バイオフィルムの形成機構と除去・形成防止対策技術【WEBセミナー】
〜 抗菌・抗ウィルスの視点も踏まえて 〜

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セミナー概要
略称
バイオフィルム【WEBセミナー】
セミナーNo.
cmc210503
開催日時
2021年05月12日(水) 10:30~16:30
主催
(株)シーエムシー・リサーチ
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
1名につき 49,500円(税込)※ 資料付

メール会員登録者は 44,000円(税込)
★【メール会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員がメール会員登録していただいた場合、1名あたりの参加費がメール会員価格の半額となります。
★ セミナーお申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
備考
・本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
・当日はリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
・お手元のPC等にカメラ、マイク等がなくてもご視聴いただけます。この場合、音声での質問はできませんが、チャット機能、Q&A機能はご利用いただけます。
・ただし、セミナー中の質問形式や講師との個別のやり取りは講師の判断によります。ご了承ください。
・「Zoom」についてはこちらをご参照ください。
講座の内容
受講対象・レベル
・バイオフィルムに興味がある方
・バイオフィルムや微生物付着にお困りの方
・バイオフィルムの除去、形成防止について知見を得たいと考えている方
・抗菌・抗ウィルスについて知見を得たいと考えている方
習得できる知識
・バイオフィルム形成における分子機構や物理化学的要因
・微生物・ウィルスの表面付着における分子機構や物理化学的要因
・微生物・ウィルスの防止・除去に向けた対策
・バイオフィルムの評価・解析方法
趣旨
 自然界において微生物は個々の細胞として生息しているだけではなく、固体表面に付着して、集団構造であるバイオフィルムを形成しています。バイオフィルムは水処理・食品分野で有効活用されている一方で、細菌感染や虫歯、金属腐食、膜の目詰まりなど弊害を及ぼしています。一旦細菌がバイオフィルムを作り出すとその除去が非常に困難であるため、その除去法、ならびに形成制御法が今日求められています。また、バイオフィルム形成の阻害・除去に有効な材料開発は、抗菌・抗ウィルスにも期待できます。
 本講演ではバイオフィルムの基礎的知見から最近の研究動向、さらにはその除去方法までを紹介します。
プログラム

1. 微生物・ウィルス付着の基礎
 1) 細菌とウィルス
   細菌とウィルスの表層構造
 2) バイオフィルムの特性
   バイオフィルムの種類、浮遊細菌とバイオフィルム細菌の違い
 3) バイオフィルムの構成成分
   タンパク質、DNA、多糖
 4) バイオフィルムの形成機構
   固体表面への付着、バイオフィルムの発達
 5) バイオフィルムにおける情報伝達
   クォラムセンシング、遺伝子伝播
 6) バイオフィルム内における細菌の薬剤耐性
   薬剤耐性遺伝子の発現、代謝の休止
  
2. 身の回りのバイオフィルム
 1) バイオフィルムの人体への影響
   日和見感染菌、口腔細菌
 2) 食品とバイオフィルム
   食品発酵、食品に付着する病原菌、食品腐敗細菌
 3) 水処理とバイオフィルム
   排水処理、微生物保持担体
 4) バイオフィルムによる金属腐食
   金属腐食を引き起こす細菌
 5) 生活環境におけるバイオフィルム
   浴槽に付着する細菌
  
3. 細菌やウィルスの除去とバイオフィルム形成防止・対策
 1) 物理学的方法
   物理的殺菌法、抗菌・抗ウィルスに向けた物質表面特性
 2) 化学的方法
   細菌・ウィルスに有効な消毒薬、バイオフィルム阻害剤
 3) 生物学的方法
   バイオフィルム形成を阻害する酵素、ファージ
  
4. バイオフィルムの評価・解析と研究アプローチ
 1) バイオフィルムの菌種同定法
   群集構造解析、クローンライブラリ、質量分析
 2) バイオフィルムの構成成分分析法
   細胞外マトリクスの分離
 3) バイオフィルムの形成・除去の評価
   バイオフィルム形成装置、定量法、染色法、観察方法
 4) バイオフィルムを形成する細菌の発現解析
   遺伝子発現解析、タンパク質発現解析
  
5. バイオフィルム研究の現在と展望


※ 適宜休憩が入ります。

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