蛍光体の分子設計・合成法と最新技術動向・市場展望【LIVE配信】
~新しい発光材料としての量子ドット、酸化物、フッ化物、窒化物蛍光体の注目分野への応用展開・マーケット展望~

※オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

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セミナー概要
略称
蛍光体【WEBセミナー】
セミナーNo.
2205113
開催日時
2022年05月25日(水) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名55,000円(税込)から
 ・1名44,000円(税込)に割引になります。
 ・2名申込の場合は計55,000円(2人目無料)になります。両名の会員登録が必要です。
 ・10名以上で申込される場合は大口割引があります。
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定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
持参物
受講にはWindowsPCを推奨しております。
タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
備考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
・蛍光体の新しい用途(太陽電池、植物工場、化粧品など)を探索している技術者
・蛍光体のユーザー
・蛍光体の開発に関心のある技術者、担当者、管理者
習得できる知識
・応用分野別の蛍光体の設計手法
・蛍光体の合成および評価
・蛍光体の開発動向
趣旨
 ディスプレイや照明で使用されている蛍光体は色と効率を決める最も重要な材料でありながら、現在のマーケットサイズは小さく、ビジネスには多くの問題がある。そのため、新しい材料の開発も、企業だけでなく国研や大学にも分散しており、新規材料の開発状況を学術会議や書籍だけでフォローすることは難しい。レーザープロジェクタ、レーザー照明、マイクロLED、太陽電池用波長変換材料のような新しい応用展開について、本講演では現行の蛍光体の長所と欠点だけでなく、それを解決するための新規蛍光体への取り組みの状況を幅広く紹介する。また、近年報告されている新材料とその蛍光特性―本当に実用化可能か?―について講師が得た最新の未公開情報に基づき解説する。
プログラム

1.蛍光体の基礎知識と設計
 1.1. 蛍光体の歴史、世界最古の蛍光体は日本人が開発した
 1.2. 発光におけるルミネセンスの原理
 1.3. 発光イオン (不純物) 型蛍光体と半導体 (自発光) 型蛍光体
 1.4. バンド理論に基づく新しい熱消光理論、次世代のレーザー励起用蛍光体で重要な考え方
 1.5. DOEの勧告に基づきナローバンド (狭帯域発光) 化に!日本はガラパゴス化?
 1.6. 白色LED中の青色光が危険という嘘

2.実用蛍光体の長所と欠点
 2.1. 黄色(Y,Gd)3(Al,Ga)5O12:Ce(日亜化学)  優れた熱特性と特許問題
 2.2. 黄色α-Caサイアロン:Eu オレンジ発光として車載用途で活路を見出す
 2.3. 赤色(Ca,Sr)AlSiN3:Eu リモートフォスファーへの対応と特許問題
 2.4. 赤色Sr2Si5N8:Eu 劣化問題はほぼ解決
 2.5. 赤色K2SiF6:Mn 狭帯域発光で高い輝度を実現  
 2.6. 緑色β-サイアロン:Eu バックライト用の狭帯域発光
 2.7. 黄色La3Si6N11:Ce YAGとの違いと最近の採用状況

3.蛍光体メーカーおよびビジネスの状況
 3.1. 蛍光体マーケットの見積もり
 3.2. 1kg何十万円から何百万円以上の高価なLED用蛍光体がなぜビッグビジネスにならないのか?
 3.3. 世界における蛍光体企業および研究者
  3.3.1. 日亜化学
  3.3.2. 三菱ケミカル
  3.3.3. 東京化学研究所
  3.3.4. 根本特殊化学
  3.3.5. デンカ
  3.3.6. Daejoo Electronic Materials(韓国)
  3.3.7. LWB
  3.3.8. Intematix
  3.3.9. 北京有色金属研究総院
  3.3.10. 北京宇極科技発展有限会社
  3.3.11. 中国のBig5
  3.3.12. あまり知られていない台湾の蛍光体メーカー
  3.3.13. サムスンの蛍光体内製中止と蛍光体事業を引き継いだ会社
  3.3.14. その他の最新情報

4.新たな蛍光体の開発状況
 4.1. Cd系およびCd-フリー量子ドット蛍光体
 4.2. ペロブスカイト量子ドット蛍光体 従来の量子ドットと何が違う?
 4.3. ガイアフォトン、ゼブライト、FOLP:Eu2+など
 4.4. 新しい組成の蛍光体の開発例の紹介、赤外から黄色までの発光

5.Phosphor in Glass、セラミックスプレート、リモートフォスファーやChip Scale Packageのような新しい部材構成の利用
 5.1. レーザー励起に向けての単結晶や焼結体の利用
 5.2. 酸化物、窒化物、フッ化物蛍光体合成のノウハウ、何が一番重要なファクターか?
 5.3. マイクロLEDに適した最新の低温合成法
 5.4 新規合成法による世界で最も明るい蓄光蛍光体の実現

6.太陽電池用波長変換膜
 6.1 太陽電池用波長変換膜がなぜ必要か?
 6.2 蛍光ナノ粒子の必要性とコストの要求
 6.3 市場の予測

7.植物工場用波長変換膜
 7.1 植物に必要な赤色は人とは異なる
 7.2 なぜ赤色LEDではだめなのか?
 7.3 レタスを作るだけでは未来はない

8.紫外線を発する蛍光体
 8.1 水処理における水銀灯代替
 8.2 新型コロナ対策で利用できる?

9.蛍光体関連物質としての顔料
 9.1 発がん性でコバルトブルー (青) と酸化チタン (白) が使えなくなる!
 9.2 優環境・低コストのマンガンで顔料と蛍光体を作ろう!
 9.3 酸化チタンに替わる化粧品用途 三原色蛍光体で白色に輝く顔料に!何が難しいか?

10.その他の最新情報
 10.1 バイオ関連の発光材料の用途は?
 10.2 偽造防止用蛍光体に大きなマーケットはない

【質疑応答】

キーワード
蛍光体,蛍光材料,LED,ディスプレイ,太陽光発電,PV,化粧品,研修,講座,セミナー
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