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1.はじめに
- なぜ未来のニーズ予測が必要か?
・未来のニーズを見通すことにより、大きな宝を手に入れることができる
・なぜなら、『今まで存在しなかった大きな顧客価値』の創出の実現が可能となるから
- 未来のニーズ予測は可能か?
・それに対する答えは、「できることは多い」である
・全ての結果には、原因がある。原因をある程度想定することは可能
・フランク・ナイトの「リスク」と「ナイトの不確実性」の存在
・丁寧な「自分達の経験と知識の活用」、「現状で得られる情報の収集」と「自分達の頭での思考」により、未来ニーズを想定する
- 未来のニーズ予測が適正にできなかった例
・旭化成のリチウムイオン電池
・丁寧な未来予測活動の欠落により、ソニーの後塵を拝す
2.未来のニーズ予測のフレームワーク
- 従来のPEST分析の問題点
・大山鳴動して鼠一匹
・対象事業領域固有なマクロ環境の無視が原因
- 自社事業領域を出発点とした「四段階の思考拡大法」
3.展開ステップ(1) 市場ニーズを広く発想
- 現状で市場ニーズを広く発想する
- 市場ニーズを広く発想するための2つの視点
・顧客価値拡大モデル
・妄想する
- 顧客価値拡大モデル
・意味的価値にも目を向ける
・VACESモデル
- 妄想する
妄想する2つの理由;
・よく考えると、そこには真実がある
・それ自体は真実ではないが、真実を連想できる
- 本ステップのタスク
タスク1:顧客の顧客の市場ニーズを広く発想/
タスク2:顧客の市場ニーズを広く発想
4.展開ステップ(2) 市場ニーズの背景にあるマクロ環境を広く抽出
-市場ニーズの背景にあるマクロ環境を広く抽出するための3つの視点:市場ニーズ創出要因別/ PESTE/マクロ環境認識事象別
・市場ニーズ創出要因別
◎市場ニーズ存在要因
◎人間・組織に本質的に存在する特質
◎マクロ環境の変化
・市場ニーズ拡大要因
◎ニーズ保有者の増大
◎ニーズの重大性の増大
◎ニーズの顕在化
・市場ニーズ充足要因
◎市場ニーズ充足阻害要因とその解消
-PESTE
・政治/経済/社会/技術/環境(PESTに環境「E」を追加)
・ PESTEはそれぞれが独立ではなく因果関係にある
・ PESTEと市場ニーズとの関係
◎最終消費者とサプライチェーン上の企業のバリューチェーンにも目を向ける
・政治(Policy)
◎政治のマクロ環境の例
◎政治の手段とその背景にある政治のドライバーの両方に目を向ける
◎網羅性の為に省庁の機能が参考に
・経済(Economy)
◎経済のマクロ環境の例
◎特に自社のバリューチェーンと広義の競争環境に目を向ける
・社会(Society)
◎社会のマクロ環境の例
◎2つの重要な視点:個人の置かれた状況・価値観と人口動態
・技術(Technology)
◎技術のマクロ環境の例
◎自分の専門外の分野の技術に広く目を向けることに意味がある
◎広く注目すべき技術分野としてHIMER
Human(人間)、IT(情報・通信)、Mobility(交通・運輸)、Environment(環境)、Robotics(自動化)
・環境(Environment)
◎環境のマクロ環境の例
- マクロ環境認識事象別
・既に存在し今後も継続
・現在発生の兆候が認識
・一定の確率で発生
・ものごとの本質
- 本ステップのタスク
タスク3:市場ニーズの背景のマクロ環境を抽出/タスク4:更なる関連マクロ環境の追加/タスク5:抽出マクロ環境の初期簡易調査/タスク6:対象マクロ環境の評価・選定/タスク7:選定マクロ環境の未来状況の想定/タスク8:自社が思い描く未来状況の主体的想定
5.展開ステップ(3) 主要マクロ環境が創出する市場ニーズを更に広く抽出
本ステップのタスク
タスク9:選定マクロ環境の構造化/タスク10:市場ニーズの拡大・構造化
MECE(だぶりなく、もれなく)の構造の活用
6.展開ステップ(4) 隣接可能性に基づく市場ニーズの更なる拡大
- 隣接可能性とは?
7.最後に
- マクロ環境分析のその他の極めて重要な意味
・市場洞察力の各段の向上がなされ、またその結果
未来予測の精度の向上
・テーマ創出力の向上やMECE発想の定着
【質疑応答】