高分子架橋材料の架橋構造を分類し、架橋網目構造の解析手法、構造解析、架橋網目構造と力学物性との相関について説明します。さらに、近年の動向として、可逆架橋や環動架橋といった動的架橋の導入がエラストマー材料の高強度化において有効であることに着目し、動的架橋のダイナミクスと力学・破壊物性の相関についても解説します!
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
1. 高分子材料における架橋様式
1-1. 架橋とは
1-2. 高分子架橋材料の弾性の起源
1-3. 架橋の分類
2. 高分子架橋材料の構造と物性
2-1. 高分子架橋材料の網目構造解析
2-2. 高分子架橋材料の弾性率
2-3. 高分子架橋材料の応力歪み特性
2-4. 高分子架橋材料の強靭性
3. 可逆架橋を含む自己修復性材料の力学・破壊物性
3-1. 犠牲結合原理による高分子材料の強靭化
3-2. 自己修復性高分子材料における可逆架橋点のダイナミクスと力学物性
3-3. 自己修復性高分子材料における可逆架橋点のダイナミクスと破壊靭性
4. 環動高分子材料の力学・破壊物性
4-1. 環動高分子材料における環動架橋点のダイナミクスと力学物性
4-2. 環動高分子材料における環動架橋点のダイナミクスと破壊靭性
5. 伸長誘起結晶化による自己補強効果
5-1. 高分子ゲルにおける可逆な伸長誘起結晶化の発見
5-2. 伸長誘起結晶化による自己補強効果:強靭性と復元性の両立
【質疑応答】