~表面処理や殺菌、医療、環境分野への応用展開~

大気圧プラズマの基礎と産業応用
用途広がる大気圧プラズマ
その基礎から表面処理、環境浄化、医療分野等への応用技術まで徹底解説

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セミナー概要
略称
大気圧プラズマ
セミナーNo.
st180124
開催日時
2018年01月31日(水) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  52,250円 (本体価格:47,500円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
54,000円 (会員受講料 51,300円)
定価:本体50,000円+税4,000円
会員:本体47,500円+税3,800円
【複数名同時申込特典】
2017年12月以降のお申込みは、上記受講料 より (同一法人に限ります)
2名で参加の場合1名につき7,560円割引
3名以上で参加の場合1名につき10,800円割引
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
プログラム

第1部  [10:30~14:20]
「大気圧プラズマの基礎と産業応用」  

​ 大気圧プラズマは真空容器や排気設備を必要とせず、また高密度な活性種を生成できるため、産業応用には大変多くのメリットがあります。このため、材料表面の親水化処理、接着性の向上、クリーニング等の分野で急速に利用され始めています。しかし、大気圧プラズマの発生や利用法についてはブラックボックス的な部分が多いため、利用へのしきいが高いのも事実です。そこで本講演では、大気圧プラズマの物理をわかりやすく解説するとともに、最新の大気圧プラズマ装置の現状と、医療・農業・分析等への応用例をご紹介します。


1.大気圧プラズマの基礎
 1.1 教科書に書かれているプラズマ
 1.2 なぜ大気圧プラズマ?
 1.3 様々な大気圧プラズマの生成法
 
2.大気圧プラズマの基礎特性
 2.1 プラズマ中では何が起こっているか
 2.2 大気圧プラズマの特性
 2.3 大気圧プラズマの温度・密度
 2.4 大気圧プラズマの計測
 
3.大気圧高温プラズマとその応用
 3.1 大気圧高純度マルチガスプラズマ
 3.2 地球温暖化ガスの分解
 3.3 高速半導体プロセシング
 3.4 安価な高温プラズマジェット装置
 
4.新しい大気圧低温プラズマ
 4.1 さわれるプラズマとは?
 4.2 マルチガス化の必要性
 4.3 マルチガスプラズマジェット
 4.4 リニア型ダメージフリープラズマ
 4.5 マルチガスコロナ
 4.6 温度を精密に制御できるプラズマ
 4.7 金属の3Dプリンタで製作したプラズマ装置
 
5.大気圧低温プラズマの応用例
 5.1 表面処理応用
 5.2 分析応用
 5.3 医療応用
 5.4 農業応用
 
6.質疑応答

第2部 [14:30~16:30]
大気圧プラズマの環境浄化および表面処理への応用

 本講演では、はじめに大気圧プラズマの発生方法と発生メカニズムの基礎について実例をあげ、わかりやすく解説します。次に講師が開発した大気圧プラズマ複合処理技術の基礎と応用例を、分野の最新動向を交えながらわかりやすく解説します。例として環境浄化と表面処理への応用例を取り上げます。具体的には、ディーゼルエンジン排ガス処理、工業用ボイラー排ガス処理、水中プラズマによる水浄化廃水処理、揮発性有機化合物(VOC)分解処理、空気清浄装置、フッ素樹脂フィルムの接着性向上技術、ガラス表面およびポリマー表面の恒久的処理技術などを選択して解説し、受講後、類似の開発を直ちに始めることができるような具体的情報を提供します。なお、研究途上の技術については実用化に向けた技術的課題、今後の見通しを述べます

1.大気圧プラズマの発生方法と発生メカニズムの基礎
 1.1 大気圧プラズマと発生法
 1.2 オゾン発生装置
 1.3 沿面放電方式
 1.4 パックドベットプラズマリアクタ
 1.5 プラズマジェット電極
 1.6 プラズマ装置と電子回路
 1.7 表面処理装置の例

2.ディーゼルエンジン排気のPM,NOx同時除去
 2.1 ディーゼルPM除去装置
 2.2 PMの低温燃焼浄化
 2.3 NOxの還元浄化
 2.4 船舶ディーゼルNOx除去の経時変化

3.工業用ボイラー排ガス処理
 3.1 プラズマケミカルハイブリッド法
 3.2 プラントの概略
 3.3 NOx処理性能試験結果

4.水中気液界面プラズマによる廃水処理
 4.1 プラズマ発生の原理と装置詳細
 4.2 電極による放電状態の違い
 4.3 代表的OHラジカル発生法比較
 4.4 各種計測・試験の結果とまとめ

5.低温プラズマ複合処理によるVOC(揮発性有機化合物)分解技術
 5.1 プラズマ発生の原理と装置詳細
 5.2 プラズマ脱着を用いたVOC処理技術
 5.3 非熱プラズマ発生時の放電写真
 5.4 各種計測・試験の結果とまとめ

6.プラズマ空気清浄システム
 6.1 プラズマ脱臭の原理
 6.2 空気清浄機の構造と結果
 6.3 プラズマ空気清浄のデモンストレーション
 6.4 各種計測・試験の結果とまとめ

7.大気圧プラズマ複合プロセスによるフッ素樹脂フィルムの接着性向上技術
 7.1 大気圧プラズマグラフト重合処理装置
 7.2 フッ素樹脂フィルム処理の実験装置と実験条件
 7.3 接着性評価結果
 7.4 テフロン表面へのめっきについて(プラズマ複合めっき処理)
 7.5 A4コロナ表面処理のデモンストレーション

8.大気圧プラズマ複合プロセスによるガラス表面およびポリマー表面の恒久的処理技術
 8.1 自動車のフロントガラスやサイドミラーの水滴除去
 8.2 プラズマのみを照射した場合(親水性向上)
 8.3 プラズマ・ケミカル複合プロセスによる恒久的はっ水処理
 8.4 樹脂フィルムとガラスの接着
 8.5 フッ素樹脂フィルム上有機EL膜の発光特性

9.質疑応答・試作サンプル回覧

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