ゴムの配合設計からゴム混練をはじめとした加工技術のポイント、加工工程が抱える課題やプロセスの最適化の考え方、さらには適切な加工条件をまで実例を交えて解説します!
1.ゴム材料とは?
1-1.ゴム分子の構造と安定性
1-2.ゴムの基本的因子と分子構造
2.原料ゴムの特性
2-1.原料ゴムの化学的特徴
2-2.原料ゴムの特性
3.ゴムの配合設計
3-1.ゴム配合を構成する要素
3-2.ゴム配合物とゴムの補強
3-2-1.機械的性質
3-2-2.補強モデル
3-2-3.粘弾性特性と時間温度換算則
3-3.ゴム充填剤(カーボンブラック他)
3-4.ゴム架橋剤
3-5.ゴム用老化防止剤
3-6.その他各種配合剤の種類と特徴(加硫助剤、樹脂・オイルなど)
4.ゴム加工技術とトラブル対策
4-1.ゴム工場加工性問題
4-2.加工性を左右するゴムの流動挙動
4-3.ゴム練りの挙動
4-3-1.混合状態とコンパウンド特性
4-3-2.ゴム練り状態評価と成形加工性
4-3-3.新しいゴム練り状態評価方法の検討
4-4.ゴムの流動性と加工トラブル
4-4-1.ゴムの流動性の特徴と加工性への影響
4-4-2.ゴムの流動性指標と加工性との関係
4-4-3.流動性指標による加工性向上(加工条件,ゴム配合への反映)
4-4-4. ポリマーにおける加工性改善事例
4-5.ゴム成形工程でのトラブルと対策
4-5-1.押出・射出成形でのトラブルと対策
4-5-2.金型成形におけるトラブルと対策
4-5-3.離型性、金型汚染
4-6.ゴム材料によるゴム加工品質の改善
5.ニーズに応える材料づくり
5-1.ニーズに応える材料づくりとは
5-2.強いゴムをつくる方法
5-3.ゴムの硬さを調整する方法
5-4.ゴム材料の伸びと架橋密度の関係
5-5.耐摩耗性を向上させるには
5-6.耐摩擦性を向上させるには
5-7.防振性を向上させるためには
5-8.耐候性を向上させるには
5-9.耐疲労性を向上するには
5-10.使用温度に対応できるゴム材料をつくる方法
6.ゴム製品(加硫ゴム)のトラブルと対策
6-1.トラブル要因の整理
6-2.トラブル解析の具体的な手法
-熱劣化、酸化劣化の原因究明と対策-
6-3.ゴム製品のオゾン劣化
6-4.ゴム製品の水劣化(残留塩素)
6-5.ゴム製品の耐油性(膨潤と劣化)
6-6.ブルーム、ブリード現象によるゴム製品の外観悪化
6-7.接着劣化、銅害、金属害による接着性低下