1. 微生物・ウィルス付着の基礎
1) 細菌とウィルス
細菌とウィルスの表層構造
2) バイオフィルムの特性
バイオフィルムの種類、浮遊細菌とバイオフィルム細菌の違い
3) バイオフィルムの構成成分
タンパク質、DNA、多糖
4) バイオフィルムの形成機構
固体表面への付着、バイオフィルムの発達
5) バイオフィルムにおける情報伝達
クォラムセンシング、遺伝子伝播
6) バイオフィルム内における細菌の薬剤耐性
薬剤耐性遺伝子の発現、代謝の休止
2. 身の回りのバイオフィルム
1) バイオフィルムの人体への影響
日和見感染菌、口腔細菌
2) 食品とバイオフィルム
食品発酵、食品に付着する病原菌、食品腐敗細菌
3) 水処理とバイオフィルム
排水処理、微生物保持担体
4) バイオフィルムによる金属腐食
金属腐食を引き起こす細菌
5) 生活環境におけるバイオフィルム
浴槽に付着する細菌
3. 細菌やウィルスの除去とバイオフィルム形成防止・対策
1) 物理学的方法
物理的殺菌法、抗菌・抗ウィルスに向けた物質表面特性
2) 化学的方法
細菌・ウィルスに有効な消毒薬、バイオフィルム阻害剤
3) 生物学的方法
バイオフィルム形成を阻害する酵素、ファージ
4. バイオフィルムの評価・解析と研究アプローチ
1) バイオフィルムの菌種同定法
群集構造解析、クローンライブラリ、質量分析
2) バイオフィルムの構成成分分析法
細胞外マトリクスの分離
3) バイオフィルムの形成・除去の評価
バイオフィルム形成装置、定量法、染色法、観察方法
4) バイオフィルムを形成する細菌の発現解析
遺伝子発現解析、タンパク質発現解析
5. バイオフィルム研究の現在と展望
※ 適宜休憩が入ります。