講演 1.マイクロリアクターによるフラスコでは達成不可能な合成化学 9:30~12:40
≪プログラム≫
1. フラスコでは不可能なフローマイクロリアクターを用いた合成化学
1.1 空間サイズと反応場
1.2 バッチ型リアクターとフロー型リアクター
1.3 フローマイクロリアクターの特長および活用の仕方について
1.3.1 高速反応
1.3.2. 発熱反応
1.3.3 不安定中間体(生成物)を経由する反応
1.3.4 器壁表面を利用する反応
1.3.5 界面を利用する反応
1.3.6 多段階の分子変換反応
2. マイクロリアクターを用いた高速合成化学
2.1 高速合成化学の意義
2.2 高速反応の制御
2.3 合成の高速化
2.4 反応最適化の高速化
2.5 反応探索の高速化
2.6 生産の高速化
2.7 自動化、AI活用について
3. 今後の展開について
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講演 2.マイクロ化学プロセスの設計と制御・運転管理 13:30~16:40
≪プログラム≫
1. マイクロ化による特徴と移動現象(流動,拡散,伝熱)
2. 実験用プラント設計例(トラブル事例とその対策)
3. プロセス設計
3.1 プラントの基本構造
3.2 物質収支に基づく概略設計(例題付)
3.3 バッチ,連続,マイクロの選択
4. 装置設計
4.1 流体シミュレーション(CFD)の基礎,利用において気をつけたい点
4.2 CFDによる特性解析事例(各種混合,電解合成,触媒表面反応,蒸留)
4.3 CFDによる最適設計事例(形状最適化を中心に)
4.4 3Dプリンタを用いた装置作製
5. プロセス制御・モニタリング
5.1 ナンバリングアップ(流路・装置の並列化)
5.2 流体分配制御と閉塞検出
5.3 二相スラグ流の生成制御とモニタリング
5.4 触媒粒子充填式リアクタの流動様式推定
6. データサイエンス技術を活用した反応自動制御・速度解析
6.1 速度解析-モデル識別とモデルパラメータ推定-
6.2 ベイズの定理を用いた実験条件逐次最適化(MBDoE)
6.3 MBDoEによるイオン液体合成反応速度解析
6.4 機械学習を活用した気固触媒反応速度解析
7. まとめ
7.1 マイクロ化学プロセス開発の現状と課題
7.2 最近の取り組み