Phreeqcの使い方をマスターするために、化学平衡計算を主とした基礎理論からソフトの使い方までわかりやすく解説します!

PHREEQCによるプロセス解析 実習講座
実習付き(ノートPCをご持参ください。)/「PHREEQC」書籍をサブテキストとして配布!(書籍購入済みの方は割引あり)

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
PHREEQC
セミナーNo.
190380
開催日時
2019年03月28日(木) 10:00~17:00
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区文化センター 3F 第1研修室
価格
非会員:  60,500円 (本体価格:55,000円)
会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
学生:  22,000円 (本体価格:20,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、59,400円(税込)から54,000円(税込)に割引になります。
※弊社発刊「PHREEQC」書籍をすでに購入されている方は書籍代(9,720円)を割引させていただきますので、その場合はコメント欄に「書籍購入済み」とお書きください。

学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。また、当日学生証をご持参ください。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
持参物
ノートPC(事前にフリーソフトをインストールしていただきます。)
備考
昼食・パワーポイント資料・最新刊「PHREEQC」書籍付き
講座の内容
趣旨
 廃水処理や湿式製錬の最適プロセス設計では、溶液中の各化学種の存在状態を正確に把握し、状況によって変動する共存元素の影響を的確に評価することが不可欠である。溶液中の各化学種の存在状態を化学平衡計算によってシミュレーションすることが可能である地球化学コードは、そのような最適プロセス設計への重要なツールの1つである。
 本セミナーでは、地球化学コードのフリーソフトウエアの1つであるPhreeqcを用い、例題を用いながら、その使い方を基礎から説明する。Phreeqcでは、スタンダードな化学平衡計算に加えて、表面錯体モデルやイオン交換モデルを用いた吸着現象を取り扱うことできるほか、反応速度式の組み込みや、移流・拡散モデルとの連成による一次元流れの計算も可能である。本セミナーでは、それらの基礎理論から応用までステップを追って説明する。
 Phreeqcの使い方をマスターするために、化学平衡計算を主とした基礎理論からソフトの使い方までわかりやすく解説いたします。廃水処理や湿式プロセス設計の最適化のために、ぜひご参加ください。
 
プログラム
1.Phreeqcとは
 1-1 化学平衡計算ソフトウエアの比較
 1-2 Phreeqcの概要
  1-2-1 ダウンロードの仕方
  1-2-2 Phreeqcに関連するWeb情報
  1-2-3 Phreeqcで計算できること
  1-2-4 計算の流れ
 1-3 データベースの選択
 1-4 出力の仕方
  
2.溶液平衡計算
 2-1 溶液平衡計算の基礎
  2-1-1 濃度と活量
  2-1-2 イオン強度と活量係数
  2-1-3 溶液平衡計算の解き方
 2-2 PhreeqcによるpHの計算
  2-2-1 “Solution”コマンドの使い方
  2-2-2 “Charge”の使い方
 2-3 Phreeqcによる海水の溶液平衡計算
  2-3-1 データベースへの化学種の追加
  2-3-2 Outputシートの見方
 2-4 Phreeqcによるヒ酸のpH-LogCダイヤグラムの作成
  2-4-1 “User_Graph”の使い方
  2-4-2 GridシートとChartシートの利用

3.沈殿・溶解平衡計算
 3-1 沈殿・溶解平衡計算の基礎
  3-1-1 飽和指数
  3-1-2 溶解度と溶解度積
  3-1-3 沈殿・溶解平衡計算の解き方
 3-2 Phreeqcによる沈殿・溶解平衡計算
  3-2-1 Phreeqcにおける固液平衡の取り扱い方
  3-2-2 Phreeqcによる水酸化第二鉄のpH-LogCダイヤグラムの作成
  3-2-3 データベースへの沈殿種の追加
 3-3 Phreeqcによる炭酸ガス飽和溶液中での炭酸塩の生成計算
  3-3-1 気液平衡の基礎
  3-3-2 “Mix”の使い方
 3-4 Phreeqcによる中和滴定曲線の作成
  3-4-1 “Reaction”の使い方
  3-4-2 酸性坑廃水を対象とした中和滴定曲線の計算例

4.吸着平衡計算
 4-1 収着現象の基礎
  4-1-1 表面錯体とイオン交換
  4-1-2 イオン交換モデルの基礎
  4-1-3 表面錯体モデルの基礎
  4-1-4 表面錯体モデルの実際
 4-2 Phreeqcによるイオン交換計算
  4-2-1 “Exchange”の使い方
  4-2-2 データベースへのイオン交換種の追加
 4-3 Phreeqcによる水酸化第二鉄への亜鉛の吸着計算
  4-3-1 “Surface”の使い方
  4-3-2 データベースへの表面錯体種の追加

5.反応速度式の組み込み
 5-1 反応速度論の基礎
  5-1-1 反応速度を考慮すべき現象
  5-1-2 反応速度式の種類
 5-2 Phreeqcによる反応速度の計算
  5-2-1 “Rates” と”Kinetics”の使い方
  5-2-2 Phreeqcによる第一鉄イオンの酸化速度の計算
  5-2-3 Phreeqcによる沈殿生成速度の計算

6.一次元移流・拡散モデルとの連成
 6-1 移流・拡散モデルの基礎
  6-1-1 移流項と拡散項
  6-1-2 境界条件
 6-2 Phreeqcによる一次元流れと化学平衡計算の連成
  6-2-1 “Advection”と”Transport”の使い方
  6-2-2 Phreeqcによるイオン交換カラムの計算

【質疑応答・名刺交換】
 
キーワード
PHREEQC,フリーク,反応解析,プロセス解析,土壌,吸着,移流,拡散,講座,セミナー
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