1.ゴムの物理-ゴム弾性を理解する-
 1-1.ゴムの三次元網目構造と力学的性質
 1-2.ゴムにおける弾性力発生とエントロピーとの関係
 1-3.ゴム弾性と高分子鎖の形態変化および分子運動の関係
2.ゴムの架橋状態・構造を調べる-架橋点形成~変形・劣化-
 2-1.高分子の特性解析(キャラクタリゼーション)-分子特性と物質特性-
 2-2.ゴムの架橋状態・構造解析
   ・ゴムの架橋状態(反応)・構造の解析手法
   ・ゴムの架橋解析における量子ビームの応用
 2-3.ゴムの力学および劣化挙動解析-パルス法NMR(核磁気共鳴)の応用-
   ・NMR緩和と高分子の分子運動
   ・パルス法NMRの原理とゴムの分子運動性評価
   ・パルス法NMRを用いたゴムの劣化(熱酸化)解析-力学物性との対応づけ-
    1)主鎖切断反応型ゴムと架橋反応型ゴムの比較
    2)伸長下でのゴムの熱酸化挙動
3.動的架橋熱可塑性エラストマー(D-TPE)の高機能化技術-ナノフィラー複合化-
 3-1.ポリマーブレンドの相分離構造を利用したナノフィラーの分散制御手法
 3-2.ナノフィラー分散系樹脂/ゴムブレンドベースD-TPEの構造制御と力学物性
4.架橋ゴムのマテリアルリサイクル技術
 4-1.ゴムリサイクルの現状と技術動向
 4-2.選択的架橋切断によるゴム再生技術-高品質の元原料化-
 4-3.ゴム再生/動的架橋の組合せによる高機能化技術