☆腸内フローラやプロ(プレ、シン)バイオティクスの基礎・応用研究の現状と問題点とは?
☆新規プロバイオティクス菌の発掘と有効な研究・開発のポイントとなる因子やマーカーとは?
※オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
1.腸内細菌叢の基本的理解
・腸内フローラとは ⇒ microbiota, microbiome
・腸内細菌叢の構造解析法:培養法から分子生物学的手法、マルチオミクス研究
・世界に広がった腸内細菌叢解析
・Agingと腸内細菌叢:周産期から始まる腸内フローラ形成
2.腸内細菌叢と疾患との関わり
・腸内細菌叢の恒常性:colonization resistanceとは
・腸内細菌叢の異常
⇔ 疾患誘導:肥満、腸管疾患、自己免疫疾患、アレルギー、がん、精神・神経疾患など。
・代謝性内毒素血症とは:Bacterial translocation
3.腸内細菌叢の制御による疾患予防や治療補助の可能性
・食事(栄養):特に食物繊維(MACs: Microbiota Accesible Carbohydrates)の重要性
・便微生物移植(fecal microbiota transplantation):下痢症から多様な疾患への適用拡大
4.プロバイオティクス、プレバイオティクス、シンバイオティクス
・プロバイオティクスの定義
・プロバイオティクスの要件
:安全性、保健作用を裏付ける確固たる科学的証拠、明解な作用メカニズム
:腸内代謝、免疫・生体防御の促進、など。
・プレバイオティクス:オリゴ糖、食物繊維、レジスタントスターチ、FODMAP
・シンバイオティクス:様々な臨床領域での有効性
5.新規な内在性腸内細菌の可能性
・腸内にはまだまだ潜在的な機能を有する多くの未知菌が存在する。
・特徴的な性質をマーカーとした未知菌の新規な分離:集密培養
・特徴的な性質:接着性、腸内 定着、免疫賦活(調節)、薬物代謝、など。
・in vivoにおける効果検証と作用メカニズムの解明
・安全性の検証