本分野の課題と解決の手がかりを具体的な事例を踏まえて詳細解説!

制振工学を振動・音響課題に適用する具体的なアプローチ手法と事例

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
制振工学
セミナーNo.
200280
開催日時
2020年02月27日(木) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区文化センター 4F 第2会議室
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
■会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。また、当日学生証をご持参ください。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食、資料付
講座の内容
受講対象・レベル
振動・音響の初心者向けです。振動や音響関連する学習、業務に携わる学生や社会人で、その専門家ではない方やこれから本格的に取り組みたい方が制振工学の本質を知りたいことを想定しています。
習得できる知識
・振動・騒音低減への対策の着眼点‥本質を見極める
・効果のない方策の見分け方‥やってはいけないこと
・対処療法の限界の見極め方‥対策が効かなくなる条件とは
・基本設計の見直しの必要性‥急がば廻れ,本当の原因を探る
・軽量化・低コストとの両立への考え方‥お互いに補う方策,振動エネルギーの流れを見る
趣旨
振動エネルギーの挙動から振動騒音や音響の課題を見るアプローチ法を基礎からいくつかの事例を通して解説する。これらを通じて、振動エネルギーを熱に変換する減衰や吸音、その伝達を遮断する振動絶縁や遮音、エネルギーを蓄積する補強や質量・ばね系、相殺するアクティブダンピング等の手法を対象物にどのように組み合わせれば良いかを理解する。同時に、その効果や付加価値だけでなく、質量・コスト増等のデメリットも含める最適化への手法を考え、MBD(モデルベース開発)にも触れる。更に、振動や音響の付加価値や商品価値を高める積極的な音質や情報伝達機能についても言及する。最後に、簡単な課題に取り組み、理解を深めていただく考えております。
プログラム
1.制振工学の概要
  1.1 低減による付加価値
  1.2 開発プロセスでの位置づけ
  1.3 シンキングCAEとは
  1.4 相反性の克服
2.制振手法
  2.1 広義の制振と減衰 
  2.2 動的エネルギーの制御
  2.3 ダンピング材料とその特性
  2.4 粘性と粘弾性
3.加振源への対策
  3.1 エンジン騒音
  (1)燃焼音
  (2)ムービングパーツからの騒音
  (3)クランク軸の振動
  (4)動吸振器,ダイナミックダンパー
   ・クランク軸のねじり振動
  (5)アイドル騒音
  3.2 電動モーター
  3.3 歯車騒音
  3.4 クラッチ騒音(アイドル騒音)
  3.5 タイヤとロードノイズ
4.振動伝達部
  4.1 振動絶縁手法
  4.2 エンジンマウント
  4.3 排気系
5.発音部
  5.1 エンジンの本体構造
  (1)V型エンジンの本体構造
  (2)直4型エンジンの本体構造
  (3)トランスミッション箱
  5.2 車体フロアー
6.遮音処理
  6.1 部分遮蔽カバー手法
   ・エンジンカバー
  6.2 開口部のある遮蔽壁
   ・キャブ,車体カバー
  6.3 フルエンクロージャー手法
7.吸音処理‥音場
  7.1 吸音特性
  7.2 複合壁‥吸音と遮音とマスばね系
8.音質デザインと付加価値
9.振動騒音低減の課題の検討

  9.1 各人のアイディアの作成
  9.2 グループでの討議
  9.3 各人のアイディアの作成⇒提出
  9.4 模範解答と解説
10.まとめ
キーワード
振動,対策,解析,騒音,防振,静音化,研修,講習会
関連するセミナー
関連する書籍
関連するDVD
関連するタグ
フリーワード検索