規制当局が求めるダーティーホールドタイム・クリーンホールドタイムの設定と評価方法とは?

医薬品製造設備の
洗浄バリデーション実施と設備共用・専用化に関する判断基準【LIVE配信】
~3極査察の指摘事例を元に「サンプリング及び分析法」や「手順書作成」などポイントごとに解説~

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症対策により開催形式が変更になりました。(7/20)
開催形式:会場でのセミナー ⇒ Webセミナー
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
~テキストはPDFデータで事前に配布いたします(紙媒体の配布はありません)~

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
洗浄バリデーション【WEBセミナー】
セミナーNo.
200904
開催日時
2020年09月10日(木) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ★1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付(PDFデータで配布します)

【LIVE配信セミナーとは?】
・本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
・「ミーティング用Zoomクライアント」をダウンロードするか、ZOOM を
  ダウンロードせず、Web ブラウザから参加するかの2種類がございます。
  ZOOM WEBセミナーのはじめかたをご覧ください。
・お申込み後、受理のご連絡メールをさせていただきます。
 一部メールが通常セミナー形式(受講券、請求書、会場の地図)になっておりますが
 LIVE配信のみのセミナーです。
・お申込み後、接続テスト用のURL(https://zoom.us/test)から
「ミーティングテストに参加」を押していただき動作確認をお願いします。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時の10分前に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
本講座はセミナー資料でPDFデータで配布します。紙の資料配布はございません。
・ご質問については、オープンにできるご質問をチャットにご記入ください。
 個別相談(他社に知られたくない)のご質問は後日メールにて講師と直接お願いします。
・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
・講義の録音、録画などの行為や、テキスト資料、講演データの権利者の許可なく
 複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
講座の内容
習得できる知識
 ・洗浄バリデーションのリスク管理の重要性を知る
 ・医薬品製造における3極の洗浄バリデーションの概要を学ぶ
 ・PIC/S GMP Annex 15の改定に規定されるダーティーホールドタイム・クリーンホールドタイムのデータ取得・設定・評価方法につき、3極のGMP規制の差異をふまえて習得
 ・洗浄バリデーション当局指摘事例や、実践事例そして業務の進め方を学ぶ
 ・洗浄バリデーションを通し「設備共用に関する規定」を知る
趣旨
cGMPに「医薬品の製造装置は、製品の安全性、本質、力価、品質または純度を劣化させるような汚染を防止するため、適切に洗浄されたければならない。」とある。またICH Q7 12章にも、「共用設備の品目切り替え時には完全に洗浄すること、専用設備であっても望ましくない物質や微生物汚染を防ぐため、適切なインターバルで洗浄するべきこと。」と医薬品設備洗浄の基本的な考え方が示されている。
洗浄手順はもとより残留物等の許容基準値は、製品の安全性から論理的且つ科学的な根拠に基づき設定しなければならない。また洗浄バリデーションに用いる試験方法も、残留物を確実に検出することのできるような、特異性及び感度を有する妥当なものでなければならない。また最近の動向として、製品ライフサイクルおよびリスクの考慮、毒性学的観点に基づく残留限度値の設定、ダーティーホールドタイムやクリーンホールドタイムやワーストケースを選定する際の科学的根拠が求められる傾向にある。
本講演では、医薬品製造における洗浄バリデーションに関する最新の規制動向を踏まえながら、EMA、PIC/S GMPに対応した洗浄バリデーションの実施とその残留許容基準値及びDHT、CHTの設定等、更には洗浄バリデーションによる製造設備共用/専用化の判断基準を解説する。
プログラム

 1.洗浄バリデーションの実施関する法規制について
  1.1 海外の洗浄バリデーションに関わる法規制
  1.2 PIC/S GMP Annex 15の改定に対応した洗浄バリデーション
  1.3 cGMPにおける洗浄バリデーション
    「FDA Guide to Inspections of Validation of Cleaning Processes」
  1.4 ICH Q7(原薬GMPガイドライン)における洗浄バリデーション
  1.5 改正GMP省令(H25 年8月30日)における洗浄バリデーション
  1.6 改正GMP省令案の「交叉汚染防止」
 2.EMA及びPIC/S GMPに対応した洗浄バリデーションのリスク管理
  2.1 洗浄工程のリスク管理と交叉汚染のリスクアセスメント
  2.2 残留許容値の設定方法
      ・0.1%基準、10ppm基準、目視限度基準(Eli Lilly社残留基準値の設定根拠)
      ・PDE(一日暴露許容量)の算出、
       ICH Q3A, Q3C, 元素不純物Q3D,M7各ガイドラインとの関連
    ・EMA暴露限界値設定に関するガイドラインとリスクアセスメント
    ・NOAEL(無毒性量),NOEL(無作用量),PDE(一日暴露許容値)からの閾値設定
    ・TTC(毒性学的閾値)及びOEL(職業暴露限界)
      原薬製造工程、製剤包装工程における残留許容限度の算出方法(事例)
     ・洗浄剤の残留許容基準回収率の設定方法
  2.3 手洗浄のバリデーション、洗浄バリデーションで基準外だった場合の対応
  2.4 情報量の少ない治験薬、ケミカルハザード物質の洗浄バリデーション
  2.5 閾値設定が出来ない場合の留意点
  2.6 改正GMP省令案に提示された「設備共用の禁止(案)」への考察
 3.PIC/Sの求めるダーティーホールドタイム(DHT)・
        クリーンホールドタイム(CHT)の設定と評価方法
 4.洗浄バリデーションにおけるサンプリング及び分析法の留意点
  4.1 スワブ法、リンス法と他の方法(PHなど)の併用
  4.2 サンプリング法の妥当性とバリデーション
  4.3 分析法バリデーション及び回収率の評価方法
 5.3極GMP 洗浄バリデーション査察指摘事例と対策について
  ・PMDA、cGMP(FDA Warning Letter)、PIC/S(EU)GMP、ICH Q7指摘事例と対策
 6.洗浄バリデーション関わる手順書(SOP)及び報告書作成上の留意点
 7.医薬品ライフサイクルにおける洗浄手順の構築
  ・ワーストケースアプローチとグルーピング
 8.高度な封じ込め設備を必要とする高生理活性医薬品の
        洗浄バリデーションと設備共用・専用化に関する判断基準
  8.1  固形製剤設備の洗浄バリデーション(事例1)
  8.2 マルチパーパス製造設備における高生理活性化合物製造時の
       洗浄バリデーション及び設備共用/専用設備化の可否について
    (事例2:FDAへの質問と回答)
 9.まとめ

スケジュール
※多少前後する可能性がございます。
 10:30~12:00 講義1
 12:00~13:00 昼食・質疑応答
 13:00~14:00 講義2
 14:00~14:05 休憩
 14:05~15:05 講義3
 15:05~15:10 休憩
 15:10~16:10 講義4
 16:10~16:30 質疑応答
キーワード
洗浄,バリデーション,残留,許容,サンプリング,FDA,PIC/S,Web,研修,セミナー
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