第1部 配電事業の免許制がもたらす業界インパクト
<講演の趣旨>
配電ライセンス制、これは、電力システム改革の大本命であり、カーボンニュートラル社会まで実現します。その布石となるのが、地域マイクログリッド事業。大手電力にとって離島や過疎が進む地方部など、世帯密集度の低いエリアの配電設備の更新投資は負担が大きい。地域の企業に配電設備の所有、維持管理を委ね、地域で再エネやコージェネレーションなどの分散電源を導入しマイクログリッドを構築すれば、自然災害時の停電リスクを軽減できるだけでなく、地方企業にとっての新たなビジネスになります。最新の現場事例をアップデートします。地方の価値が大きく変化するとき、電力システムも大きく変わります。
<プログラム>
1.電力業界の今
2.電力ビジネス過去と未来
3.マイクログリッド導入メリット
4.マイクログリッドの課題
5.配電の免許制アップデート
6.ライセンサーになる会社は?
7.ライセンサーになる会社は?
8.どうすればライセンサーになれるのか?
9.地域マイクログリッド構築事業、経営の勘所
10.地域マイクログリッドマスタープランの進め方
11.事業用大型蓄電池のビジネスチャンスは?
12.佐渡島や宮古島他、現場で起こっていること
13.質疑応答/名刺交換
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第2部 大容量蓄電池NAS電池の適用事例
<講演の趣旨>
大容量エネルギーを貯蔵するNAS電池は需要家にピーク電力低減や非常用電源として多く使用されてきた。最近は再生可能エネルギーの増加に伴い、その出力変動の補間や余剰電力の貯蔵やマイクログリッドにおける需給調整などに期待が高まっている。本講演では、NAS電池の概要、使用事例、経済性を高めるためのマルチユースの提案、太陽光とNAS電池を含む小規模モデルでのシミュレーションによるCO2削減効果を紹介する。
<プログラム>
1.NAS電池の概要
2.適用事例
・運用実績
・ピークカット+非常用電源
・離島
・太陽光 余剰電力吸収
3.大容量蓄電池を有効に活用すマルチユースの提案
4.小規模モデルシミュレーションでのCO2削減効果
5.質疑応答/名刺交換