塗布乾燥膜の基礎メカニズムと
濡れ・付着・密着トラブル対策【WEBセミナー】

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セミナー概要
略称
塗布膜【WEBセミナー】
セミナーNo.
cmc210605
開催日時
2021年06月04日(金) 10:30~16:30
主催
(株)シーエムシー・リサーチ
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
1名につき 55,000円(税込)※ 資料付

メール会員登録者は 49,500円(税込)
★【メール会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員がメール会員登録していただいた場合、1名あたりの参加費がメール会員価格の半額となります。
★ セミナーお申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
備考
・本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
・当日はリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
・お手元のPC等にカメラ、マイク等がなくてもご視聴いただけます。この場合、音声での質問はできませんが、チャット機能、Q&A機能はご利用いただけます。
・ただし、セミナー中の質問形式や講師との個別のやり取りは講師の判断によります。ご了承ください。
・「Zoom」についてはこちらをご参照ください。
講座の内容
受講対象・レベル
コーティング剤、コーティング業務、コーティング装置、計測分野等に関わる技術者を対象にしています。実務レベルのセミナー内容ですが、初心者の方にも分かりやすく説明します。
習得できる知識
塗布乾燥に関わる基礎学問の習得、塗工液から乾燥までの一連のコーティングプロセスの習得、コーティングに関するトラブルへの対応能力
趣旨
 近年、塗布膜のコーティング・乾燥プロセスは、処理能力の高さ、低コスト性などの観点から、5G 対応、IoT、エレクトロニクス、自動車、電池、化成品等の産業分野において、主要な製造技術として用いられています。プロセスの高品位化および高速化は、生産効率の向上やコスト削減には不可欠な課題でとなっています。本講座では、表面エネルギー等の塗布乾燥の基礎に基づき、プロセスの本質を理解することで高品位化・高速化を考察することを目的とし、乾燥ムラなどの塗布乾燥におけるトラブルを解決する能力を養えます。また、研究開発・トラブルフォローといった実務上での取り組み方について、豊富な実例を交えて解説します。本講座を通じて、初心者にも分かりやすく、基礎から学んでいただけます。また、受講者が抱えている日々のトラブル相談にも応じます。
プログラム

1.塗布膜形成の基礎(基本原理を理解する)
 ・コーティング技術と産業(5G対応、IoT,エレクトロニクス、自動車、電池、化成品等)
 ・塗工液から塗布膜へ(液体から固体(膜)への変化とは) /塗布膜の乾燥(残留溶剤が膜の品質を決める)
 ・表面張力、動粘性、溶解性パラメータ、共沸点(塗工液の最適化)
 ・塗膜の応力歪み(S-S曲線、降伏点、結晶化、熱歪み)
  
2.塗工液の濡れ制御(濡れの不確定要素を見極める)
 ・濡れのピンニング性とは(濡れトラブルの主要因)
 ・基板材質の差による濡れ(Cassieの式を使いこなす)
 ・基板の凹凸による濡れ(Wenzelの式を使いこなす)
 ・時間変化による濡れ(Newmanの式を使いこなす)
 ・疎水化と親水化(シランカップリング処理と酸素プラズマ処理)
 ・表面エネルギーと濡れ性(エネルギーで塗布現象を表す)
 ・ドライ中の濡れ・付着を解析する(Young-Dupreの式を使いこな
す)
 ・ウェット中の付着/浸透性を解析する(拡張係数S,洗浄、気泡除去)
 ・機能性付与とは(防曇、防汚、防錆、ワイピング、帯電防止)
  
3.各種コーティング法の原理とコントロールポイント
 ・ロールコーティングの基礎(塗膜内圧力分布と欠陥発生)
 ・ダイ・コンマ・マイクログラビアコーティング(高精度化のポイント)
 ・スピン、スリット、ディップ、バーコート、スプレー、インクジェット、ナノ粒子ペースト
 ・シミュレーション技術(ノズル塗布、スピンコート、平坦性、ピンホール応力)
  
4.塗膜の乾燥メカニズムと高品質化(乾燥のツボを抑える)
 ・濃度差拡散(塗膜内の溶剤移動を支配する)
 ・蒸気圧(乾燥を促進する環境設定)
 ・ラプラス力制御(塗膜の凝集性の発現)
 ・乾燥装置の最適化の要因(乾燥速度、乾燥限界とは)
 ・加熱乾燥、赤外線乾燥(比熱、熱容量、熱伝導)
 ・塗膜の乾燥・凝集性の深さ分布(DPAT法、表面硬化層)
  
5.トラブル対策(発生原因を特定し解決 ・防止策を見極める)
 ・ピンホールの抑制方法(はじき、拡張濡れ法)
 ・乾燥ムラの発生メカニズム(色むら/端面盛り上がり)
 ・顔料の偏析機構(カラーフィルター対策)
 ・膜剥離の防止法(膨れ・ガス発生)
 ・クラックの抑制(多層膜の応力ミスマッチ)
 ・環境応力亀裂(ソルダーレジストの白化)
 ・フラクタル粘性指状(VF)変形(接着剤の塗工不良)
 ・微粒子の分散乾燥メカニズム(ウォータマークの形成)
 ・テープの粘着性と剥離機構(応力集中と緩和機構)
  
6.参考資料
 ・塗膜トラブルQ&A事例集(トラブルの最短解決ノウハウ)
 ・表面エネルギーによる濡れ・付着性解析(測定方法)
  
7.質疑応答
 日頃の開発・トラブル相談に個別に応じます

※ 適宜休憩が入ります。

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