バックグラウンドの理解、応用に当たっては具体策、またその使用限界はどこにあるのか
溶解性、相溶性、接着性・・・・高分子分野で溶解パラメータはどこまで使えるのか

SP値(溶解パラメータ)の基礎と高分子材料の開発、評価への活用法

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セミナー概要
略称
高分子SP値
セミナーNo.
st150515
開催日時
2015年05月29日(金) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
48,600円 ( 会員受講料 46,170円 )
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※他の割引は併用できません。
備考
資料・昼食付
講座の内容
趣旨
 高分子材料の相溶性や溶解性は高分子材料をいろいろな用途に用いるときあるいは開発するときには極めて重要である。ただ、溶液論的な観点からの説明は式が多く、またいろいろな研究者によって、非常に複雑な表現になったりして、それらを専門にかかわっていない者にとっては解りにくい。
 無論SP値は有機低分子化合物で導かれた溶液論の一部であるが、そのバックグラウンドを理解した上で、応用に当たっては具体的にはどうしたらよいか、また、その使用限界はどこにあるのか詳しく述べたい。SP値は元々Hildebrand(米国)によって提案されたものであるが、Hansen(ドイツ)が後年独自のSP値の提案を行っている。両者の値は別個の提案であるので、意味合いが異なる。また、高分子材料の溶解性を論ずるのに、これらとは別の考え方を持つFlory(米国)によるχ(カイ)パラメータの提案がある。これら三者の提案はそれぞれ特徴を持っていて、実用に当たってはメリット・デメリットがある。これらの事について演者なりの解説と見解を述べたい。
プログラム
1.熱力学的に見た溶液の種類
 1.1 理想溶液
 1.2 正則溶液
 1.3 高分子溶液

2.高分子の溶解性
 2.1 長い分子鎖の存在
 2.2 固体と液体の系(結晶性高分子)
 2.3 立体規則性の影響

3.溶解パラメータ
 3.1 溶解パラメータの定義
 3.2 低分子での溶解パラメータ
 3.3 高分子での溶解パラメータ
 3.4 共重合体の溶解パラメータ
 3.5 Hansenの溶解パラメータ
 3.6 非結晶性高分子の溶解
  3.6.1 ポリスチレンとトルエン
  3.6.2 ポリスチレンとキシレン
  3.6.3 ポリカーボネートと酢酸エチル
 3.7 溶解のエントロピーとエンタルピー
 3.8 結晶性高分子の溶解
  3.8.1 ポリエチレンとトルエン、キシレン
 3.9 溶解パラメータの適用限界

4.高分子の溶解パラメータの求め方
 4.1 溶媒による溶解度試験
 4.2 引力定数による方法
 4.3 膨潤試験
 4.4 溶媒雰囲気下の引張試験
 4.5 その他の方法

5.溶解パラメータの利用
 5.1 溶媒の選択
 5.2 膨潤溶媒の選択
 5.3 接着剤の選択
 5.4 ポリマーアロイの製造

  □質疑応答・名刺交換□
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