「気持ち良いハンドリングの仕組み」とは?
自動車の操縦安定性に関わる理論と性能設計・評価について分かりやすく解説します。

≪動画解説付≫自動車の操縦安定性における基礎理論と快適性向上に向けた評価・設計技術

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セミナー概要
略称
自動車の操縦安定性
セミナーNo.
st180521
開催日時
2018年05月28日(月) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 4F 研修室
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
【2名同時申込みで1名分無料キャンペーン!(1名あたり定価半額の24,300円)】
 ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
 ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
 ※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
  (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
 ※他の割引は併用できません。
備考
※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
受講対象・レベル
・操縦安定性にかかわるあらゆるエンジニア(自動車メーカー・サプライヤ)
・操縦安定性の企画に携わるエンジニア
・操縦安定性に係るマネージャー
受講に必要な知識は高校の数学レベルです。
習得できる知識
・ドライバが感じる車両の動きとその評価指標
・ドライバの表現する車両運動を力学現象として解釈するための知識
趣旨
 自動車の操縦性は,多数の性能項目から構成されるとともに,「ハンドリングの気持ちよさ」の領域で競合しています.ハンドリングの気持ち良さは,「腰で感じる車両の動き」「手で感じるハンドルからの力」「手で感じるハンドルの動き」「目で感じる車体の傾き」に大別されます.したがって,気持ち良いハンドリングを実現するためには,これらの感覚の基になる車両運動理論を基にドライバのコメントを読み解く必要があります。
 そこで本セミナーでは,それらの車両運動理論をなるべく平易に語ります.さらに,ドライバのコメントを読み解くために,評価中のドライバのコメント動画について解説いたします.また,ハンドリングの気持ち良さ以外の基礎的な操縦安定性についてもお話しします。
 受講に必要な学力は,高校+αの力学と数学ですので,気楽に受講できるかと存じます。
プログラム
1.車両のモデル化
 1.1 他車比較可能な表記法~ヨー慣性半径係数とコーナリング係数~
 1.2 注意を要する操舵系弾性
 
2.腰で感じる後輪の横力発生(グリップ感)
 2.1 前後輪の軌跡とヨー進み時定数モード
 2.2 横加速度
 
3.手で感じるハンドルからの力
 3.1 後輪の横力発生が操舵反トルクに現れるしくみ
 3.2 ハンドル操作感の評価指標群
 
4.手で感じるハンドルの動き
 4.1 動きの気持ち良さを表す操舵系の固有振動数と減衰比
 4.2 力で操舵したときの不安定現象とそのモード

5.目で感じる車体の傾き
 5.1 ロールの大きさ
 5.2 旋回時のピッチング
 5.3 ピッチングによる錯覚
 
6.スポーツ走行性能
 6.1 加減速時の旋回限界
 6.2 FF,FR,RR(MR)の特徴と車両企画
 6.3 定常円旋回性能:尻流れ感(車体の横滑り)
 6.4 舵角の大小(アンダーステア・オーバーステア・ギヤ比)
 
7.動的応答の基礎
 7.1 ヨー共振周波数
 7.2 ヨー共振モード
 
8.限界性能の基礎
 8.1 スピン(オーバー)とプラウ(アンダー)
 8.2 スラローム時の限界(尻振りモード)
 8.3 耐転覆性能
 
9.タックイン/旋回制動
 9.1 減速によるヨーモーメント
 9.2 減速によるコーナリング係数変化
 9.3 減速による旋回半径変化
 
10.外乱安定性
 10.1 車両流れ
 10.2 轍路安定性
 
11.性能設計
 11.1 上記性能と設計諸元の関係
 11.2 諸性能の両立法
 11.3 設計変数の決定順序

 □質疑応答・名刺交換□
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