に踏み切れない、決裁を取るために一度ディスカッションしたいという方は、是非この機会に、JRLのコンサルティングを御体験ください。限定特典ではありますが、必ず満足のいただける内容でお応えします。
<依頼条件>
 ・初回1回のみ
 ・セミナー実施日より3カ月以内に依頼が成立
 ・費用:内容によらず定額の限定特別料金
定員
30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください
備考
昼食・資料付き
講座の内容
受講対象・レベル
これから技術継承やその準備を始めようとしている、現在進めている、上手く行かないと感じている現場担当者から管理層、経営層を対象とします。
 ・マネージャー、課長、管理者層
 ・研究所長、部長、部門長
 ・経営層
 ・中堅(受け手側&若手育成者として)
 ・企画、計画サイドとしてのスタッフ部門
習得できる知識
・本来のあるべき実験技術の継承
・技術継承の考え方と方法
・保有技術の可視化と情報資産化
・継続性と発展の両立
・基盤人材戦略
趣旨
技術継承というとどうしても生産技術にスポットが当てられがちであるが、研究開発、特に実験技術の継承も大きな問題の一つである。実験技術は生産技術のように定まった固定的なものではなく、ケースバイケースでその時その時に考えていくものであるので、マニュアル化も難しい。そのため、これまで実験技術の継承についてはほとんど触れられてこなかった。しかし、スピードと効率化、人材の流動化が激しい現代においては、実験技術の継承も生産技術と同様に推し進めなければならない。
本講演では、特に実験技術にフォーカスして、技術継承の本質の理解と共に、発展的成長へと繋がる技術継承戦略の考え方、そして、その戦略を実現するための具体的方法(伝える内容、伝え方、技術の情報化)について、暗黙知と形式知という考え方や行動心理学の考え方を取り入れて解説する。
プログラム
1.イントロ
  1.1 実験技術とは
  1.2 生産技術との違い
2.技術継承と暗黙知
  2.1 継承とナレッジの共有化
  2.2 ナレッジと暗黙知
  2.3 暗黙知の構成要素
  2.4 暗黙知を形式知にする
  2.5 2種類の感
  2.6 二つの「ワザ」
  2.7 テクニックをテクノロジーに
  2.8 知識と知恵
  2.9 情報資産化
  2.10 実験技術継承の目的
  2.11 開発・実験と継承
  2.12 なぜ継承するのか
3.なぜ継承が難しいか
  3.1 本質的課題
  3.2 現実的な現場の課題
  3.3 情報化の難しさ
  3.4 内面の可視化
  3.5 大いなる誤解の存在
4.実験技術継承における課題
  4.1 伝える側の課題
  4.2 良き師とは
  4.3 受け手の不在
  4.4 責任と原因の帰属
  4.5 継承における心理的課題
  4.6 現場担当者任せの課題
5.継承プロセスとは
  5.1 テクニックをテクノロジーへ
  5.2 テクノロジー化のポイント
  5.3 重要な顕在化の方法
  5.4 プロセスフロー
  5.5 トップダウン&ボトムアップ
  5.6 技術の可視化
6.実験技術継承のキーポイント
  6.1 技術継承とは
  6.2 形式知化の向こう側
  6.3 手順の後ろにあるもの
  6.4 技術力の継承とは
  6.5 経験知
  6.6 ノウハウ・技術以外に伝えるべきこと
  6.7 継承することの本質
  6.8 継承の内的プロセス
  6.9 スタートとゴール
  6.10 人を動かす伝え方
  6.11 新米、中堅、ベテラン
  6.12 継承≠引継ぎ
  6.13 言葉の重要性
  6.14 業務化と期限、ゴール設定
  6.15 バランス
  6.16 失敗の価値
  6.17 二つの成長
  6.18 技術は資産
7.継承を成功させる戦略
  7.1 経営戦略との整合
  7.2 継承の条件
  7.3 優先順位
  7.4 ステップ継承
  7.5 分散・冗長化
  7.6 継承のPJ化
  7.7 継承マニュアル
8.実験技術継承の準備
  8.1 準備の重要性
  8.2 棚卸
  8.3 人材の棚卸
  8.4 継承技術の基準
  8.5 分類する
9.実験技術の継承
  9.1 実験スキルの分類
  9.2 作業、思考の区別
  9.3 上位概念化
  9.4 流儀(個性)の整理
  9.5 動作の継承
  9.6 思考の継承
  9.7 プロセスへのアプローチ
  9.8 構想
  9.9 計画
  9.10 実験条件
  9.11 実験操作
  9.12 マニュアルの統合
  9.13 基盤力
  9.14 OJT ≠ 免罪符
  9.15 実験プロセスの比較
  9.16 裁量バランス
10.内面と啓蒙
  10.1 ソフト要素
  10.2 啓蒙と納得
  10.3 失敗も技術
  10.4 技術だけではない
11.技術(ナレッジ)の可視化・情報化
  11.1 暗黙知の情報化とは
  11.2 外面(手順)の情報化
  11.3 パラメーターの可視化
  11.4 多元的収集と情報次元の拡大
  11.5 内面の情報化
  11.6 認識プロセスの可視化
12.情報の評価と解析
  12.1 情報整理
  12.2 構造化
  12.3 分解、結合
  12.4 独立性と相関性
  12.5 直感的、感覚的で良い?
  12.6 プロセスとしての解析
  12.7 俯瞰視点と仰望視点
13.技術継承の方法(伝え方と教え方)
  13.1 継承のパターン
  13.2 要素分解(手強い対象は分解する)
  13.3 継承技術のブレークダウン
  13.4 認知バイアス
  13.5 まず知る
  13.6 徒弟制度
  13.7 OJTが機能しない理由
  13.8 正しいOJT
  13.9 良い訓練とは
  13.10 背景と理由
  13.11 ソクラテス式教育法
  13.12 定量的、客観的に
  13.13 以心伝心
  13.14 「動」で伝える
14.継承のためのコミュニケーション
  14.1 コミュニケーションとは
  14.2 心(マインド)のリンク
  14.3 伝えたいこと、聞きたいこと
  14.4 質問の例
  14.5 全体イメージ(テーマ)の共有
  14.6 いっしょに冒険の旅に出る
  14.7 アフターフォロー
15.育成と継承
  15.1 伝える側の教育
  15.2 受け手となれるような事前教育
  15.3 オーバーラップ
  15.4 メンタリティー
16.まとめ(継承のゴール)
17.質疑・名刺交換
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