2021年06月15日(火)
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・プラスチック製品の設計担当者
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・発泡成形の発泡原理が理解できる。
・発泡成形と粘弾性特性の関係が理解できる
・粘弾性特性を基準とした発泡成形プロセスの基礎が習得できる
・GCP(ガス・カウンタ-・プレッシャ-)が理解できる
・射出発泡+GCP成形技術の原理が理解できる
・射出中空成形技術の原理が理解できる
・射出圧空成形技術の原理が理解できる
プラスチックの発泡は、素材が粘弾性特性を示すがゆえに実現可能となるものです。従って、対象とする素材の粘弾性特性を把握することで、所望の発泡体(所望の気泡径/発泡倍率等)を得るための成形条件が、感や経験に頼らず選定することができます。発泡体の気泡の形成は弾性領域では出来ず、粘弾性領域内で空隙内の素材を移動/流動させることで可能となります。
ここでは、化学的発泡、物理的発泡といった発泡の基礎原理を説明します。次に、発泡原理に基づいた発泡制御法を素材の粘弾性特性との関連で説明し、発泡制御における素材の粘弾性特性の利用法について伝授します。そして、我々の研究グル-プが開発した最近の新技術として、スワルマ-クを除去できるGCP(ガスカウンタ-プレッシャ-)の使用法やエタノ-ル等の液体発泡剤を用いた発泡プロセス並びに展着による新化学的発泡剤について説明します。
1.発泡の原理
1.1 物理的発泡の発泡原理の定性的説明
1.2 均一核生成の基礎理論
2.発泡制御に必要な発泡素材の諸特性
2.1 素材の粘弾性特性(弾性率の時間及び温度依存性)
2.2 素材の溶解特性
3.粘弾性特性に基づいた発泡制御法と成形プロセス
3.1 バッチ式発泡成形システム
3.2 連続発泡成形システム
(射出発泡成形、ノズル式射出発泡成形、押出発泡成形、ブロ-発泡成形)
3.3 発泡に及ぼす影響因子と発泡制御
a)基本的な影響因子
b)超臨界流体とその応用
c)溶解特性
d)粘弾性特性に基づいた発泡制御法
4.射出発泡+GCP(ガス・カウンタ-・プレッシャ-)成形法
4.1 GCPの基本原理
4.2 GCP装置(ガス供給装置)
4.3 射出成形+GCP成形システムと成形方法
4.4 金型構造
a)エジェクタ-ボックスタイプ
b)エジェクタ-シ-ルタイプ
5.射出中空成形法&射出圧空成形法
5.1 射出中空成形の原理
5.2 射出圧空成形の原理
5.3 中空・圧空成形注入ピン
5.4 金型構造
6.液状発泡成形法&新化学的発泡剤
6.1 液状発泡剤を用いた射出発泡成形方法
6.2 液状発泡剤供給装置
6.2 展着による新化学的発泡剤
・PP + ADCA、 PP + 重曹
【質疑応答】
微発泡,ウレタン,不良,強度,マイクロセルラー,WEBセミナー,研修