2018年10月03日(水)
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信頼性が高く耐久性が大きく強い接着・接合継手を設計することを目的とする人に対し、接着力発現の原理、接着剤および表面処理法の理論的選定法、異種材料の接着,樹脂射出一体成形法、レーザ接合法,化学反応法など最新の接合法について、強度および耐久性向上のメカニズムとともに解説します。
また、各種継手に発生する応力分布、変形、および破壊条件の解析法(CZM法を含む)、それに基づく強い接着構造の設計法、負荷応力の時間的分布と接着強度のばらつきに基づいたストレス-強度モデルによる継手の希望破壊確率を与える安全率の計算法、接着継手の劣化の主要原因である温度、湿度、機械的応力などのストレスと劣化速度との理論的関係およびそれに基づいた加速試験による寿命予測法について詳しく解説します。さらに、各種接着強度評価法はテキスト掲載のみですが、接着トラブルの原因別分類と対策(表)および具体的事例については概説し、最後にご質問に対し講師の45年間にわたる接着についての実務経験に基づき、ご回答いたします。
1.接着力発現の原理
2.各被着材に適した接着剤の選定法
3.接着剤の種類、特徴および最適接着剤の選定法
4.被着材に対する表面処理法の選定法
5.最新の異種材料接合法
6.射出成形および融着における接着力発現のメカニズム
7.接着継手形式および負荷外力の種類
8.各継手の応力分布および強度評価
9.最適接合部の設計
10.経年劣化(強度低下およびばらつき増加)による故障率の増加(ストレス―強度のモデル)
11.所定年数使用後の接着接合部に要求される故障確率確保に必要な安全率の計算法
12.接着接合部劣化の三大要因
13.アレニウスモデル推定法(温度条件)による耐久性加速試験および寿命
14.アイリングモデルおよびジューコフの式によるストレスおよび湿度負荷条件下の耐久性加速試験および寿命推定法
15.金属/接着界面の耐水安定性についての熱力学的検討
16.接着接合部の疲労試験方法および疲労試験結果
17.接着接合部のクリープ破壊強度およびクリープ試験方法
18.接着トラブルの原因別分類と対策
質問と回答(詳細は,後日文書にて)
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