1.なぜ粉体は固結するのか?
1.1 水による固結
1.1.1 凝縮/溶解/蒸発の繰返しによる固結
1.1.2 ガラス転移による固結
1.1.3 水和反応による固結
1.2 熱による固結
1.2.1 溶融/固化による固結
1.2.2 ガラス転移による固結
1.2.3 化学反応による固結
1.2.4 熱分解による固結
2.どのような因子が関係しているのか?
2.1 粉体特性の影響
2.1.1 形状の影響
2.1.2 充填率の影響
2.1.3 含水量の影響
2.1.4 大きさの影響
2.1.5 配合(高吸湿性粉体,低融点物質,アモルファスなど)の影響
2.2 環境条件の影響
2.2.1 温度の影響
2.2.2 湿度の影響
2.2.3 粉体圧の影響
2.2.4 保存時間の影響
2.2.5 繰返しの影響
3.どのように固結性を評価するのか?
3.1 粉体特性の評価
3.1.1平衡水分測定,水蒸気吸着等温線のモデル化
3.1.2 臨界相対湿度,エルダの仮説とは?
3.1.3 ガラス転移温度の測定,アモルファス含有量の推定
3.1.4 スティッキポイント温度とは?
3.2 固結度合の評価
3.2.1 一軸圧縮強度の測定
3.2.2 解砕度の測定
3.2.3 貫入度の測定
4.どうすれば固結は防げるのか?
4.1 原料の対策
4.1.1 粉体特性を改善する
(粒子形状,粒子大きさ,含水量,アモルファス量等)
4.1.2 表面特性を改善する
(粒子を被覆する,予め固結させる)
4.1.3 固結防止剤を添加する
(粒子間距離増加する材料,保水剤,高ガラス転移温度材料等)
4.1.4 配合の変更
4.2 装置・構造の対策
4.2.1 滞留しない構造とする
4.2.2 維持管理が容易な構造とする
4.2.3 シール性のよい構造とする
4.3 運転・操作条件の対策
4.3.1 高温原料の貯蔵,包装は冷却後にする
4.3.2 反応原料の貯蔵,包装は反応完了後にする
4.3.3 温度差のある原料を混合しない
4.4 保存条件の対策
4.4.1 適当な包装材で外気を遮断する
4.4.2 貯蔵粒子を定期的に再配列させる
4.4.3 貯蔵粒子に乾燥空気を送る
4.4.4 過剰な粉体圧を加えない
5.どのような固結対策が特許にはあるのか?
5.1 原料の対策例
5.2 プロセスの対策例
5.3 複数の対策の併用例