2021年01月12日(火)
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量子コンピュータの現状と将来に興味があり、量子コンピュータを専門としていない方々
現在の量子コンピュータの能力と量子アプリケーション。
2020年代、2030年代の量子コンピュータの設計と展望。
量子インターネット構築の意義と現状、将来の展望。
2020年現在、ゲート型量子コンピュータやアニーラのクラウド型サービスが複数展開されており、量子コンピュータ界隈は活況を呈しています。メディアには”スパコンの1億倍速い計算能力”や”絶対安全な量子暗号”といった言葉も散見されますが、どこまで本当なのでしょうか?
本セミナーでは量子コンピュータを専門としていない方に最前線の状況を知っていただくため、質疑応答を含む対話型の講座を予定しています。まずは量子コンピュータ上で運用される量子アルゴリズムについて、“基礎の基礎”から一緒に学びます。次に、未来の大規模量子コンピュータの理想像とともに、量子コンピュータの現状と二十年先までの展望について、出来るだけ丁寧にお話します。最後に、中国やEUなどで建設が進む量子インターネットとは何か?何故必要なのか?日本の現状は?といった最先端の話題について解説します。
1.量子コンピュータ基礎の基礎
(1)量子ビットと量子ゲート
a)古典ビットと量子ビット
b)量子もつれと重ね合わせ状態
(2)量子回路の作り方
a)複数の量子ビットで出来ること
b)測定を加えた簡単な量子計算モデルを考える
2.量子コンピュータの能力と現状
(1)量子計算はなぜ速い?
a)代表的な量子アルゴリズムについて
b)量子コンピュータは本当に1億倍速いの?
(2)量子コンピュータの理想と現状
a)最近話題のNISQデバイス、量子体積(QV)とは何ですか?
b)量子超越性が達成されたと聞きましたが・・
c)量子コンパイラなど最近の量子アプリケーション
d)耐故障万能量子コンピュータの作り方
e)2020年代の量子コンピュータと注目するべきニュース
f)2030年代の量子コンピュータとその後の展望
3.量子インターネット最前線
(1)量子インターネットとは何か?
a)なぜ量子情報を転送する必要があるのか
(2)量子インターネットの作り方
a)量子中継器ネットワーク
b)量子中継器ネットワーク
(3)2020年代の量子インターネット
a)世界の開発状況と日本の現状について
b)量子インターネットが直面する課題と最先端の話題
4.今日のまとめ