拡散現象の基礎と応用

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セミナー概要
略称
拡散現象
セミナーNo.
cmc190503
開催日時
2019年05月14日(火) 13:30~16:30
主催
(株)シーエムシー・リサーチ
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
ちよだプラットフォームスクウェア ミーティングルーム B1F R005
価格
非会員:  48,888円 (本体価格:44,444円)
会員:  43,797円 (本体価格:39,815円)
学生:  48,888円 (本体価格:44,444円)
価格関連備考
48,000円(税込) ※ 資料代含
* メール登録者は 43,000円(税込)

★ 【メール会員特典】2名以上同時申込で申込者全員メール会員登録をしていただいた場合、2人目は無料です(1名価格で2名まで参加可能)。また、3名目以降は会員価格の半額です。
講座の内容
受講対象・レベル
 拡散現象に興味のある研究者、材料の伝熱プロセスに関わる技術者、電池技術、スマートウインドウやバリア膜に技術的な関心のある方
趣旨
 拡散現象を伴う現象は、工業製品およびその製造プロセスで重要な位置をしめています。たとえば、製品の熱処理における熱の拡散、リチウムイオン電池(LiB)の充放電における電解質中のイオン伝導、正・負極でのイオンの出入りなどがあります。
 また、エレクトロクロミック(EC)を用いたスマートウインドウは、充放電に伴う色変化を利用しており、リチウムイオン電池と同様な挙動を示します。近年、ディスプレイのフレキシブル化が望まれていますが、基材にプラスチックを用いる場合には、外気からの酸素や水蒸気ガスの浸入を防ぐために、バリア膜が用いられます。
 このように、拡散現象は重要な現象でありながら、異なる分野間で統一的に語られることが少ないので、本セミナーでは、拡散現象の基礎的な事柄を、数式を用いて詳しく説明し、技術者の方が、実際の場面で拡散現象に遭遇した場合に、比較的容易に解析できるように説明いたします。
プログラム
1. 拡散モデル
 1.1 いろいろな拡散現象
   熱拡散(伝熱) LiB(リチウムイオン電池)
   エレクトロクロミック(EC)マートウインドウバリア膜
 1.2 Fickの拡散方程式 拡散方程式の導き方
 1.3 拡散方程式の解き方 変数分離法 Laplace変換法 差分法

2. 熱拡散の問題(伝熱工学)
 2.1 半無限物体の非定常熱伝導
 2.2 有限物体の非定常熱伝導
 2.3 レーザーフラッシュ加熱応用:熱伝導率の測定

3. リチウム電池(LiB)
 3.1 基本構造
 3.2 充放電材料の電気化学的評価
  応用:拡散定数の測定法
 3.3 電解質でのイオン伝導
 3.4 正負極でのイオンの出し入れ
 3.5 LiBの将来像:固体化へ向けて

4. エレクトロクロミック(EC)スマートウインドウ
 4.1 基本的構造
 4.2 電解質でのイオン伝導
 4.3 EC膜でのイオンの出し入れ
 4.3 スマートウインドウの将来像

5. バリア膜
 5.1 各種バリア膜の要求性能
 5.2 ガス透過性
  ガス透過の基本理論 各種フイルムの酸素透過性、
  水蒸気透過性バリア性の評価法-各種規格、試験法
 5.3 バリア膜の応用
  有機EL用バリア膜
  包装用等
 5.4 バリア膜の将来像

6. まとめ
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