イオン伝導特性に優れる新規固体高分子電解質の開発

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セミナー概要
略称
電解質
セミナーNo.
cmc180409
開催日時
2018年04月25日(水) 13:30~16:30
主催
(株)シーエムシー・リサーチ
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  49,907円 (本体価格:45,370円)
会員:  45,834円 (本体価格:41,667円)
学生:  49,907円 (本体価格:45,370円)
価格関連備考
49,000円(税込)※ 資料代含
※会員価格は 45,000円(税込)
★【会員特典】2 名以上同時申込で申込者全員会員登録をしていただいた場合、2人目以降は会員価格の半額です。
講座の内容
習得できる知識
高分子物性・電気的性質、高分子電解質の基礎物性、蓄電池の基礎知識、固体電池など
趣旨
 これまでの電解質材料は、有機溶媒や無機系固体が主流である。固体高分子電解質(SPE)は、液体などの漏洩が無く、かつ高分子特有の柔軟性を活かすことができ、デバイスの軽量化や薄膜化につながるため、次世代イオニクス材料として近年注目されている。本講演では、SPEの基礎(高分子の構造、塩溶解メカニズム、イオン輸送現象、高次構造の影響など)を解説し、実用化に向けた問題点や今後の課題について述べる。さらにSPEに関連する最新研究動向についても紹介し、新規固体電解質材料としての応用の可能性について考察する。
プログラム
第1章:基礎編
 1.1 電解質材料とは
 1.2 電解質材料の分類(液体電解質と固体電解質)
 1.3 固体高分子電解質の本質的な特徴
 1.4 固体高分子電解質のはじまりと歴史
 1.5 固体高分子中における塩解離とイオン生成
 1.6 固体高分子中のイオン移動メカニズム
 1.7 固体高分子電解質の物性

第2章:材料編
 2.1 固体高分子電解質の基本構造
 2.2 固体高分子電解質の種類(バイイオン型・シングルイオン型)
 2.3 固体高分子電解質の基本物性
 2.4 固体高分子電解質の相図
 2.5 錯体結晶化と高次構造の形成
 2.6 高分子の開発動向1(ポリエーテル型)
 2.7 高分子の開発動向2(ゲル型)
 2.8 高分子の開発動向3(ブレンド型)
 2.9 高分子の開発動向4(コンポジット型)

第3章:測定・評価編
 3.1 イオン伝導度
  3.1.1 測定法(交流法と複素インピーダンス測定)
  3.1.2 測定用セルの構造
  3.1.3 測定システムの基本構成
  3.1.4 データ解析と結果の解釈
 3.2 イオン輸率
  3.2.1 測定法の種類
  3.2.2 測定システムの基本構成
  3.2.3 データ解析と結果の解釈
 3.3 その他の測定・評価

第4章:最新研究編(演者による研究を中心に)
 4.1 現状のまとめと課題
 4.2 最近の研究動向
 4.3 富永研究室の研究紹介
  4.3.1 二酸化炭素の応用(1) 溶媒利用によるイオン伝導度の改善
  4.3.2 二酸化炭素の応用(2) 原料利用による新規高分子の合成
  4.3.3 高分子/無機フィラー複合体の可能性
  4.3.4 固体ポリマー型Li電池の試作と充放電特性]
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