2022年06月06日(月)
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特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします
木質バイオマスの主要構成成分であるリグニンの分布、生合成、化学構造、分析法、分解法などの基礎知識を解説します。木質バイオリファイナリー事業を企画・実施する上で、参考になると思います。
2050年カーボンニュートラルを目指す中、エネルギーやマテリアルの原料を化石資源からバイオマスへシフトさせていくことが求められています。再生可能で豊富な資源量から木質バイオマスへの関心が高まっています。木質バイオマスの利用の鍵はリグニンにあります。
木質を基盤とするバイオリファイナリーを発展させるためには、リグニンとセルロースの効率的な分離技術、そしてリグニンの選択的な抽出技術が必須です。しかしながら、リグニンは他の天然高分子と異なり、その構造は極めて複雑かつ不均一であるため、分離・抽出の妨げとなっています。ここでは、リグニンの構造をその形成過程から解説します。また、利用例についても紹介します。
1.バイオマスとは
1-1 パリ協定・SDGs・カーボンニュートラル
1-2 バイオマスの定義と種類
1-3 森林資源の腑存量
1-4 林業の現状
1-5 脱炭素社会に向けたバイオマス利用の意義
2.木質バイオマスの特徴
2-1 樹木の進化・種類
2-2 樹木を構成する組織
2-3 木材の主要3成分(セルロース、ヘミセルロース、リグニン)の生合成
2-4 木材の主要3成分(セルロース、ヘミセルロース、リグニン)の化学構造
2-5 抽出成分
3.木質バイオマス変換技術(バイオリファイナリー)
3-1 バイオエタノール
3-2 改質リグニン
3-3 リグニン由来バイオプラスティック
3-4 セルロースナノファイバー
4.持続可能な社会に向けて
4-1 カスケード利用
4-2 今後の展望
10:30~12:00 講義
12:00~13:00 昼食
13:00~14:00 講義
14:00~14:10 小休憩
14:10~15:10 講義
15:10~15:20 小休憩
15:20~16:15 講義
16:15~16:30 質疑応答
※進行により前後する可能性がございます。
バイオマス,木質バイオマス,リグニン,セルロース,抽出技術,セミナー,講演,オンライン