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スキンケア洗浄剤の処方設計と評価
~効果的な界面活性剤の選び方・使い方とは?使用感や刺激性の評価は?~

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セミナー概要
略称
スキンケア洗浄剤
セミナーNo.
201261
開催日時
2020年12月16日(水) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
会員登録とは? ⇒ よくある質問
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。また、当日学生証をご持参ください。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付
講座の内容
受講対象・レベル
・基礎から学びたい方
・化粧品メーカーの若手社員の方(入社1~3年目)
・最近皮膚洗浄剤の開発業務に携わるようになった方 など
プログラム
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【第1部】 界面活性剤の選び方と剤型別にみる処方設計
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<講師> 日油(株) 主任研究員 嶋田 昌彦 氏

【講演の趣旨、ポイント】
 スキンケア洗浄剤(洗顔料、クレンジング料等)においてはいろいろな剤型が開発されており、消費者の好みやニーズに対応してきている。スキンケア洗浄剤は種々の成分から構成されるが、洗浄成分として機能するものに各種の界面活性剤がある。スキンケア洗浄剤は使用頻度が多いことから、肌に対する負担をできるだけかけないようにするために、いわゆる低刺激性界面活性剤が主要成分もしくは補助成分として使用されている。
 低刺激性界面活性剤の開発の歴史はすでに30年以上になるが、低刺激性界面活性剤は単に刺激性が低いということだけでなく、何らかの機能を有する洗浄成分であることが求められるようになってきており、低刺激性と機能性を合わせもった成分であることが必要である。
 本講演ではスキンケア洗浄剤に使用される低刺激性界面活性剤の種類とその特徴についてまず解説し、次に低刺激性界面活性剤を使用したスキンケア洗浄剤の事例を紹介し、その特徴について解説する。

【習得できる知識など】
・スキンケア洗浄剤に使用される低刺激性界面活性剤の種類と特徴
・スキンケア洗浄剤の種類と処方の特徴
・低刺激性界面活性剤を使用したスキンケア洗浄剤の特徴

【プログラム】
 1. 界面活性剤の基礎
  1-1 界面活性剤の種類
  1-2 界面活性剤の機能

 2. スキンケア洗浄剤
  2-1 スキンケア洗浄の重要性
  2-2 スキンケア洗浄剤の種類
  2-3 洗顔料処方の特徴
  2-4 クレンジング料処方の特徴
  2-5 ボディ洗浄料処方の特徴
  2-6 ヘアシャンプー処方の特徴

 3. 低刺激性界面活性剤
  3-1 低刺激性界面活性剤開発の歴史
  3-2 低刺激性界面活性剤の種類
  3-3 アミノ酸系アニオン界面活性剤
  3-4 リン酸エステル系アニオン界面活性剤
  3-5 その他アニオン界面活性剤
  3-6 両性界面活性剤
  3-7 ノニオン界面活性剤

 4. 低刺激性界面活性剤を応用したスキンケア洗浄剤
  4-1 洗顔料処方
  4-2 ボディ洗浄料処方
  4-3 クレンジング料処方
  4-4 ヘアシャンプー処方


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【第2部】 クレンジング剤の処方設計と性能評価
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<講師> (株)ファンケル 総合研究所 化粧品研究所 製剤開発グループ 課長 三譯 秀樹 氏

【講演の趣旨、ポイント】
近年、メイクアップ製品の高機能化、処方バリエーションの多様化に加え、消費者個人の価値観の多様化に伴い、メイクアップリムーバー(クレンジング剤)についても、優れた使用性と高い機能性を有しながら、様々なニーズに対応した製剤が求められる。
本講演では、処方開発技術者向けに、クレンジングオイルの処方開発を例として、原料選定・処方設計のポイントや機能性評価の方法を紹介する。また、クレンジングオイルから派生した新たなクレンジング剤の開発事例についても併せて紹介する。

【習得できる知識】
メイク落とし製品の処方設計のポイント、性能評価の方法等

【プログラム】
 1.はじめに

 2.メイク落としの洗浄メカニズムと処方設計方針

 3.クレンジングオイルの開発
  3-1 クレンジングオイルの処方構成
  3-2 メイクになじむ機能の評価方法と原料の選定
  3-3 洗い流す機能の評価方法と原料の選定
  3-4 濡れた手で使える機能の評価方法と原料の選定
  3-5 角栓溶解機能の評価方法と原料の選定
  3-6 クレンジングオイル開発時に発生したトラブル事例と安全性評価の一例

 4.クレンジングオイルから派生したクレンジング剤の開発事例
  4-1 “温感”クレンジングオイルの開発
  4-2 クレンジングリキッドの開発


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【第3部】 保湿性を高めるスキンケア洗浄剤(皮膚洗浄剤)の処方設計
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<講師> ライオン(株) ビューティケア研究所 鈴木 孝直 氏

【講演の趣旨、ポイント】
スキンケア洗浄剤の一つであるボディソープは、本来泡立てて肌の汚れをしっかりと落とすことが主な役割であるが、生活者の生活の変化等から、近年では「保湿」機能が魅力的な訴求ポイントして挙げられる。本講演では、ボディソープの保湿性を高めるための方法として、アニオン性界面活性剤とカチオン性高分子がすすぎ時に形成する複合体に着目した技術を中心に、皮膚洗浄剤の処方設計と保湿性及び使用感評価の事例を紹介する。

【習得できる知識】
・皮膚の基礎
・保湿性の評価法

【プログラム】
 1.皮膚の構造
  ・ヒトの皮膚の構造
  ・皮膚のバリア機能

 2.保湿性を高めるための処方設計
  2-1 界面活性剤の選び方
  2-2 保湿成分の選び方
  2-3 保湿成分の残し方
  2-4 その他求められる性能

 3.保湿性や洗いあがりの評価・分析
  3-1 保湿性の評価
   ・保水機能評価
   ・角層水分量評価
   ・経表皮水分蒸散量評価
  3-2 使用感(しっとり・さらさら)の評価
スケジュール
10:30~12:30【第1部】嶋田先生
12:30~13:15(昼食)
13:15~14:45【第2部】三譯先生
14:45~15:00(休憩)
15:00~16:30【第3部】鈴木先生
キーワード
スキンケア洗浄剤,界面活性剤,クレンジング,洗顔,処方設計,保湿,セミナー,講習会,研修
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