プラスチック射出成形における成形不良の対策には,不良現象の本質を見極めることが重要であり,特にブラックボックス化された加熱シリンダ内での可塑化現象の理解が必要となります。
本セミナーでは可塑化工程に起因する成形不良との関係性について事例をもとに解説!
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
1. 射出成形の概要
1.1 射出成形とは
1.2 プラスチックの分類
1.3 射出成形機
(1) 型締・突出装置
(2) 可塑化・計量・射出装置
(3) 射出成形プロセス
2. 可塑化部品の役割と成形不良との関係
2.1 スクリュ
2.2 チェック3点
2.3 ノズル
2.4 可塑化部品の腐食摩耗の影響
3. 可塑化工程における不安定現象
3.1 シリンダ内での熱履歴
3.2 樹脂溶融に必要なエネルギー
3.3 設定温度と可塑化能力について
3.4 樹脂の熱量不足に伴うトラブルと成形不良について
4. 可塑化工程に起因する代表的な成形不良と対策
4.1 異物不良
(1) 異物分析事例と発生要因
(2) 樹脂置換の重要性
(3) 樹脂の劣化について
4.2 焼け・変色(劣化)不良
(1) 劣化要因について
(2) 樹脂の酸化劣化と対策
4.3 ガス不良
(1) 可塑化工程で発生するガスについて
(2) 発生要因と対策方法
(3) 樹脂乾燥の重要性
5. 樹脂材料の状態管理の重要性
5.1 成形不良に係る影響因子
5.2 樹脂流動性への影響
5.3 樹脂材料の粘度管理による成形不良対策
【質疑応答】