1. はじめに
1.1 展示会情報をもとに自動車の未来を考える
1.2 人や環境への配慮
塩素・臭素等のハロゲンフリー,
VOC(ボラタルオーガニックコンパウンズ)・
SVOC(セミボラタルオーガニックコンパウンズ)の低減,
臭いの低減,軽量化,アニマルフリー化(VEGAN)の状況を解説
2. エラストマーの種類
2.1 塩化ビニル系
2.2 オレフィン系
2.3 ウレタン系
2.4 スチレン系
2.5 エステル系
3. 自動車用エラストマー
3.1 自動車メーカー(OEM),部品メーカー(Tier1)の動向
3.2 内装表皮材メーカー(Tier2)の動向
3.3 インパネ・ドアトリム用エラストマー全体像
インモールドグレイニング(IMG)用TPO,
PUスプレー,パウダースラッシュ成形(SPM)等
3.4 インストルメントパネル・ドアトリム詳細
3.4.1 オレフィン系熱可塑性エラストマー
(TPO:Thermoplastic polyolefin)の増加
3.4.1.1 工程概要:配合 (安定剤処方等),
フィルム成形(押出成形,カレンダー成形),
表面活性化処理(コロナ,プラズマ)、
表面処理(表面処理剤と処理機の選定,水性化)
3.4.1.2 TPOへの電子線架橋技術
3.4.1.3 電子線架橋ポリプロピロピレン発泡体製造技術
3.4.1.4 電子線架橋エラストマー発泡体による
スコアレス化(エアバッグ開裂用溝加工無し)
3.4.2 ハンドラップ用イミテーションレザー
3.5 座席表皮(シートカバー)用エラストマー
3.5.1 本革:クロムの使用,臭い,重い,動物保護団体の圧力。
しかし化石由来炭素不使用
(カーボンニュートラル)のため増加傾向
3.5.2 塩ビレザー:カレンダー法,キャスティング法
3.5.3 ウレタン/塩ビ ハイブリッドレザー
3.5.4 ウレタンレザー
3.5.4.1 合成皮革 (スキン層有り)
3.5.4.1.1 溶剤タイプコーティング法:
下層ハイソリッドタイプによる溶剤低減
3.5.4.1.2 水性タイプコーティング法:発泡層の形成方法
3.5.4.1.3 ホットメルトコーティング法:発泡層の形成方法
3.5.4.2 人工皮革 (スキン層無し:スェード):
環境に優しいマイクロファイバー
3.5.4.3 熱可塑性ポリウレタン
(TPU:Thermoplastic polyurethane)レザー
3.5.5 新規レザーの動向:ポリエステルレザー,シリコーンレザー
3.6 座席用ウレタンフォーム代替え:
ポリエステルエラストマークッション体、
ウレタンエラストマー発泡ビーズ
3.7 未来感とエラストマー
:モーフィングスイッチ(Morphing switch)対応エラストマー
:ステルススイッチ(Stealth switch)や
ステルスボタン(Stealth button)とも言う。
スライドリングマテリアル(SLM)や熱可逆架橋ゴム
3.8 タイヤ用ゴム代替えエラストマー
3.9 ヘッドランプレンズ用シリコーンエラストマー
3.10 グラスランチャンネル・ウェザーストリップ用エラストマー
3.11 外装用エラストマー:バンバー等
4. 住宅用エラストマー
4.1 床材:塩化ビニルが主流
4.2 窓枠及びシーリング材
5. 医療用エラストマー
中国・ヨーロッパではスチレン系・シリコーン系エラストマーの増加
6. これから
CASE(Connected・Autonomous・Shared&Service・Electric)や
MaaS(マース:Mobility as a Service)の普及と
エラストマー:抗菌・抗ウイルス性の付与方法等
【質疑応答】
※ 適宜休憩が入ります。