吸着分離の基礎から、吸着特性の評価・最適な吸着材の選定、装置設計のポイント、吸着分離の応用分野やその技術、吸着材の効果的な再生技術までの知識が得られます。

吸着分離の基礎と用途・目的に合わせた吸着材選定・吸着分離装置設計
~応用技術/効率的な吸着材再生によるコスト低減~

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セミナー概要
略称
吸着分離
セミナーNo.
st140418
開催日時
2014年04月25日(金) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 4階 研修室
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円

【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり24,300円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  ※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
  ※他の割引は併用できません。
特典
資料・昼食付
講座の内容
受講対象・レベル
吸着材の利用及び関連する装置(プラント)・製品・商品を扱われているエンジニア、研究開発従事者の方。吸着操作に興味をもっていらっしゃる方。
専門知識は特に必要ありません。
習得できる知識
・吸着分離の基礎
・吸着特性の評価と吸着材選定
・吸着分離装置設計のポイント
・吸着分離の利用技術
・吸着材の効果的な再生技術
趣旨
吸着分離は,排ガス中の希薄な溶剤蒸気,有害成分の回収・除去,炭化水素の分離,脱湿,大気浄化,諸工業における液相精製,排水処理,浄水処理など多方面で用いられてきた。
吸着分離の基礎として,吸着の原理,吸着相互作用,吸着平衡,吸着速度と拡散の考え方を解説し,吸着平衡と吸着速度のどちらが重要なのかを提示する。
次に,吸着材の性質・構造と吸着特性の関係を説明し,用途に合った吸着材の選定法を紹介する。
目的に合った吸着分離装置の設計のために,固定層吸着装置,回分吸着装置,移動層吸着装置,擬似移動層吸着装置,流動層吸着装置,脱着装置,吸着材の再生装置の設計のポイントを解説する。
また,吸着分離の利用技術として,水質浄化と大気浄化に分類して講述し,吸着材の効率的な再生とコスト低減策を述べる。講演の最後には吸着操作のトラブルシューティングに関する質問を受け付ける。
プログラム
1.吸着分離の基礎
 1.1 吸着の原理
 1.2 吸着相互作用
   ① 各種吸着相互作用
   ② 液体吸着における相互作用
   ③ 気体吸着における相互作用
 1.3 吸着平衡
   ① 吸着量の測定と吸着平衡
   ② 吸着等温線の分類
   ③ 吸着平衡データ解析の考え方
   ④ 吸着熱と吸着平衡の温度変化
 1.4 吸着速度と拡散の考え方
   ① 多孔性固体における物質移動
   ② 境膜での拡散と粒子内拡散
   ③ 線形推進力近似
 1.5 吸着平衡と吸着速度のどちらが重要なのか
2.用途に合った吸着材の選定
  2.1 吸着材の性質と分類
  2.2 吸着材の密度と空隙率(気孔率)
  2.3 吸着材の比表面積
  2.4 細孔の形状・分布と細孔容積
  2.5 吸着特性の指標と支配因子
  2.6 表面特性と細孔特性を考慮した選定
3.吸着分離装置設計のポイント(目的・状況に合った吸着設計)
 3.1 回分吸着装置の設計
   ① 回分吸着の特徴
   ② 回分吸着装置の設計
 3.2 固定層吸着装置の設計
   ① 固定層吸着の特徴
   ② 破過曲線とは
   ③ 固定層における吸着速度論
   ④ 近似計算
   ⑤ 破過時間と破過曲線の計算
 3.3 移動層吸着装置・擬似移動層吸着装置の設計
   ① 移動層吸着装置・擬似移動層吸着装置の特徴
   ② 装置設計のポイント
 3.4 流動層吸着装置の設計
   ① 流動層休吸着装置の特徴
   ② 流動層吸着装置設計のポイント
 3.5 脱着装置の設計
 3.6 再生装置の設計
4.吸着分離の利用技術(留意点からトラブル対策まで)
 4.1水質浄化への利用法
   ① 吸着材の必要条件
   ② 浄水処理への利用
   ③ 排水処理への利用
 4.2大気浄化への利用法
   ① 排ガス処理
   ② 溶剤回収
   ③ 悪臭除去
5.吸着材の効率的な再生とコスト低減策
 5.1 吸着材の脱着・再生法の特徴とその比較
   ① 減圧再生(PSA操作)
   ② 加熱再生(TSA操作)
   ③ 水蒸気脱着
   ④ 薬液再生(溶媒再生,酸・アルカリ再生)
   ⑤ 生物再生
 5.2 再生による吸着材の変化と吸着効率低下の防止策
 5.3 効率の良い再生によるコスト低減策
6.吸着操作のトラブルシューティング
 □ 質疑応答 □
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