『価値づくり』に向けて研究開発マネジメントが追求すべき3つの視点【LIVE配信】
~市場起点、コア技術戦略、オープンイノベーションによる三位一体の研究開発~

※オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
※10名以上で受講される場合はパック料金あり。お気軽にお問合せください。

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セミナー概要
略称
研究開発マネジメント【WEBセミナー】
セミナーNo.
211282
開催日時
2021年12月21日(火) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名55,000円(税込)から
 ・1名44,000円(税込)に割引になります。
 ・2名申込の場合は計55,000円(2人目無料)になります。両名の会員登録が必要です。
 ・10名以上で申込される場合は大口割引(総額220,000円~)があります。
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定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
持参物
受講にはWindowsPCを推奨しております。
タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
備考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
研究開発部門、研究企画、技術企画、経営企画、商品企画などの部門の方々で、
 -研究開発組織の変革にご関心のある方、
 -コア技術戦略の実行をご検討中の方、
 -オープンイノベーションをご担当の方 など
趣旨
 日本企業は、過去20年間停滞を経験してきました。一方で、海外企業に目を向けると、この20年間で、多くの新興国企業が成長し、欧米の優良企業は本質的な経営変革を実行し、数多くのベンチャー企業が生まれ成功してきました。私は、日本企業の停滞の原因は、誤解を恐れずに言えば、「ものづくり」への強い固執にあると考えています。多くの場合、「ものづくり」とは、市場価値が低下しつつある自己の従来の強みへの拘泥であり、自己の「視野狭窄」を生み出してきているからです。
 企業は、その本質において、「顧客が享受する価値に対して支払う対価」を源泉に存続しています。したがって、企業が目を向けるべきは、直接的に、顧客が享受する「価値」です。企業にとってこの「価値」を継続的に創出すること、すなわち「価値づくり」が、その本来的使命であるはずです。そして、研究開発部門は、この「価値づくり」において先導的・主導的な役割を担わなければなりません。
 この「価値づくり」を成功させ収益を継続的に拡大するためには、研究開発部門における「市場起点の思考と活動」、「コア技術戦略の実行」そして「オープンイノベーションの徹底」の3つの戦略イニシャティブを有機的・相乗効果的に三位一体で組み合わせ、そしてそれらを強力に展開することが重要です。
 本セミナーでは、以上のような「価値づくり」に向けての三位一体の研究開発の必要性の背景と、その構造と内容を紹介した後、具体的にどのような活動を行うことが必要なのかを、様々な事例を交えながら説明をしていきます。
プログラム

1.はじめに
 - 日本企業の大きな問題点:ものづくり経営?
 - 米国企業の『価値づくり』の追求(GEの例)
 - 日立の研究開発体制の改革:『価値づくり』へ
2. なぜ『価値づくり』なのか
 - 『価値づくり』の定義
 - 「価値づくりへの脱皮」が求められる6つの大きな背景
   ・そもそも顧客は享受する価値に対し対価を支払う
   ・顧客は常に充足されない潜在ニーズを持つ(アマゾンのドローン活用例)
   ・『非顧客』が存在する(バイクメーカーの例)
   ・新興国企業の台頭による既存価値追求競争の限界(韓国化粧品企業などの例)
   ・従来の「ものづくり」の発想では発展・成長はない
   ・『価値づくり』の前提のオープンイノベーションが格段に容易に
 - 価値づくりの企業例:グーグル
3.日本企業の大きな問題点:「ものづくり」への固執
 - 「ものづくり」の関心領域:製品や技術
 - 技術は成熟化する:新興国の金型技術力の向上の例
 - モノづくりの問題点:「a solution without a problem」(問題のない解決策)
4.『価値づくり』への『三位一体型』研究開発マネジメントとは
 - 『価値づくり』は継続的な収益拡大を実現する為のもの
 - 『価値づくり』のための三位一体の研究開発とは
 - 「市場起点の思考と活動」が必要とされる理由
 - 「オープンイノベーションの徹底」が必要とされる理由
 - 「コア技術戦略の追求」が必要とされる理由
 - 『価値づくり』のための三位一体の研究戦略の全体像
5.『価値づくり』の視点を持つ
 - 『価値づくり』における研究開発部門の役割(日立製作所、三菱ケミカル、富士フイルムの例)
 - 『価値づくり』の研究開発部門における現状
 - 「うちの技術者は顧客価値のことなど考えていない」(大手車両機器メーカー技術担当課長)
 - 顧客はどんな点に価値を認識するかの理解の必要性
 - 顧客は自社のQCDだけで買うのでは決してない
 - 機能的価値と意味的価値
 - 『価値づくり』の拡大の視点:VACESモデル(日本触媒、シマノ、帝人、テトラパック、Bush Boake Allen、東洋電機、3M、コマツ、日本ペイント等)
6.市場起点の思考と活動
 - 革新的テーマ創出のメカニズム:市場知識と技術知識のスパーク
 - スパークの原料の「市場知識」の強化活動
 - 「市場起点の思考と活動」の企業事例(本田宗一郎、花王、資生堂の例など)
 - 研究者は蛸壺から出でよ!
 - 市場・顧客を理解する3軸、TADとそのための具体的活動(島津製作所、IBMの20%ルール、キーエンス等)
 - 研究開発部門の市場起点の思考と活動のための具体的方策(マーケティング強化、ステージゲートプロセスの導入等)
7.コア技術戦略の追求
 - コア技術戦略とは
 - コア技術設定の企業事例(3M、クレハ、富士フイルム)
 - コア技術の選定軸
 - コア技術による「市場起点の思考と活動」の促進(富士フイルム、IHIの例)
 - 「市場起点の思考と活動」による新たなコア技術の発見
 - コア技術の設定プロセス
 - コア技術設定上の3つの注意点(イノベーションのジレンマ等)
8.「オープンイノベーションの徹底」
 - 「オープンイノベーションの徹底の」の位置付
   ・『価値づくり』の実現のためにある
   ・オープンイノベーションは目的ではなく手段
 - オープンイノベーションとは
 - オープンイノベーションが必要とされる背景
 - オープンイノベーションの多様性とその類型
   ・類型(1):何を大きな目的として
   ・類型(2):イノベーションの発生の場は
   ・類型(3):具体的に何を求めて
   ・類型(4):誰と
   ・類型(5):どのような関係性の下
   ・類型(6):どのように実現
 - 他の要素との相乗効果
   ・市場の知識と外部技術のスパーク
   ・市場起点の思考と活動によるオープンイノベーション対象者の発見
   ・外部の市場知識と自社技術のスパーク(GE、東レの例)
   ・自社技術と外部技術のスパーク
   ・オープンイノベーション推進におけるコア技術による収益確保
   ・オープンイノベーションによるコア技術の強化と補完 (コンチネンタル、オリンパスの例)
 - 外部パートナー探索2つの方向性
 - 自社が個別に外部を探す(P&G、コニカミノルタ、ナインシグマ、金融機関、エルゼビア等)
 - 外部に積極的に探される
   ・自社保有技術の開示・発信(キヤノン、GE、3M、シスコ、P&G等)
 - オープンイノベーション実現の阻害要因
   ・取引コストと心理的抵抗
   ・オープンイノベーションがもたらす大きな価値とコスト・抵抗の両者に目を向けることで、オープンイノベーションを促進する
 - オープンイノベーションの成功に向けて打つべき10の  施策
9.最後に
【質疑応答】

キーワード
研究開発,マネジメント,オープンイノベーション,市場起点,コア技術,講座,研修,セミナー
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